ストV・エドありがとうな雑記
細かい不満はありつつ、しかし持ってるものが(俺にとっては)デカすぎて最後まで離れられませんでした。というわけでエドはいいぞという話をします。Vスキルは基本的に2(サイコスウィング)、トリガーはどっちでもいいですがお手軽なのは2(アンカーブースト)だと思います。なお、コガトはプラダイルーパーなのでそれより上の話はわかりません!
ワンボタン対空が強い
何はともあれ対空ができないと話にならないのがストVです。コガトの反応速度では昇竜対空は間に合わないので、ワンボタンで対空できるキャラであることがキャラ選択における最初の基準になりました。
エドのメイン対空技であるサイコライジングは、ダメージが高い(ゲージを使えばさらに上乗せ)・攻撃範囲が広い(生半可な軌道変化技はそのまま蹴っ飛ばす)・ラインが上がる・起き攻めもついてくるといった感じで、ワンボタン対空技としては破格の性能をしています。何故か3Fから弾無敵がつくので、斬空にも負けない(相打ちになることは多い)のやべえでしょ。
距離が近めの飛びに対して出すと潜ってしまって当たらないのが欠点ですが、そういう場面ではしゃがみVスキル2のサイコスマッシュが対空技として機能します。Vスキルなので当てればVゲージが増えるうえ、さらにサイコフリッカーで追撃できるのでダメージも十分。ラインもかなり上がります。ぶっちゃけ対空に悩むことはないキャラと言えるでしょう。
弾抜けに困らない
ストVには全部で45キャラもいるとはいえ、ランクマッチで当たることが多いのはやはり胴着系です。特にダイヤ未満のグレードでは、主人公格のリュウはもちろん、カゲやゴウキもかなり多い印象があります。胴着と言えばもちろん波動ということで、弾への対処方法を備えていることが快適なランクマッチ生活を送るためのもう一つのカギとなります。
エドのVスキル2・サイコスウィングは、5Fから弾無敵のある突進技です。リターンはそこそこですが(と言ってもダウンは取れるしVゲージも増える)、ノーゲージ・ワンボタンでいつでも弾抜け技を出せるのはこれまた破格と言えるでしょう。
ゲージが必要となりますが、EXサイコアッパーも弾抜けに使いやすい技です。こちらは当然1F完全無敵ですから、リュウ波動やソニブーのような発生の速い弾に対しても見てから抜けることが可能です。ヒット後は起き攻めがついてくるのもポイント(ヒット後ステステでその場起きに対して+2)。
また、砲台モードに入った相手に有効なのがVリバーサルです。エドのVリバは相手との位置を入れ替える移動系なので、中間距離での波動→波動あるいは中足→波動といった連携に対して、初段ガード後ディレイ気味にVリバすると、二段目の弾を避けながら相手に接近し確定を取ることができます。様子見されるリスクはありますが、決まるとめちゃくちゃ気持ちいいです。最初にトリガーはどっちでもいいと言ったのは、エドはVリバにゲージを回すことが多いという意味もあります。
突進系に対処しやすい
また、本田・バイソン・ベガといった、初心者泣かせの突進技を主軸とするキャラへの対処がしやすいのも加点ポイントです。というのは、これらのキャラの突進技をガードしても、先端だと他のキャラは間合いが遠くて反撃が届かないため、黙って削られ続けるしかないんですが、エドはサイコフリッカーで殴り返すことができます。といっても突進技ガードの-4に対してフリッカーは発生6なので、確定が取れるわけではないんですが、お互いに削り削られ痛み分けにできるのはかなり大きいですし、その上でこちらはフリッカーを出さずに別の攻めを仕掛けるというオプションも取れる、つまり展開の主導権がこちらにくるわけです。突進技は撃たせてガードすればよいという思考になると、かなり余裕をもって立ち回ることができます。
さあ、地上戦だ?
飛びは落とせる、弾は抜けられるとなれば、戦いは当然地上での差し合いとなります。なりますが……正直エドの地上戦はそこまで強くありません。しかし仕方がないのです! 他のキャラでは、適当な飛び・適当な弾・適当な突進にゲームを破壊されてしまい、ここまで到達することもできませんでした。それに、やりようがないわけではありません。
エドには、サイコナックル(溜め立ち強P)という相手との位置を入れ替える技があります。ガードされると投げ間合い内で-2を背負いますが、メリットがデカすぎるのでこれくらいは許容範囲でしょう。この技があるおかげで、エドは下がりながら相手の様子を窺うという戦法を取ることができます。端に到達したらサイコナックルを使って位置を入れ替え(もちろんVリバーサルを使っても構いません)、また下がりながら様子を窺います。サイコナックルは、Vシフトや後ろ飛びを合わされると痛い反撃をもらうものの、判定が強く突進力があるので正面から潰すのは難しく、溜めなしや微溜めの立ち強Pも織り交ぜれば、簡単に返せる技ではありません。また、トリガー2(アンカーブースト)が発動可能な状態なら、Vシフトで取られてもトリガーを発動して反撃を回避することができます。さらに、サイコナックルはヒットすると膝崩れ状態を誘発しますので、もし当たると大ダメージを奪った上に画面端で起き攻めできるというとんでもない状況になります。相手にしてみれば相当めんどくさいでしょう。
攻めに転じるときは、下手に技を置くより前ステでぶっこむのがおすすめです。エドの前ステは全体16Fと素早く、前進距離が非常に長いのが特徴で、全キャラ中最強クラスの前ステだと思います。なぜ前ステがおすすめかというと、むしろ技を振るよりリスクが少ないからです。相手に先に技を置かれていてもカウンターはしませんし、空振りを差し返されることもなく、飛びと噛み合っても潜って仕切り直しになるだけで済みます。突進技感覚で前ステ投げ、前ステ打撃を仕掛けていきましょう。
起き攻めもストレスフリー
ストVで最もストレスフルな瞬間が、相手のリバサ暴れを食らったときです。暴れてくるのがわかっているのに、その場起きと後ろ起きの判別に手間取って返り討ちに遭う……ストVあるあるですが、エドにはそのストレスを軽減するテクニック(画面端限定だけどね)がいくつかあります。
一つは、しゃがみ強Pを使うことです。しゃがみ強Pは攻撃持続が長いので、その場起き暴れを潰せるタイミングで技を重ねると、後ろ起きをされたとしても持続が当たります。振るときはサイコスパーク(6中P)を入れ込んでおきましょう。ヒット時はコンボに移行でき、ガード時は-2と不利ですが、派生のサイコシュートがあるため相手は動きにくい状況となります。
後ろ起きをされた場合は持続ヒットになるのでサイコスパークは出ませんが、ヒット時は+4以上が得られるため、立ち弱Pなどからコンボに移行することができます。一方、ガード時は通常ー5となるフレームが持続当てによりー2~ー3程度で済むため、反撃を受けにくくなっています。
もう一つ、サイコスパークを直接重ねるテクニックもあり、こちらは完全にフレーム消費のセットプレイなのでミスる要素がありません。
画面端の相手にサイコアッパーを当てたあとに前ステ→スパークとすると、その場起き暴れを潰しつつ、後ろ起きに対しては持続当てとなり、ガードでも+4という大幅有利な状況を作ることができます。また、画面端の相手にEXサイコナックル(フリッカーからの派生)を当てたあとに最速でスパークを撃つと、ほぼ同じ状況になります。
受け身判別をしたうえで的確に暴れ潰しの打撃を重ねる技術の習得は、ストVの醍醐味と言う人もいますがビギナーにとってはそびえたつクソです。読みが当たればダメージが取れるという、当たり前のことを当たり前にエドは体験させてくれます。
エドほんまありがとう
ストVはフィジカルな格ゲー力をハチャメチャに要求されるタイプのゲームなので、コガトには向いてないと思っていたし、その印象は今でも変わらないんですが、そんな俺でもゲームに参加できたのはエドがこういうサボりを許容してくれるキャラだったからで(まあ、この性能になったのは最近の話だけども)、おかげで去年はSFLも楽しめたし、現在こうしてスト6を心待ちにすることができています。感謝感謝。それではまた6でお会いしましょう。