藍羽放浪記 4ページ目
2024年3月18日
今日は海の中に入った。
こちらの世界の海は場所によっては海底を歩くことができるらしい。
水中でも呼吸ができるのはとても不思議な感覚がする。
海の中独自の文明あるようで、龍宮城?のようなものや地上と同じように街や村があったりする。
そして一つ気になった街?があった。
それは、僕が向こうの世界で過ごした街と瓜二つの街があったこと。僕の家ももちろんあったよ。
何より奇妙に思ったのは『あまりにも静かである』こと。
まるで…ひとつの種族や文明が滅んだ後に街だけが残っているような雰囲気がある。
水の中ということで浮力を利用して、自分の家の2階の自分の部屋に、窓から入り込んでみた。
なにも変わりなかった。
どうやら生物以外は浮力の影響を受けていないらしく、置いてある机やベッドがそのままの形でそこにあった。
当たり前だが、電力が来てないので電子機器は一切使えないようだ。PCのスイッチを入れてみたが全く反応しなかった。
何か嫌な予感を感じる。
何があったのか情報を集めた方がいいかもしれない。
まずはそうだな…栄えてる街には亜人種らしき人達がいた。その人達にここ数年の歴史の話を聞いたり図書を探して調べたりするのが良さそうだ。
その人達が、話の通じる人達なら.....…
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