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藍羽放浪記・・・ミルティノ地方編#1

星の街でしばらく過ごす予定だった僕は、たまたま宿泊していた宿に居合わせた、こちらの世界の住人である「桃宮弥生」に声をかけられた。

なんでも、「ポケモンジムで挑戦者を共に迎え撃つ仲間を探している」という事らしい。

ポケモン…ってあのポケモンか?と思いながら話を聞いていると、彼…?彼女…?は僕がよく見慣れたボールを取り出してそれを宙に投げた。


驚いた。ボールが開いたかと思うと中から出てきたのは「フライゴン」
この世界にはポケモンも存在しているらしい。

「ぜひジムリーダーとして、チャレンジャーを迎え撃つ仲間になって欲しい!」

そう意気込む弥生さんは、とても目が輝いていて両手の拳を胸の前に置いて言ってきた。

これは…断れないというか、僕としても是非受けたい内容だ。

「是非、やらせて下さい!」

こうして、弥生さんとミルティノ地方に向かった僕はリョクショウタウンのジムリーダーを任されることになった。くさタイプのジムリーダーという事らしい。

他のジムリーダーの人とも沢山話をした。
みんな人がよくそして、強者揃い。
種族まで様々でV世界という感じがすごくする。

彼らに負けぬよう、僕もここからひとつ別の新しい「旅人の物語」を始めるとしよう。

そして僕が弥生さんから貰ったキャッチコピーは

《イストワールパッセンジャー》古雅崎藍羽。


いい響きだ。


.…ところでポケモンってどう用意したらいいんだ..…????その辺にいるもんなのかな?


「多分君は…ポケモン、持ってないよね?」

「あー…そうですね。」

僕は目を逸らしながら気まずそうにする。

「それならそれで大丈夫!最高のパートナーがロクショウタウンのジムで君を待ってるから!」

この人は終始輝いてるなぁ…


「それじゃあ、私は他にやる事があるから、頑張って行ってらっしゃい!」

そう言い残すと、弥生さんはスタスタと走っていってしまった。

「とりあえず…ロクショウタウン?に向かえばいいのかな?」

僕は遠くなっていく弥生さんに背を向けて、ロクショウタウンに向かうのだった。

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