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ここ4年で変わったこと。
涙が止まらない。
やりたかったことを、実現していく姿を見せられて、涙が止まらない。
でも正直、かつてあったような闘志とか嫉妬とか、今の私にはなくて、(あぁ、私はこういう道を選んだんだな。)っていうのと、決めたからにはそれを満足いく形にしようっていう落ち着いた気持ちでの涙。
がむしゃらに走って、やりたいことは大概やれると思ってたし、走ることで物事は動かしていけるんだと思ってた20代。
結婚とか出産とか、「いわゆる」の道なんて自分にはないと思ってた。
走り続ける毎日の延長に30代と40代があるんだと思ってた。
それがひょんなことで変わった。
20代最後に結婚、そして出産をし、物事の判断順位がガラッと変わった。
結婚しても、出産しても、変わらずにいられる人もいる。だけど、それはパートナーと周りの援助によると思う。
・カンボジアで子育て
・海外に長期滞在
・チームを作り、起業
私としては、そんなに高いハードルではないと思ってたこれが、我が家にはとても高かった。
・海外への信頼感の違い
・夫の家事力
・すり合わせの時間の取れなさ
・私のプレゼン能力と諦めない心
長期滞在していたカンボジアで、たくさんの人に囲まれた楽しい育児がしたかった。
エネルギッシュな国民性と気候の中で、てんやわんやしながらもたくましく日々を過ごしたかった。
だけど、「予防接種はどうする?」「病気になったときは?」夫は初めての育児に、私よりも格段に慎重だった。
「日本の安心」
への信頼感に、私の希望や期待は勝てなかった。プレゼンを何回しても夫の意見は変わらないし、国内旅行を試してもだめ。なんなら、旅行の準備やら何やらを全部こちらでやるもんだから、私まで(海外旅行はもっと厳しいか..)と思ってしまう始末。
第一子第二子と、コロナに怯えていた時期なのも相まったと思う。
が、日々のあれこれに追われ、提案してもトントンと進むわけではないこの話に、私は正直「諦め」を選択したと思う。
(こんなことで不仲になってる場合じゃない)
話し合いを経て、明るい未来が見えて、結果だけじゃなく経過でも仲が深まるならやってもいいけど、夫が「NO」と言うことを覆すのは相当難しい。「NO」があまりない人だからこそ難しい。私の自慢の『フッ軽力』は4年をかけてどんどんくじけていく。
・夫の家事力
これももう、本当に大きい。育児に対する前向きさと行動力がしっかりある彼だけに、家事力まで期待するのはどうかと思ってしまう私の「諦め」も、彼の家事力が伸びていかない理由はあると思う。
独身の頃に夢見たことで起業したくて、結婚してからも抱いたわ友人の夢を後押しすることを、東京から離れたやりたくてうずうずしていた時期もある。
その準備と言ってはあれだけど、第二子出産&移住後に一度働きに出てみたことがある。でも、帰宅後の疲弊感と昨夜から変わらない部屋の景色に絶望し、それが積み重なるたびに声を殺して泣いていた。
私自身も家事力が高いわけじゃない。あれもこれも、あとあれも、と二人暮らしのときよりも大変になる(物理的に)四人暮らしに、早々に共働きを「諦め」た。
元々は頑固で、「諦め」なんて知らず、「やめたらそこで失敗でしょ。成功するまでやり続ける!」なんて言ってたし、寝る間を惜しんで人と情報と繋がっていたけれど、今は違う。
こうも「諦め」が日々続くと、人は変わる。
ただ、今の毎日も悪くない。
当時は頑張りすぎてたのかな〜と思う時もある。
ただ、最近は「人生ってやり直しが効かないんだな。」「一度しかないんだな。」ってことをひしひしと感じるようになってきた。
・エディブルスクールヤードをやる
・その一つにコンポストをやる
・洗濯のお仕事は外でやる
・いつでも野外炊飯できるようにする
この辺りは「今の私が」「諦め」ずにできること。人から見たら、これでも十分アクティブなのかもしれない。
「家を離れずにやることをやる」
これが、今の私がきちんとこなしていくことなんだって、「昔の私が」やりたかったことをこなしていく友人の背中を見ながら思ってる。
つらい、苦しい。
だけど、前を向いて、目の前のことを大事にしながら進むしかない。
あと半年後にはどんなことを言ってるでしょうか、乞うご期待。笑