子ども代理人弁護士の原点
昨日はドラえもん号に乗ったけど、今日は、そんなドラえもんの誕生日らしい!
子ども手続代理人という裁判手続きに関与するには、候補者名簿掲載のための研修を受けたりするのだろうけど、子ども代理人弁護士はそこにとどまらない。
もっと広く、そして、子どもの代弁者として機能している既存の専門職との連携により、子どもの権利条約批准といっても遅れに遅れ手つかずのまま、放置してきた日本において、何とか取り戻すための方策の掘り起こしにも貢献したい
すぐによぎったのは、ちょうど先日お話を聴く機会のあった助産師さんだ
妊娠出産授乳という女性特有のしかも人生の一時的な特別な期間のケアに特化した専門職ではあるし、もっぱら、女性の生涯の健康と福祉、幸福に貢献することを担っているのだろう
とはいえ、その支えがあってこそ、胎児が健やかに育ち、無事に誕生する、そして、乳幼児期もすくすくと育つためには、助産師さんのサポートが重要な意義を持っているといえる
胎児や乳幼児が意思をもって、依頼するわけではない
しかし、命と健康を守るために、助産師さんは知見を持っているし、親に適切なアドバイスをしていく
子どもが健やかに生きるために、いわば、子の利益の代弁者としての役割をすでに担っているのである
妊娠という生物的な現象によって、ただそれだけで「親」になるかというと、社会的な生物である人間には、それだけでは難しい
本能的に母性が備わっているとしても、専門的知見に基づくアドバイスが学びとなって、母性を正しく機能させ、親らしく育ち、結果、子どもが安全に育っていく
そうしたセーフティネットから外れた自宅出産などを経てもたくましく生き抜くケースもあるけども(無戸籍児としても問題が表象する)、多くは不幸にも命を落とすことや、適切なケアやサポートがないままの孤育てによって、虐待の温床に至ることもある
子どもの利益を守るために、不十分な日本においては、新しい何かを取り入れる必要があるようにも感じる反面、実はすでに活躍している専門機関の活用によっても、十分補足可能といえるのである
そのために、子ども代理人弁護士が繋ぎの役割を担えるならば、より効果的だろう
子どもが産まれて、親になる、・・・のではなく、産まれた子を不器用にもお世話を重ねて育ててこそ、親として鍛えられるといえる
性別役割分業のために、育児にも、男女の格差が生じかねない
不器用な父がいたらかといって、その父は不要であるとしてしまうのは、子にとって大きな損失となる
得意・不得意があるかもしれなくても、助産師さんはじめ適切な支援者によって、親を親らしく育む・・・それもまた、子の利益の実現に貢献する
子ども代理人弁護士は、社会に潜むそういうキーパーソンを発掘していこうと思う
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