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育休後カフェ®との出会い

今日は,トップページに固定していた,いろいろな家族のカタチフォーラム開催報告の記事のいいねの数が100に到達!!

今こそ,家族の多様化のニーズが高まっている実感があふれるなか,昨年,地元小平で開催したことを懐かしく振り返り,今は目下,こちらの告知に奮闘中

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そもそも育休後カフェ®って?

上記告知サイトによると・・・

「育休後カフェ®」は、
仕事をしながら子育てをしている(したい)方たちが、自分とじっくり向きあうための空間と時間を共有する場です

2010年6月育休後コンサルタント®として独立された山口理栄さん(育休後アドバイザー&育休後カフェファシリテーターのお師匠さん)が,2011年から開催してきたもので,まさに,仕事と子育ての両立にチャレンジする子育て世代を支える場

私が初めて,参加したのは,2013年11月

ちょいと,RKヒストリーからひも解く

そもそものそもそも,もう20年前の大学生の頃,教員養成系大学の教育学部で学びながら,家族法,労働法,憲法,ジェンダー,フェミニズム,社会学等を学び,出身家庭が例に漏れずサラリーマンと専業主婦という典型昭和型家族だったにもかかわらず,すっかり未来を予言して,生き方の指針を20歳そこそこで考えることに直面していた

本来,流れに任せて就職したりして,モヤモヤに直面するかもしれないことを,学問として考えた

少子化,年金問題,男女平等,占いよりも当たる予言が可能なのが学問なのだと思う

母のような専業主婦ライフではあまりにもリスクも大きい賭けにすぎない

ライフアクシデントに負けずに,そこそこのプライドのある暮らしを長く続けるには?

何も成し遂げていないのに考えてたどりついたのは,司法試験を目指すこと

合格して,弁護士になれば,自分の思うままに夫婦別姓といった形の家族になることだって,「あー弁護士か」といって済むような気がした(実際,実現した今,それで済んでいる)

肝心なのは,両立

専業主婦家庭が多かった時代に子供時代を過ごし,身近なロールモデルはいない

母は,「ないものねだりよ」と一蹴する

父は,「女が企業に就職してもつまらないと思う」

そこそこ勉強が好きで,やってきて,人生の行く先が見えない

家族法を学んでは,法が掲げる男女平等の理念とあまりにも現実がかけ離れ過ぎている

転校を経験した10代も絶望だったけど,20代も絶望的だった

しかし,世の不条理を嘆くより,自分で自分の信じる道を開拓するっきゃない

誰も身近にお手本はないけども,いつか当たり前になる時代が来るから,私も,長引く司法試験受験期間に,子育てとの両立を始めたい
(受験が長引いたのはひとえに実力不足もさながら,受験制度の改変期で混乱したこともあった)

幸いにも,息子を授かり,妊娠・出産・育児の経過は健やかだったと思う(離婚というライフアクシデントを伴うことにはなったけど)

まあ離婚したからこそ,本気で両立していかなければならない,というシングルマザーになってさらなる覚悟のもと,奮起したわけだけど
半端ない応援もいただきました

両立なんて無理と言っている限り,男女平等社会は到来しない

何が無理なのか,何をすれば無理ではなくなるのか,工夫・知恵・勇気,その模索自体が冒険だった
(共同養育のそれと似ているのかも)

誰もが,臨月の大きなお腹で期末試験を受験しているロー生を見ても,自ずとドロップアウトするだろう,くらいの目で見ていただろう

でも,幸いにも,通学を続けられて,卒業して,ゼミも参加できた!!

ゼミは日曜日に開催されたから,最初は出席を諦めていた

土曜日ならば保育園で預かってもらえるのに,融通が利かなかった

だけど,ちょっと意識を変えれば,日曜保育の受け入れ先があった(別途有料)

ゼミの解説講座は平日の夜にあって,7時半までの延長保育でも間に合わない時間帯だったけど,ファミリーサポートを利用することで,延長保育後お迎えにいってもらって軽食を食べながら過ごしてもらい,そして,送っていただくという,とてもとても手厚くありがたい方にお世話になることができた(ベテランファミサポさん!!元々,ご自身の娘さんの子育て両立支援をしていた延長で,面倒をみてくださっていた!息子もよく懐いていた~)

とにかく息子が,誰にでも可愛がられ,そして,ひとみしりも激しくなく,どこにでも順応してくれたということに,一番頼もしく支えられたかもしれない

親の都合で,転園して,幼稚園に入園してからも,とにかく可愛がられた(学童でも可愛がられた)

東京に越してきてからは,実家が近かったとはいえ,ファミサポ制度の利用のしやすさが地域差もあって,登録だけで済ましてしまった

それよりも,都会ならでは,マッチングサイトで出会うシッターさんの方が便利がよかったりして,これまたよきご縁に恵まれてお世話になったこともあった

両立の助けになるサービス・制度の情報収集は楽しかった

安心できる制度に守られる中で,司法試験に挑戦する(受験生だったからこそ,両立のハードルは低かったというのも思う・・・病児対応しなければならないことがあっても,授業の欠席程度で済むのだ)

司法試験挑戦と並行して,子育てとキャリアを両立する(ただし,最初はただの無職受験生)ことにも挑戦していたわけだ

大変もあった(たしかに毎年1回は1週間程度缶詰になるような感染病にかかった。インフルエンザや水疱瘡)

想定以上に勉強の妨げになったのは,息子が可愛すぎて,保育園の行事やお出かけなどもぬかりなく参加したくなっちゃった自分の甘さだろう(完全に自分の実力不足が弱点)

それでも,専念受験生が,不合格の結果に直面しては,どん底のそこまで絶望し,2か月くらい引きこもってしまうのに比べて,否応なしに切り替えを急がなければならないし,切り替えやすく愛おしいわが子が癒してくれた,というのもあって,不合格になっても早々に復帰(それでも浪人を重ねたが),無駄に凹む時間を割愛できた・・・母力

そういう同時チャレンジをしながら,2012年司法試験合格,そこから,司法修習生活は,2か月単位で環境が変わって,まさに目まぐるしかったけど,概ね,幼稚園の親子遠足やおゆうぎ発表会,運動会親子リレー参加(しかしこけた)等など,参加しながら,こなしていって,2014年,息子が小学校1年生になったとき,私も,弁護士1年生となって,1年生同士な親子として,新たな生活スタイルを迎えていった(そのあと,妊娠出産を繰り返して,さらに落ち着くまでには時間がかかったのだけど)

そういう1年生を迎える前にして,育休後カフェと出会う

私が,ひとり,大学で学んで挑戦しようとひそかに考えていたことを,実践を経て次世代のために支援しようという企画があるという

出会いのきっかけは,WMUT(東京ワーキングママ大学)だったのだけど,その企画で山口さんが登壇される日はたしか,二回試験期間中というのもあって,さすがに避けて(弁護士になれるかどうかの最後の関門),別日程で,ちょうど武蔵野線でうかがえるという会場の,しかもテーマが「小1の壁」というときのものに参加することにした!!

思い起こせば,育休を取得したことはないのだけど(爆),育休後=子育てしながらもキャリアアップ目指して両立を続けていくということは重なるものがあって,息子連れで参加し(託児を利用できた),ついに出会う

著書を購入させていただき,サインもいただく

低空飛行でも飛び続けよう

ようやく弁護士になろうという,まだ何も飛び出していないときだったけど,響き刺さる

自分のペースで切り拓いていけばいい

思考を柔軟に,心地よいあり方を模索すればいい

そんな風に私の中で刻まれていった

出会いから,しばらくは続けて参加することができなかったり,3児連れて銀座の方でのWMUTの講座のお手伝いに向かっただけで精一杯だった,というときもあったのだけど,2018年,育休後アドバイザーを取得,それに続き,育休後カフェファシリテーターも学び取得

弁護士会多摩支部の若手支援の一環で,講師としてお招きして,弁護士業界にもライフワークバランスの具体的実践情報をお届けすることにも成功したり

嬉しかったのは,映画レッドピルの上映会にもお越しいただいたこともあったり

(この日は,後藤富士子先生にお目にかかるという日でもあった)

縁重なって,今回,育休後カフェ@長野の初開催に手を挙げ取り組んでいるところ,直々に長野に来ていただけるとのこと

初めて子育てをして,両立の在り方を模索して挑戦していた長野に山口さんを呼べる

多摩支部にお越しいただいたときのようにワクワクしている

時代を変えるわよ

日本を変えるのだ!

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弁護士古賀礼子
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