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おうちにいて、おうちを思う

恒例のGW中、東京を離れて大きなお風呂にいってからのんびり過ごすという家族のイベントが今年は実現しなかった

大きなお風呂も休業中なのだ

のんびり自宅にはいたのだけど

そして、思う

わが人生、転勤族ゆえ引っ越しを重ねてきた

今の住居がこれまで一番長い(丸9年。10年目の暮らし)

山口・広島・千葉・静岡(学区内で1回転居)・東京(1回転居)・長野・東京・・・実家は、さらに、名古屋に行ったり(半年で住みなおし)、福岡に行ったり、東京でも住みなおし、10回は超える

転勤族たらしめたサラリーマンだった父に聞いた

10回引っ越しをしたけど、家族のための段ボール詰めはほとんどしたことがなかった、と・・・妻任せ

転勤の辞令があると、後任者への引継ぎのために仕事が忙しくなる

半月後頃までに、新居を探し、引っ越し業者を決めて荷造りをして、1日で全部運び出していく

その間も会社の方も大変だと

新しい場所でもそれぞれ大変で

しかし、急に転校を余儀なくされる子の目線からすると、理不尽だが抗うこともできない

父に聞いた

なぜ、転勤があるのか、と

そうすることで癒着だったり、不正な関係を防止することにある、と

よくわからない

転校するとき、友達には、転勤があるのは優秀だということよ、といった励ましをもらった記憶がある

全国転勤がある会社・職種ということだけでも違いがあることを知るのはずいぶんあとだ

転勤族の妻をやり遂げるには当然専業主婦が都合がいい

時たま少しバイトをしていたこともあったけど、われわれきょうだいが幼いときは、新しい土地で友達もいないところで、孤育てに陥らずに過ごすって大したものな気がする

我々きょうだいもたくましかった!時たま、不満をぶつけたこともあった気がするけども、概ね順調に学校に通っていた

転校を重ねることも、プラスに考えられるようになって、どこでも生きていく自信を得ている

会社の都合で、親子の暮らしをあちこち振り回し、それでも、教育水準の地域格差もほとんどなく(特徴はあるけども)、そういう日本も大したものと思う

そういう社会の仕組みだったから

性別役割分業もある意味合理的にも感じられた

だが、温存はできない

共働き共稼ぎ共育児

男女対等にキャリアを展望し、子育ても分担する

そういう時代に、転勤のあり方は見直しを余儀なくされるだろう

そんなことを思いつつGWが終わっていた

緊急事態宣言の延長ではあるけども、幼稚園は再開する

期日もあるから、仕事に行く

大変な事態ではあるけども、わが家に限らず、世界が新しくなろうとしているような気がする



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弁護士古賀礼子
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