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RK秘話~同居母(親権者)が共同親権を推すようになったワケ

懐かしくいただいたものを掲げてみた

すっかりスターへと成長した末っ子 大挙である

通算11回目となる幼稚園の運動会をこんなにも思い出深い最後を迎えるとは想像もしていなかった

いつものごとくバタバタとした登園になって反省もしながら、相変わらず感があふれていたのだけど、本当に最後である

最後だからか、「最初」を思い出した

もはや面影さえ・・・

今はご家族の方2名縛りがある中、当時はみんなで見に行っていた

どのご家族もそうだから、とにかく人でごった返しというやつだ

隙間を見つけて、なんとか参観する
行進をしながら、誰かを見つけて、両手を挙げて、本当に嬉しそう

誰を見つけたって、離れて暮らすパパを見つけたときの笑顔である

協議離婚だったし、面会交流は任意にしていたから、試行面会というようなものが行われたこともない

するまでもなかっただろう

パパに会いたいのである

この日、運動会のあとは、”面会交流”も予定していた
しかし、当日の体調不良で、それができないことになった

今なら発熱していた時点で、そこに現れることさえできなくなってしまうが、許された時代だったわけだ・・・熱があっても、参観しに来てくれた

そこから生まれたこの笑顔というわけである

この数年後、離婚後にも襲われる高葛藤に断絶の危機も直面したが、無事に嵐を乗り越えていった

あの時代も、今のように、保護者枠2名限定、座席固定で前後に並んで座る、入園するのにお迎えカードを提示しなければならない、なんて条件があったら・・・こういう笑顔が生まれるチャンスのハードルがずいぶん上がってしまうことになる

会いに来てくれて嬉しい


そういう気持ちを大切にできる社会でありたい

親子を守ろうという思いの源泉となる笑顔である

おかげさまで、『仕事』でたくさんの試行面会に立ち会ってきた

そして、だいたいは前情報の厳しさをよそに、親子の再会は無事に笑顔あふれて成し遂げられていった

そこで出会えた笑顔がまた、親子を守りたいという源泉になっていく

もう11年前の「最初」の運動会だった
司法試験に不合格になって、最後の浪人をしようというとき

明日も見えない、綱渡りなシングルマザー生活そのもの

それでも、この笑顔に支えられ、前を向いて最後の挑戦に臨む

2012年に司法試験に合格した

66期谷間世代ど真ん中・・・合格したはいいが司法修習生は給費制を終えて無給、貸与金だけはあるといった状況で、全く明るくない

シングルマザーで未就学児を抱える状態での、フツーの就職活動なんてのも想像できない真っ暗な状況で、それでも、バイトで食いつなぐ状況を打破できるだけでも救いを感じるものだった

そういう生活が始まる直前となる運動会、くじを引いて、国旗を持って行進する役に選ばれていた・・・今はそういう時間はカットである

地味だけど活躍していたことがわかる

2013年司法修習終盤の中の運動会も、親子リレーに参加して、息子はよく笑っていた

2014年も同窓枠で参加した~弁護士1年生、そして妊婦として
2015年からは保育園枠
2016年はまだ生後1か月ちょっとで同伴されながら、3児で参加
2017年からは姉弟で保育園枠
2018年からは姉は幼稚園枠
2019年が、コロナ前の最後の盛大な運動会だった・・・あれが最後になるなんて、ふつう誰も思わないよね
2020年、中止の危機に直面しながら無事開催 さみしくも感動的であった
2021年 伝統的なバルーン演目が復活した
2022年 最後の運動会 スターすぎた

安心して任せられる幼稚園があって、子どもたちを育てていただき、2018年に共同親権検討のことが1面で報じられてから、驚くほどの時間が経っていたことがわかった

景色が変わっていく

それ自体は歓迎すべきことなのだろう

よりよい景色を求めて、あともう少し

子どもが教えてくれることってあるね、と身に沁みていく

気を新たにしたところで

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さて、あとは何を読んでいこうか

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弁護士古賀礼子
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