毒を砕く!!
連れ去り毒について解説を続けてきた。
こんなに毒々しいのも、日本が世界に類をみない #連れ去り天国 だからだ。
世界の諸外国は、子どもの権利として、そして、それだけではなく、離婚する当事者の福祉のためにも、仕組みを整え、負担を軽減する努力や配慮が尽くされている。
日本には、それがない。
単独親権制であっても、共同養育はできる、という語られ方によって、自己責任に委ねるわりには、婚姻や離婚の仕組みが、法的なものと一般的なものとの乖離が甚だしい。
法律かであっても、実際理解が深いといえるかもわからない。
法曹こそ、アンコンシャスバイアスに引きずられている可能性もある。
養育費算定表の見直しが公表され、土井先生のブログ発信がまた評判になっている。
バラ色の離婚後の人生はないと思うべきだ。
10月の国連活動報告セミナーにおいても、離婚後の幸せ観への警鐘のようなスピーチがあったときく(途中退出したので、直接聞いていないが、多くの方が感銘したという)。
私は、離婚してよかったと心から思っているタイプであるが、だからと言って多くの人に勧めようとは思わない。
できるならば、回避する余地があった方がいい。
時々、離婚後というだけで、呪いを浴びせられることもある世界に、易々とは来てはいけないと思う。それでも、どうしても、というときの、その瀬戸際に立ち会って、よく耳を傾け、冷静に戦略を立てることが大切だ。その後の、裁判所の利用等は茶番でしかない。
優秀で立派な法曹があふれる家事司法実務だろうけど、いかに、そういう仕組みのはざまから、自分にとっての心地よい家族を模索するのか、それ自体がクエストであり、クリエイティブな面白さがある。
毒を砕き、心地よくしていく。#共同親権弁護士 の使命に思う。
共同親権制がまだない中だからこその、活躍の場を実感する。
憲法は、幸福であることを保障していない。
幸福追求権を保障している。
幸福であることを追求し、努力することを邪魔されない。
誰もが幸せになろうとしていい。ただ、幸せとは約束されていないから、追求する努力の過程には、悲喜こもごも苦々しい想いも避けられないことがあるだろう。
それでも、諦めずに歩み、学び、進んだ先に、きっと明るい世界が切り拓かれるのだと、私は楽観視している。
サンタクロースを信じるように、信じている。