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法制審家族法制部会第19回会議議事録7~柿本委員・大山委員・北村幹事
今日は判決の傍聴に行こう!
女性法律家協会に、松野先生にご案内いただいて、入会していたところ、会報が届く!
— RK (@koga_r) December 12, 2022
もしかして、この題材は、明日控訴審判決のあれ?!#婚姻中共同親権欠陥国賠#判決期日#傍聴予定#父母の意見不一致の場合の調整規定の立法不作為#教科書に書いてある#家族法学者は知っている#立法が必要 pic.twitter.com/PH1RgwvA1l
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○柿本委員
主婦連合会の柿本でございます。事務当局の皆様には、中間試案(案)をまとめていただき、また、補足資料の作成についても誠実に取り組んでいただいたと思っております。本当にお疲れさまでございました。私は、これまでの皆様と同じく家族法制部会としては中間試案の取りまとめは当初の計画通り、粛々と進めていくべきと考えております。ですが、現実問題として今日、議論が全くされておりませんし、ストップしてしまっている現状なので、今日は見送らざるを得ないということになるのではないかと考えております。
そして、この間、家族部会の中間試案に関する報道が2回あったかと思うのですけれども、報道があるたびに国民の注目度は上がっています。リークのされ方とか報道の仕方などは問題があるものもあると考えますが、国民の理解を得るための時間ができたのであれば、このチャンスを生かして、表現の工夫、広く国民の意見をすくい上げる工夫、赤石委員もおっしゃっていましたけれども、強力にしていくべきだと考えております。
主婦連といたしまして、市民の皆様にこの問題を広く理解していただくためにはどのような学習会を組んでいくべきか、また、試案の広報の仕方などについてこの間、頭を痛めてまいりました。ですので、時間ができるのであれば、より分かりやすい表現を使った中間試案ができあがればよいと感じてはおります。ですが、内容の変更は加えるべきではないと考えますし、中間試案には両論併記が必要だとも考えております。以上でございます。
○大村部会長 ありがとうございます。柿本委員からも、本来は取りまとめをすべきであるという御意見を頂戴いたしました。ただ、進め方について皆さまからいろいろな意見を頂いておりまして、いま3時に近付いております。今日取りまとめることが実際問題として難しいのではないかという御指摘と、それから、これもいろいろな方から出ておりますけれども、内容の分かりやすさということ、広報の工夫ということをしていく必要があるのではないかという御指摘を更に頂いたと理解をしております。ありがとうございます。
○大山委員
経団連の大山でございます。ありがとうございます。今の柿本委員からの御意見と私もほぼ同じことをお伝えしようと思っておりました。原則論で言えば皆様と気持ちは同じで、法制審、この部会としての独立性をきちんと担保して粛々と取りまとめるべきだとは思うのですが、もっとシンプルに考えて、元々今日、取りまとめを予定してはいるものの、議論をしてどうなるかというのは、本来であれば、またこの部会の意見を踏まえて取りまとめということだったと思いますので、外部から何か言われたからということではなく、飽くまで部会として粛々と議論して、ただ、先ほど来、いろいろな御指摘、中身について、両論併記を大きく変えるとかそういったところはやはりせずに、これまでの積み重ねてきたものを前提に、両論併記という形で正に選択肢を国民の皆様にお示ししながら、次の最終的な取りまとめに向かっていくという方向性は維持すべきだと思っております。ただ、タイミングを今日、最終的に現実的な問題として延ばさざるを得ないということになれば、それはやむを得ないのかなと思っております。
もう1点は、同じくこの分かりやすさというところで、当初の案からすると、私も法律の専門家ではないので、最初はかなり読み込むのも困難だったのですけれども、本当に事務当局の皆様の御努力で、ここまでかなりブラッシュアップしていただいたものと思っております。欲を言えばということで、先ほどもほかの委員から出ておりますけれども、やはり何か分かりやすさを更に担保するような、例えばフロー図とかポンチ絵みたいなものとか、ただ、それを法律に基づいてこの試案を細かく何かポンチ絵にしようと思ったら、そんなことは恐らく現実的に難しいと思いますので、いわゆる素人の国民の人たちが見て、骨太にどんな形になるのかというポイントだけでも、分かりやすい図なり何なりで示していただくと、補足資料としてよろしいのかなと思うのが1点と、あと、やはり対メディアへの情報提供の在り方についてですね、ここについては、例えば、自民党の部会を壁耳してメディアが取り上げて書くというのはやむを得ないと思うのですけれども、少なくとも事務当局様の方から情報提供される際、ミスリードにならないような形でのやはり情報提供というのは、今後また是非深めていただきたいと思っております。そして、あと国民への提供の仕方も、このパブリック・コメントに加えて是非、マンパワーの許す限りではございますけれども、例えばオンラインとかを活用して、学生さんも含めて、また経済界も、オンラインで一般の国民としての経済人という形で、例えば法務省の方から易しい言葉で説明を頂いて意見を聴く、そんな形で、文字だけではない情報という形での情報収集というのもあるのかなと思います。
○大村部会長 ありがとうございます。大山委員からも基本的な考え方としては、本日の議論の結果として今日は取りまとめないという柿本委員の御発言に賛成するという御発言を頂きました。具体的な提案としては、これも何人かの御発言がありましたけれども、図示をするといった形でより分かりやすくするとか、パブリック・コメント以外の形で意見を徴する、あるいはメディアに対する説明について工夫をするなどの御要望を頂いたと理解をしております。
3時に近付いておりますので、少しここで休憩させていただいて、さらに議論を続けたいと思っております。14時57分ですので、15時10分に再開したいと思います。休憩をいたします。
(休 憩)
○大村部会長 それでは、時間になりましたので、再開したいと思います。 一通り皆様の御意見を伺ってまいりました。まだ御発言があれば伺いたいと思いますけれども、先ほど事務当局の方への質問もありましたので、それについて少しお答えを頂き、その後、更に御発言があれば頂きたいと思います。
○北村幹事
事務当局でございます。先ほどパブコメの関係やスケジュール等についての御意見、御質問を頂いたかと思います。パブコメにつきましては従前より分かりやすい情報提供をということを求められてございましたので、そこは事務当局の方で工夫をしていきたいとは従前から考えておりました。簡単な絵のようなものもパブコメに掛ける前には準備はしたいなどとも思っておるところでございます。必要があれば様々な形で説明会等も事務当局の方でさせていただければということも思っていたところではございますので、御要望等がございましたら様々な形で応じていきたいと思います。
また、仮に今日の取りまとめを見送ったことによって、パブコメの期間が短くなるのかという御質問も頂いたところではございますけれども、そこについてはやはり重要な問題だと認識してございますので、パブコメ期間については他の部会等も参考にしながら、それなりにしっかりした時間を取りたいと思っております。今日の議事進行如何によってパブコメ期間が短くなるということはないようにしたいと考えてございます。
スケジュールの関係についても御指摘いただきまして、パブコメ、中間試案の位置付けについてもいろいろ御意見いただいたところでございます。御指摘のとおり、この中間試案につきましては何か一つの一定の方向を示すというものではなく、中間試案を経た上でパブコメし、国民から広く御意見を頂いて、問題点等を更にこの部会の中で深掘りさせていただいて、更に要綱案に向けて御議論いただく、調査審議が続くということを前提としておりますので、そういう前提となっておりました。その過程でいろいろな御要望等も頂いておりましたので、どこかの時点でのヒアリングということも含めて、させていただきつつ、調査審議が続くということを前提としておりましたので、今日の議事進行如何によってもそこが変わるというわけではなく、改めて御議論いただき、どこかのタイミングで中間試案がまとまるということであれば、それを受けてパブコメができるようであればパブコメをし、そして更に調査審議をし、最終的な出口を御議論いただくというものになろうかと思います。お答えできるのは以上となります。
○大村部会長 ありがとうございます。事務当局の方からパブコメのことと、それから、この後の審議のことについて先ほどの質問についてのお答えを頂きました。
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