主婦連合会の柿本でございます。事務当局の皆様には、中間試案(案)をまとめていただき、また、補足資料の作成についても誠実に取り組んでいただいたと思っております。本当にお疲れさまでございました。私は、これまでの皆様と同じく家族法制部会としては中間試案の取りまとめは当初の計画通り、粛々と進めていくべきと考えております。ですが、現実問題として今日、議論が全くされておりませんし、ストップしてしまっている現状なので、今日は見送らざるを得ないということになるのではないかと考えております。
そして、この間、家族部会の中間試案に関する報道が2回あったかと思うのですけれども、報道があるたびに国民の注目度は上がっています。リークのされ方とか報道の仕方などは問題があるものもあると考えますが、国民の理解を得るための時間ができたのであれば、このチャンスを生かして、表現の工夫、広く国民の意見をすくい上げる工夫、赤石委員もおっしゃっていましたけれども、強力にしていくべきだと考えております。
主婦連といたしまして、市民の皆様にこの問題を広く理解していただくためにはどのような学習会を組んでいくべきか、また、試案の広報の仕方などについてこの間、頭を痛めてまいりました。ですので、時間ができるのであれば、より分かりやすい表現を使った中間試案ができあがればよいと感じてはおります。ですが、内容の変更は加えるべきではないと考えますし、中間試案には両論併記が必要だとも考えております。以上でございます。
○大村部会長 ありがとうございます。柿本委員からも、本来は取りまとめをすべきであるという御意見を頂戴いたしました。ただ、進め方について皆さまからいろいろな意見を頂いておりまして、いま3時に近付いております。今日取りまとめることが実際問題として難しいのではないかという御指摘と、それから、これもいろいろな方から出ておりますけれども、内容の分かりやすさということ、広報の工夫ということをしていく必要があるのではないかという御指摘を更に頂いたと理解をしております。ありがとうございます。