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#5 ホームシック衛星2024 名古屋Day1

あっという間に師走到来。2024年が終わるらしい。

タイトルを見て「今更?」と思った方。そう、今更です。
今更でも、参戦したライブの記録をここに残しておきたくなって。

ということでライブレポ。


BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024
2024/2/24(Sat) @ポートメッセなごや

2007年、BUMP OF CHICKENメンバーそれぞれが28歳になるタイミングで、「28年周期」という概念に出会い、その周期の節目にその概念を色濃く背負った「orbital period」というアルバムが生まれ、そのアルバムを引っ提げてのツアーが翌年2008年開催の「ホームシック衛星」でした。

時は流れ2024年、我々は初めてこの四人で公の場で演奏した1996年2月11日をバンドの結成記念日として定めているのですが、冒頭に書いた通り2024年の2月11日で結成28年目を迎えます。 今度はBUMP OF CHICKENメンバーではなく、BUMP OF CHICKENそのものが28歳になります。 BUMP OF CHICKENという看板が28年周期の節目を迎えるという事です。 これを我々は看過できませんでした。

だからこのタイミングでもう一度「ホームシック衛星」をやろうぜという事になりました。

BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024
https://www.bumpofchicken.com/contents/general_articles/1073

詳細はこちら。是非。



お買い物

グッズ購入の整理券は11時台。開場までかなり時間がある。
グッズ買ったら近隣の娯楽施設で暇つぶしするか~などと考えながら電車を乗り継ぎポートメッセなごやへ向かった。

でけー

BUMPのライブはこれが初参戦。色々欲しい。
チャリティーラバーバンド、タオル(オレンジの方)、ニコルロングT、星の鳥ガチャ×10!!
散財!やったぁ!

…フォトスポットには勇気が出ず行けなかった。

早速の余談

私がBUMP OF CHICKENに出会ったのは小学6年生の秋。彼らの楽曲がアニメ『3月のライオン』のOP・ED曲に起用されていたことがきっかけだ。
BUMPの曲を聴くようになったのは高校入学後(自分のスマホを買ってもらった)、引っ越したりコロナウイルスが蔓延したりで生活が一変した時期だったこともあり、多くの曲に支えられた。真っ赤な空を見ただろうか、は特に。
なんやかんやでビッグラブを抱き続けて8年。コロナ明けの全国ツアーと言われて無視するわけにはいかない。運よくリセールでチケットを入手し、念願の初参戦に至った。

閑話休題、ライブレポに戻る。

開場

PIXMOBが無料で配られるのは本当にありがたい。入場時に受け取り、いざ席へ。
サイドの席だが、ちょうどメインステージと恥ずかし島(アリーナ席中心あたりに設営されたサブステージ)の中間あたり。運が良い。

ステージには電波塔が立っており、スクリーンには星空がうつしだされていた。まるで地球ではないどこかの星に降り立ったかのような感覚。
時折どこか別の星と交信しているのか、電子音・くぐもった声が聞こえてきた。

あまりにも美しかった。

セトリ

1.星の鳥
2.メーデー
3.才脳人応援歌
4.ダイヤモンド
5.ハルジオン
6.ハンマーソングと痛みの塔
7.プラネタリウム
8.花の名
9.arrows
10.東京賛歌
11.真っ赤な空を見ただろうか
12.かさぶたぶたぶ
13.アリア
14.天体観測
15.銀河鉄道
16.supernova
17.星の鳥 reprise
18.カルマ
19.voyger+flyby

アンコール
20.リトルブレイバー
21.Hello, World!

開演

※セトリすべてについては触れていません

まばゆい白い光を放ちながら”星の鳥”が宇宙を飛び回る。地球へと飛んでいき、雲を抜け、ブックレットで王様と動物たちが築いたものであろう島に飛び込み、HOMESICKEISEIがはじまる。電波塔には”BUMP OF CHICKEN”の文字。

星の鳥が流れる。スクリーンに表示された数字は絶え間なく切り替わり続けていた。もう泣きそう。ついに始まったんだ…!
そわそわしているうちに彼らがステージに現れる。泣く。
やがて数字が”00 00 28 00 00”を示して止まる。28だ…。
藤君がギターを掲げ、会場の興奮は最高潮に達する。

アルバムと同様、そのままメーデー。

↑↑有明のものですが是非。
強がりで怖がりな自分にとってメーデーは神曲以外のなんでもない。
ドラムソロが本当にかっこいい。ドラムソロ中に藤くんの「こんばんはBUMP OF CHICKENです」があった。最高。

本当に会いに来れてしまった喜びを噛みしめる。

才脳人応援歌。ららら最強。
ラスサビ前の「隣人は立派~生きていたいよ」の部分。藤くんが全力で伝えに来てくれた。どう言い表せばいいのだろう。かっこよかった。

このあとMCだったはず。
ヒロが”n日目の法則”について語ってた(nは自然数)。

ここからは抜粋して。
ハンマーソングと痛みの塔。今回のツアーが発表されてから知った曲。
ロックでもバラードでもない、裏拍でエキゾチックな独特の雰囲気が癖になる。どことなくおとぎ話のような軽やかさがある音源とは違って、力強い歌声だった。

プラネタリウム。曲も美しかったが、何より演出が美しかった。開場もPIXMOBも、青く輝いていた。
「本当に届く訳ない光 でも消えてくれない光」が切ない。藤くん大事に歌ってたな…。

毎度おなじみ(らしい)の歌詞替え曲、花の名。
最初から最後までずっと、アドリブなのだろうか、語り掛けてくれていた。この日この時だけの言葉を聞き逃したくなくて、タオルをギュッと握りしめて聴いた。
一番最後。「あなためがけ 旅立った音がある」
いつかのSONGSで藤くんが語っていた。自分たちが生んだ音が、ある人のところへ行きたいと言っている、それを大切にしたい。
来てくれてありがとう。泣。

arrows。絵本を読み聞かせるような感じではなく、目線を合わせて言い聞かせるような。そんなarrowsだった。優しかった、とても。

曲間にしては明るいなと思っていたら、なんと恥ずかし島へ移動してきてくれた。いつの間にかドラムもある。
東京賛歌、MCが続いたのだが、正直あまり覚えていないので割愛…。

そして。
私が一番好きな、一番ライブで聴きたかった、真っ赤な空を見ただろうか。
感情を拒絶して理屈にこだわって結局矛盾して自分の首を絞めているだけの私に、理屈じゃなくていいこともあると教えてくれる曲。見せないし見られたくないのに見つけてほしいと思ってしまう私に、見られる怖さがあって当たり前だと教えてくれる曲。…恥ずかしくなってきた。
とにかく私のソウルミュージックといっても過言ではないものを生で受けてしまったのだ。供給過多にもほどがある。
「聴こえるかー!」と煽られる。「@?※☆&!!」と返す。
ちなみに、藤くんが曲終わりに「28年も歌ってるのに歌詞間違えたよ」と言うまで歌詞間違いに気づかなかった。

メインステージに戻って、アリア&天体観測!!
恥ずかし島での少しラフな雰囲気から一変、オーロラから青と白の光が交差してまた宇宙へと戻ってきたようだった。
おーいえーあはーん!


これはアルバム特典のBlu-rayを見て解釈したことだが、私たちはおそらく宇宙を旅していた。
地上で痛みの塔を建てたり真っ赤な空を見たりした。地球を出発し宇宙へ。オーロラを見る。さらに高度を上げていき、満点の星空をバックに藤くんが銀河鉄道を歌う。星雲や環の近くをゆっくりと進んでいく。
私は星の鳥とともに旅でもしていたのだろうか。それとも星の鳥の記憶をたどっていたのだろうか。


星の鳥repriseからカルマへ。
なんとなく、もうすぐこの時間が終わってしまうんだなと感じた。この日のために色々頑張った。喪失感に襲われそうで不安になった。
でも「ここに居るよ」「忘れないで」「必ず僕らは出会うだろう」とBUMPが伝えてくれるので、大丈夫なんだろうと思えた。

voyger+flyby。広い宇宙の小さな星でBUMPに出会えて良かった。

彼らがステージを去り、もう感無量で。大丈夫なんだろうと言いつつまだ終わらないでほしくて、拍手を送る。応答願フ。

アンコールで、リトルブレイバー&Hello, World!
意外な選曲に驚いたが、かっこよすぎてそれどころではない。
何度でもBUMPは「僕はここ」と教えてくれる。
四つの星を道しるべに、また会いに行くことを決意した。

最後のMC。
「今日会えて良かった。また会おう、元気でも、元気じゃなくてもいい。そのときにまた違う音を全力で届けてやる。」
「あったかくして寝るんだよ。本当に会えてよかった。またね、バイバイ」

元気じゃなくてもいいって。




満月の夜でした

絶対に忘れられない思い出だったのに、すべてを忘れないでいる事はできないんだと痛感した。
このレポを書くにあたって日記を読み返したが、正直思い出せないシーンが多かった。
(ちなみに”「@?※☆&!!」”などのふざけた表現は日記に書いてあったもの。)
忘れたくないことは書いて残しておきたいと改めて思った。
今年行ってきたライブはあと3つ、そして今週末1つ行ってくる。
全部書く。

BUMP OF CHICKEN、アイラブユーだぜ!

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