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循環する仕組みがない以上は持続が難しい

現在、沖縄に滞在中。

沖縄は本当に面白い観光場所だと思う。
同じ日本でありながら、
その歴史的背景や文化の違いの魅力、
付随する観光資源も豊富。

光を観るのが観光、
光があれば陰があるのだ。

個人的に気になっていたのは
その沖縄のこんな現状だ。

○離婚率ワースト1
○出生率ナンバー1
○一人当たりの所得全国ワースト1
○相対的貧困率は全国平均の2倍でトップ

そもそも今回の来沖は『沖縄の離島における観光』
まさに、このテーマだったのである。

かねてから

『おもてなしする側のその暮らしを削る
ようなデザインだといつかは破綻する』

という想いがあり
離島に移住しサービス業を営む者の1人として
とても人ごととは思えなかったのである。

今回、那覇、
そして南部の街中を歩いていて感じたのが

○建物•道路の整備済地区と未整備地区の差
○およそ持続的ではなさそうなハコモノ
○安すぎる物価

等。

那覇や、国際通りなど
何がいい悪いではなく
一部を見ただけなので個人的な考察にはなるが
印象的だった内容をいくつか掘り下げてみたいと思う。

○建物や道路の整備済み地区と未整備地区の差

→整備されたばかり、もしくは今から整備する場所に関しては
とても綺麗だが、少し奥まった場所、優先順位が低い場所は
車通りが多い場所であっても、ゴミの散乱が気になる。
草木の整備がされて居ない
(僕が住んでいる場所は、東京都の離島であり
島の比較的小さい為、手が行き届いている為
特に気になったのかもしれないが)。

○持続的ではなさそうなハコモノ

→街中の古いアパートは、
それなりの老朽化が進んでいる様にみえる。
沖縄の賃金問題、離島の建築の特性を考えると、
アパートの家賃<修繕費<建築費
の構図になりやすく、
再投資に回す余力がないか
回す気がないか…。
綺麗な物件と、そうではない物件と
格差が広がっているのかもしれない。

○安すぎる物価。高すぎるお土産品

→旅行に行くと必ず寄るのが地元のスーパーや道の駅。
道の駅のコンセプトは様々あると思うが
簡単にいうと、人、物、情報が交わる場所を
意図的に作り出している場所だと思っている。
だからこそ、その地域の特色が出やすいので
必ず立ち寄る場所の一つなのだ。

一番気になったのが食品の安さ。
地元の野菜が
大根2本で100円、
ミニトマトが10個以上入って100円、
普通サイズのお弁当が380円と、
とにかく安い。
コンビニの乱立や、大手資本の参入など
様々な課題があると思うが、本当にこれでやっていけるのか?
と、正直思ってしまった。

安いし、地元の物を食べれられるし、美味しいし
確かに、観光客はいいと思う。
そう、観光客にはね。

循環する仕組みがない以上は持続が難しい。

全ての場所が、上記の内容だった訳ではなく
あくまで個人の主観による考察。

”自分の特性を知り
相手の特性を知ると
やるべき事が見えてくる。”

何がいい悪いではなく
今回沖縄を見て回った事は
僕自身にとって、非常に大きな学びになった。





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