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サバイバル生活6日目
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さあ、ここに持ってきた食糧は
米5日分ほどと素麺一袋。
ずっと同じ場所の岩牡蠣を食べて暮らすわけにもいかないのでジャングルの中を捜索してみることにした。
西表図鑑には
マングローブで食べられる貝や植物がいることが記してあったので、川を辿って上流へ行ってみたり、マングローブへ行ってみたり探して歩いてみた。
すると、食べられるという大きなしじみや
渦を巻いた貝の誰かが食べたカラのようなものがたくさん見つかった
…だが
散策してみるもどうもみつからない。
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ジャングルの中には身長の2倍ほどある、大きなシダ植物がいたるところに生えていた。
旦那が
「シダの新芽は食べられるんじゃないか?」
というので、アク抜きして食べてみることにした。
んー、食べたことのない味。
食べれない事もないけれど…
美味しくも、ない。
火を焚いてシダをアク抜きしている間
旦那は海へ。
ウェットスーツを着て、モリをもち魚をつきにいった。
あめもふっていて
3月と言えど南国と言えどまだ夏は遠い西表島に
ガクガクブルブル震えて帰ってくる旦那。
魚達は頭がだいぶ良かったみたいで、全然つけなかったらしい。
ということでこの日は
シダの新芽を持ってきていたカレースパイスでカレーにして
少しずつのお米といただいた。
お風呂に入れるわけもなく、
太陽もなかったから冷めた体のまま就寝する。
旦那は海に入った冷たさで
その時持ってきていたあたたかい服を何枚かけても、一晩中ブルブルブルブルと震え続けていた。
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