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よりみち屋見学報告
coconeメンバー3名で、江戸川区のよりみち屋を見学してきました。
よりみち屋 | 株式会社ホワイトビアード (whitebeard.co.jp)
この江戸川区駄菓子屋居場所よりみち屋 は、
江戸川区ひきこもり支援推進事業として実施され、
ひきこもり状態にある方に安心して過ごしてもらい、交流や就労体験により
社会とのつながりと自立を支援しています。(よりみち屋HPより)
入り口を入るとすぐに昔ながらの懐かしい駄菓子屋さんのコーナーが広がり、その奥には、年齢を問わないひきこもり状態の方が安心して過ごせる居場所スペース、静かに過ごしたい方や相談をお受けする方が利用できる休憩スペースがあり、一番奥には、就労体験も出来る事務スペースが広がっています。
一つの大きな部屋が、カーテンやソファーを利用して、時にはオープンスペースとして、時にはその方だけのためのスペースとして区切られ、上手に利用されていました。
利用するのは、ひきこもり状態の方だけに限らず、地域に開かれた場所として、午後になるとお年寄りや学校から帰った子どもたちも集まってくるそうです。地域と繋がる機会として、地域のお祭りにも参加しているということでした。
静かに過ごしたい方たちのおすすめ利用時間は、10時~14時。賑やかな空間で人との交流を望む方たちのおすすめ利用時間は、14時~16時だそうです。
しろひげ在宅診療所では、約2割の利用者が精神疾患者であり、患者や家族が日常をもっと自由に、もっと笑顔になれる場所やサービスを提供したいと、2022年12月に医療法人しろひげファミリーの社会貢献部によるしろひげ・べーすをスタートさせました。その後株式会社ホワイトビアードを立ち上げ、江戸川区のひきこもり実態調査で区内に約1万人のひきこもり状態の方がいることが分かりひきこもり支援の必要性を感じていた区から委託を受け、江戸川区ひきこもり支援推進事業として駄菓子屋居場所よりみち屋を運営しています。
社会福祉士、精神保健福祉士、ひきこもり経験者のピアサポーターなど約10名の常勤スタッフ(しっかり連携がとれるようにスタッフは全て常勤)がいて、利用者を見守っています。ひきこもり実態調査での、みんなが集える居場所が欲しい、短時間でも働ける場所が欲しいという声に応えて、通いなれた居場所で就労体験ができる駄菓子屋=よりみち屋として運営しています。
居場所では、ボードゲームを楽しめる時間、健康体操や手話講座の時間、よりみち茶話会の時間など、さまざまなイベントプログラムを用意して楽しく過ごせるように工夫しています。就労体験としては、1回15分~3時間で1週間に9時間までとして、有期雇用契約で時給1113円を支払い、駄菓子屋の運営(仕入れ・値札つけ・陳列・接客販売・在庫管理などなど全て)、清掃作業、パソコン作業、ポスター作り等を行ってもらっています。
面談の時間、振り返りの時間も大切にしています。
区でひきこもり相談支援事業の委託を受けている株式会社キズキとも連携を取り、就労定着支援につなげることも考えられています。
よりみち屋さんは、スタッフの皆さんの笑顔と率直なお話が印象的な、とても素敵な場所でした。小金井にもこんな場所を是非作りたいという思いを強くし、帰宅しました。
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