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深谷守貞先生学習会感想2024.12.21

KHJ「兄弟姉妹の会」でソーシャルワーカーをなさっている深谷講師から、きょうだいは親とは異なる立場で本人とどう関わっていくのか、についてのお話がありました。
 きょうだいの抱える問題は、8050問題、親亡き後の問題とも深くかかわり、きょうだいは、自分の将来のこと、ひきこもり本人や親の今後のことを考え、複雑な思いや不安を抱えていることがよく分かりました。家族だから面倒を見て当然と押し付けられることは、きょうだいにとっては、家族であるということが「呪い」になってしまうという言葉が、印象深く心に残りました。
 親もきょうだいも、落ち着いて安心感を持って理解し支え合うためにも、悩みや葛藤を吐き出し同じ立場の人と気持ちを分かち合うことの大切さ、「家族会」や「きょうだい会」の重要性を改めて感じました。
 KHJ「兄弟姉妹の会」で語られた具体的な事例で、どういう行動がどういう変化につながったかをお話ししていただき、ヒントを得、理解を深めることができました。
 親はきょうだいの抱える問題を理解し、きょうだいの生活や将来を尊重し、情報を整理し共有して、できる範囲での関わり方を共に考え準備することの必要性を感じました。
 孤立してしまわないためにも、支援者とつながり制度を上手に利用することも大切と、支援機関など社会資源のお話もたくさんあり、大変参考になり安心できました。自分が困ったときには、利用してみようと思いました。

学習会の様子


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