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マルチモーダル(KOGADOの冒険ワークショップ vol.59)

北川:
 今日はオーディオブックの話をしましょう!

西川:
 あ、BWSですね。


『シンフォニック=レイン』の20周年企画の一環として、ゲームシナリオを小説に改変して、それをオーディオブック、すなわち朗読による音声コンテンツとして配信しようという企画が、現在進行中です。
今日はそのお話です。

https://www.kogado.com/sw/contents/kuroneko/sr20th/


北川:
 西川さんには執筆と、あと現在進行中の収録にたちあってもらってますが、どうです? まずは、その台本となっている小説についてとか。

西川:
 やっぱり地の文を頭の中で読むのと、実際に声に出すのとでは印象が変わるな、と思いました。
 テンポとかもそうですが、読みの難しいもの、同音異義語とか、よりわかりやすい言葉選びも出来たんじゃないかというのは強く感じています。

北川:
 うんうん。

西川:
 あとは、さすがに二十年前に書いたものなので、うわぁぁ、となりながらも、中原さんの素晴らしい演技を聴かせてもらってます。

北川:
 いやほんとそうなのよ!
 地の文を音で聞くと、おおおおおおーーー…………ってのが凄いよね。人の声で言われると、これは、きつい(いい意味で)ってのを痛感するよね。痛感てのもアレだけど、がーーーん!ってなる。わかってんのに、がーんとくる。

西川:
 あとは、知っている文章ではあるので、これを「初めて」「耳だけ」で聞いた時にどういう印象なのかは、想像でしかありませんが気になるところですね。

北川:
 そうだよね。我々は台本見ながら聞いてるからね。やっぱり本もいっしょにリリースしたほうがいいよね。

西川:
 確かに、それはそうかもしれません。

北川:
 なんか、音で聞いたほうが入ってくるタイプの人もいるらしいのでアレだけど。ちなみにわたしは、「え!?いまなんつった!?」って巻き戻しちゃうタイプの人間です。

西川:
 好きな人は好きですよね。ASMRとかもそうですけど。文章でも、あれ? さっきなんて書いてあったっけ? って前のページに戻ることもあるので、そこら辺は似てるのかも。

北川:
 おれね、村上春樹さんの小説が好きなんだけど、長編の文庫本をカバンに入れっぱなしにして、ちょっとした時間に、ぱっと開いたページから読むってことをしてたことがあって、そんな感じで、てきとーなポイントから聞くとか楽しんでもらうとかありなんじゃないかとw ながいから。

西川:
 一度読んだことある人なら、そういう楽しみ方もできそうですね。

北川:
 どこでも楽しい。

西川:
 私も海外ドラマで特に好きなシリーズ、何回も見返しているような作品は、デュアルモニターで流しながら作業してたりもしてます。
中原さんのあの優しい声を楽しみながら眠りについたりとか、聴き方の幅が広がりますね。

北川:
 よさそう!それ! おれも昔モンティパイソンのビデオが入眠アイテムだったわ。中原さんの声の方が1万倍くらいイイ。

西川:
 ふと思ったんですけど、効果音とか入れたりします? 雨の音とか。
 ゲーム中はずっと流れてるので、重要なシーンでしかそこには触れてなかったんですけど、考えてみれば折に触れて言っとかないと聴いてる人は忘れてしまわないかな、と。

北川:
 seはね、今回は入れない予定よ。

西川:
 なるほど、睡眠導入として雨の音は結構よく聞くので、ひょっとしたらと思いましたが、残念。
 あ、ただシーンの冒頭の「11月27日、○曜日」みたいなのは追加で録らせてもらいました。

北川:
 わすれてた!

西川:
 台本の整形の関係で、文章っぽくはなってなかったですしね。ゲーム中では画面に表示されていましたし。

北川:
 何か言い残したことある? きづいたこととか。

西川:
 収録に参加出来なかった日もあるのでファルとかリセはわかりませんが、中原さんのフォーニは、それはそれはかわいかったです。

北川:
 クリスも中原さんでいいなって思った。
 では、最後にお客様に。

西川:
 コーデル先生もかわいかったです。

北川:
 www お楽しみに。ありがとうございました。


 新しい試みは、少しの怖さと、それを補って余りあるワクワクに満ちています。
 このワクワクを推進力に生きていきたいです。

 では今週はこの辺で。
 また次回。

※「KOGADOの冒険ワークショップ」では、ソフトウェア開発部の北川がその時思いついた事柄を駄文にしたためております。取り上げて欲しい事柄などありましたらお気軽にリクエストください。
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