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理性は何処に(KOGADOの冒険ワークショップ vol.53)
北川:
先週はちょっと週末に向けてショッキングなことがあったので思わず一回休んでしまいました。
西川:
それは聞いてもよいアレですか?
北川:
んーまだちょっと生々しので、やめときましょうw
西川:
では、いずれ話せる時がきたらその時にでも。
北川:
で、今日はどうかというと、何も考えてないので、どうでもいい話でもしましょうか。
西川:
「何食べたい?」「何でもが一番困る」って何かのシナリオで書いた覚えがありますが、何かテーマとか、話したいこととか、聞きたいこととかありますか?
北川:
人は学習することはあるのか、ってのはどう? なんか気が付くと同じことばかりやってる気がするんだよね。
西川:
難しそうな話ですね。「なんか最近ゲームやりました?」とか話そうかと考えてた自分が恥ずかしい。
北川:
w
西川:
学習は出来るけど、同じ間違いを繰り返すことはあるかなぁ、とは思います。人が学習出来ないなら、そもそも学習なんて言葉も生まれないでしょうから。
北川:
何かしでかして痛い目にあったと。で「もうこんなことはしない」「こういうことをするとこういう嫌なことが起きるんだ」って学習した、ように思えて、結局また同じことをする、ってのは、それをしたいんだろうな、と。
人間て、したいことしかしないってのが持論なので。
西川:
とはいえ「二度としない」が実践できてる人もいるでしょうし。
北川:
それはきっと、それでもいい状態だっただけなのでは。「これもいいな、今度からはこっちで行ってみよう」って。
西川:
理性と感情みたいな話っぽいですね。学習自体はできるし実在するけど、それに従うかどうか、従うことができるかどうかは感情次第かもしれない。
北川:
かな。人間は完全に理性で行動を制御できないんだろうなって話かも。
西川:
というのも極端すぎる気はしますけどね。
北川:
理性と感情がリンクしてれば葛藤もないし不幸も起きない。学習もできるのかもしれないけど。
あるいは、おれだけなのか? みんな結構理性的に行動できてるのかな。
西川:
現代人は、日常生活を普通に送るだけで、ずいぶん理性的な行動をしてると思いますよ。
北川:
そうかなぁ。
西川:
損得勘定、なんて言葉がありますけど、あれはずいぶん理性的な感情じゃないですか? いや、そもそも感情ではない?
北川:
得をすることがいいことだって感じてそっちを選ぶのだから、理性じゃない気がするけど?
西川:
でも、得をするのがなぜ良いのかといえば、幸せになれるから、に帰結すると思うので、感情に属する気はしますよね。言葉の定義の話になっちゃいますけど、理性も感情の一部なのかもしれませんね。損得や、利害を理解した上で、それよりも強い感情によって行動してしまうこともありますし。
北川:
理性の忍耐力がないのだなって気もしてきた。途中で諦めるんだろうな。で結局、「やりたいことしかやらない」になってしまうのかも。
西川:
そういった意味では、「人間はしたいことしかしない」っていう北川さんの言葉も正しい気はします。
違う言い方をすれば、人は自分の意思によってしか行動できない。その意思が何を指すかといえば、したい、したくない、の感情で、したい、したくないの指標になるのが……なんでしょう? それも感情? 損得? あれ? ループしてる?
北川:
そこは原始的な感覚な気がするんだよね。思考とかは介在しない気がする。
西川:
やりたくないことをやる、ためには、自分を納得させる何かがないと無理な気はします。それが金銭なのか、他人との関係性なのか。実際にやった時に得られる何かよりも、やりたくない気持ちのほうが強いから、でしょうか。
北川:
金銭的なインセンティブだと、やりたくないことは結局やらなくなるような気がするんだよね。だから世の中の仕事の大半は、うまくいかないんだろうなと。
西川:
でも究極的にいえば、誰でも仕事したくないんじゃ? 誰でもは言い過ぎか……。宝くじあたっても仕事やめない人もいるらしいですしね。
北川:
仕事はしたいらしいよ、人間てのは。自由が一定担保される仕事なら。
西川:
それは、他人との繋がりとか、貢献しているという充実感とか?
北川:
X理論Y理論とか。承認欲求階層って理論があってそれに則るならば、自己実現欲求のために人は働くらしいので。他人との繋がりとか、貢献とかも、そうしたい自分ってのがあるからやるんだろうなとか思うな。
西川:
今ちょっと調べてみましたが、承認欲求っていうのは結構上の方に位置してるんですね。あ、違う、ピラミッドの上の方だから、優先順位としては下なんですね。
北川:
現代はそういう心配がないから承認欲求がフィーチャーされるのだろうね。
……何の話だっけ? 同じ失敗ばかりするし、同じところに戻ってくるし、成長しないなあおれはって話だった。
西川:
一番話したかったのは「人はなぜ同じ過ちを繰り返してしまうのか」ではないかと。それを進めていくと、そうしないためには、どうすればいいのか。
北川:
悪いところを直そう、変わろうって、本心で思ってないんだろうなw
西川:
それはあるかもしれませんね……それが自分だから、という開き直りもあるといいますか。
北川:
そっちに喜びが多かったら、いわれなくたってそうするよね。
西川:
自然とそうなっていくというか、その結果が今の自分だとすれば、やっぱり人は変われない……のかも?
北川:
仕事とか組織作りは後天的なものなのだから「適材適所」になってないんだろうな。不幸だな……。
西川:
そういうものだ、と結論づけてしまうのはもったいない話ではありますね。
北川:
もったいない。
西川:
そんな気はします。仕事とか組織作りだけの話だけでなく、今回のお話を通してですね。
北川:
今日はこのへんで。時間忘れてたw
ありがとうございました。
西川:
ありがとうございました。
こういうきっかけか、シナリオ中にそういうことを考えるキャラでも出てこないと、あまり考えない話題なので、楽しかったです。
この会話は結構前にしたものを記録してまして、確認のために読み直したらまた当時のことを思い出して落ち込みそうになりました。
考察が甘くて浅いなと思うかもしれませんが、雑談の中の話なので大目に見てください。
今週はこの辺で。
また次回。
※「KOGADOの冒険ワークショップ」では、ソフトウェア開発部の北川がその時思いついた事柄を駄文にしたためております。取り上げて欲しい事柄などありましたらお気軽にリクエストください。
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