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好きな漫画について語るぜ!!!!
①鋼の錬金術師
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やっぱこれでしょ~ハガレン!熱すぎる!!
あまりにも有名すぎてあらすじは語るに及びませんが、念のため。
あらすじ
錬金術師であるエドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの兄弟。かつて自らの過ちで失ってしまったものを取り戻すための旅の中で、国家を巻き込んだ大がかりな陰謀を知り、それを阻止すべく活躍する姿を描いたダークファンタジー。
鋼の錬金術師の好きポイントは
・主人公は超強い訳ではない…けど、最初はバラバラで目的も異なっていた人達と心を通わせていくことで、どんどん仲間が増えていって真相にたどり着いていくのが熱い。誰一人欠けてはならないのが良い。
・敵キャラは全員残虐で憎いけど、好きになってしまう魅力がある。
・キャラクターが立ってて、言葉回しがお洒落すぎる。
・死生観がブレない1つのテーマになっている。生まれるとは、生きるとは何かを描き切っている。
・最後の展開がマジで好き。物語として美しくて潔い。
一番好きなキャラクターは、敵サイドのグリードです。
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「強欲」の名に恥じない行動理念、そして散り際も恰好いい。
生みの親との関係性がすごく好き。読んだことない人は読んでみてください!きっと惚れるはず。
②BEASTARS
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あらすじ
中高一貫のエリート学校・チェリートン学園内で、ある日草食獣アルパカの生徒テムが肉食獣に殺されるという「食殺事件」が起きる。テムと同じく演劇部部員であったハイイロオオカミの少年レゴシは、大型の肉食獣であることに加えて寡黙な性格や意味深な言動が災いし、テム殺しの犯人だと疑いの目を向けられてしまう。草食動物と肉食動物の、食う・食われるの関係に葛藤するレゴシを中心に、動物たちの生きる姿を描く。
隠れた名作。
アニメの主題歌、YOASOBIの「怪物」「優しい彗星」が有名ですよね。
オオカミの主人公レゴシは、白ウサギの少女ハルのことを好きになるんですが、種族的に空腹が抑えられなくて、何度も食い殺しそうになるんですよね。
「食べたい」という本能と、「愛しい」という感情の間で揺れ動く描写がとても好きで、BEASTARSならではの魅力です。
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最初はヘタレだったレゴシが、次々に迫りくる試練を乗り越え、どんどんカッコよくなっていきます。
自らの弱さや、肉食獣を迫害する社会、植え付けられた本能さえ受け入れて克服していく姿は鳥肌モノです。
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あと、本編を最後まで見たら「優しい彗星」が涙なしでは聴けなくなります。切なすぎる愛の歌なんですよ、これは。
③ワンナウツ
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「ライアーゲーム」の作者が描いた野球マンガ。これも隠れた名作。
僕は特に野球は好きじゃないですが、このマンガは野球の知識が0でも楽しめます。
あらすじ
不運の天才打者と称される埼京彩珠リカオンズの児島弘道は、沖縄でワンナウトと呼ばれる賭け野球で無敗を誇る渡久地東亜と出会う。
賭け野球の天才がプロの世界で、悪魔的な心理操作術や洞察力を駆使して弱小チームを勝利に導いていく物語。
ピッチャーの主人公「渡久地東亜(とくちとうあ)」は、金の亡者ですし、練習しませんし、豪速球も変化球も投げません。
じゃあ何ができるのか?というと、「心理戦」のみです。
本当に気持ちの勝負だけで試合に勝っていきます。
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主人公のチームはオーナーがクズなので、勝利よりも「いかに低コストでファンから金をむしりとるか」しか考えていません。
強い選手のスカウトなどもってのほかです。
勝ち上がるためにはオーナーさえも敵なんですね。
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全部東亜の掌の上です
敵を欺き、足を引っ張る味方すらも利用し、ヒリヒリとしたギャンブルを勝ち上がっていく彼の姿に引き込まれていきます。
野球マンガのフリをしていますが、「勝負論」を描いた兵法書みたいなモノなので、興味のある方はぜひ。普通に勉強にもなります。
④僕の心のヤバいやつ
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通称、「僕ヤバ」。今アニメもやってますね。
あらすじ
市川京太郎は殺人にまつわる猟奇本を愛読する、重度の中二病男子。
同じクラスの美少女・山田杏奈をチラチラと見ては、ヤバめな妄想を繰り返していた。
そんなある日、山田が市川の聖域・図書室にやってくる。
一人だと思い込み、大口でおにぎりを頬張ったり、機嫌よく鼻歌を歌ったりと、思うままに振る舞う山田。
予測不能な行動を繰り出す姿に、市川は徐々に目が離せなくなっていき……。
僕は大抵のラブコメが読めない(ヒロインが多数出てくるのが無理)のですが、「僕ヤバ」だけは例外です。純粋なボーイミーツガールなので好き。
桜井のりお先生の心情描写が天才的で、あらゆるキャラクターは「表の行動」「裏の本音」を抱えています(めちゃくちゃリアル)。
中でもヒロインの山田は一見意味不明な言動・行動を取りがちで、主人公の市川がツッコんだり動揺したりするのを楽しむ構造になってます。
でも、「山田がなぜその行動に至ったのか」を想像すると、うわああめっちゃ市川のこと好きじゃん!となって2倍楽しめます。
チロルチョコ将棋とは? pic.twitter.com/MZBQOx7qlH
— 桜井のりお@僕ヤバ⑨発売中&TVアニメ2期放送中 (@lovely_pig328) February 14, 2019
分かりやすい例「チロルチョコ将棋」。
「勝った方が駒を総取り」というルールで、市川にバレンタインのチョコを渡そうとする山田の小賢しさにニヤニヤしてしまいます。
(どうやってチョコを渡すか1日考えていた→その手があったか…のとこで気づいたのかな?と想像するのも楽しいです)
(しかもチロルチョコかよ!というのも中学生っぽくて良いですよね)
最初は接点のなかった二人が、ゆっくり…本当にゆっくり距離を詰めていく描写がとても丁寧なところが好きです。
あと男子中学生の思考の解像度が本当に高くて、市川の思考を見るたびにマジで過去の自分過ぎて笑ってしまいます。共感性羞恥を浴びたいドMの方にもおすすめです。
おまけ
あくまでも好みの話で、良し悪しの話ではないですが、
自分がマンガを読む上で求めるものが、
1.見た目の格好良さ・設定やキャラクターの魅力・エンタメ性よりも、何を描きたいか・伝えたいかというテーマがしっかりと受け取れる話であること。
2.心情描写が繊細でありつつ、ユーモアや軽快なセリフ回しによって重くなりすぎないこと。
3.マンガでしか描けないもの。
の3点です。
1で言うと、黒子のバスケよりもスラムダンクの方が好きだし、
2で言うと、同じダークファンタジーでも終始重たくて詩的な東京喰種より、ナンセンスな世界観とブラックユーモアの掛け合いが楽しいドロヘドロの方が好きだし(全然別物なので比較できないけど)、
3で言うと、一番良い構図のみを切り取っているチェンソーマンとか。アニメでは狂気のある躍動感が表現しきれないよね。
もちろん超主観的な意見なので、どっちが優れているとかはないです。けど、少年漫画より青年漫画が好きなのはそういうことなんだと思います。
でもそこまでマンガ好きな訳ではないので、詳しい人に論破されそうです。なんか言われたら、それってあなたの感想ですよね?なんかそういうデータあるんすか?のクソガキムーブで撤退します。
皆さんもオススメの漫画あったら教えてください!
それではまた。