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「八月の鯨」を観たよ。

これも斜線堂先生の最新刊「夏の終わりに君が死ねば完璧だったから」に影響されてというかなんというか。
作中では八月ならぬ「二月の鯨」というキーワードがあるのです。気になる方はぜひ読んでみてちょ。

で、「八月の鯨」。リンゼイ・アンダーソン監督による1987年米映画。夏の間に鯨が見える別荘で過ごすサラとリビーのゆるやかな時間の90分。というかこの映画、キャストの平均年齢が高いのでゆるやかさが半端ない。

老いると、いやまだ20代でも「もうそんなことは出来ない歳だ」と思ってしまう。歳月が流れるほどに自分の可能性の無さに頑固になっているんでしょうね。本当は関係ないのに。体が動くとか動かないとかはあるかもしれないですが、気持ちに歳は関係ないのに。
頑固で冷徹なリビーが、サラに寄り添うために閉じていた殻を開いたたように、私も、いつまでも自分の可能性の殻に閉じこもらないようにしたいと思いました。

ていうか「二月の鯨」があったからもあるんだけど、また私海洋っぽいタイトルを借りてしまったなぁ。ちなみに「夏の終わりに君が死ねば完璧だったから」原因で借りたのはもう一つ「白鯨」があります。とことん海洋だな、って思う。

最後に「八月の鯨」情報。
渋谷にある映画バーのお店の名前にもあるらしいね。今度行ってみます。

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