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「シャッターアイランド」を観たよ。

一瞬タイトルが思い出せなかった。あまりに映像が強力過ぎて。

こんばんは、古閑です。頭と指がフラフラしている。泣きたいのに、涙が出そうなのに体が思い通りにいかない。いまわたしの精神は大丈夫なのか?

「シャッターアイランド」は2010年の米映画。レオナルド・ディカプリオ主演、マーティン・スコセッシ監督作品だ。すっごい簡単に説明すると精神が迷子になるってめっちゃ怖いよね、って話。あとロボトミー手術は「/harmony」っぽいなって思った。
ジャンルとしてはミステリーなんだけど、ホラーでもいいんじゃないのって位ビビってた。怖がりなもんで。音楽めっちゃ怖かった。

それと同時に映像が美しくて見惚れた。私自身にはトラウマは無い(と思う)んだけど、そういった精神の奥底に染みついた記憶や夢は悲しくて、恐ろしくも、どこか美しいと思う。私なら、それは出来れば幸せな記憶であって欲しいけれど。嫌な記憶ほどこびりついて逃げられなかったりするよね。

酒を飲んでは、たまに気が触れたように思いこもうとするけど、正気の私がまだ真ん中にスッと立ち続けている。シャッターアイランドにいる彼らは、どんな状態なんだろう。
マッチの炎がチラつくように、真実の記憶や真実の自分が見え隠れしているけど、岩盤を打ち付ける荒波のような「何か」が暴力のようにそれらを覆い隠す。主人公も、為す術もなく覆い隠された。
それが悲しくて、とても悲しくて、意味不明なシーンで泣きそうになったよ。泣いた方が楽だから泣こうとしたけど、心の中の私がまだ毅然と立とうとしていたから、涙は出てこなかった。

真実の私はまだここにいるって、信じていいんだよね?
わたしは、
わたしは、




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