【専業主婦がメルカリに魂を売ったら500万円稼げた話】
私は経営者の元夫と結婚し、お金に困ることもなく、2人の可愛い娘に恵まれ、端から見たら幸せな専業主婦だったに違いない。
けれど私は…
「○○ちゃんのお母さん」
「○○くんの奥さん」
として、自分の名前を失い、ただ与えられた役割をこなすだけの毎日に、生きながらにして死んでいた。
なんの楽しみもなかった。
贅沢な悩みだと言われてしまえばそれまでかもしれない。
けれど、自分の本当の人生を生きている気がしなくて、いつも焦燥感と隣り合わせだった。
SNSで流れてくるインフルエンサーの投稿を横目に…
「私も自分の命を燃やして好きなことで生きてみたい」
「でも、子供が居るから無理…」
と、やるまえから全てを諦めていた。
そんな鬱々とした日々を送っていたある日、私は家の断捨離をしていて、不用品をリサイクルショップに売りに来ていた。
その時、ある高級化粧品が大量に袋詰めにされて売られているのに気づいた。
コフレか何かだと思うが、明らかに値付けがおかしい!
だってこれ、こんな価格じゃ買えない。
私はその化粧品を購入して持ち帰り、メルカリのアプリをダウンロードして出品してみた。すると、ものの1時間立たずに全て完売。
数万円の利益になった。
出品するとすぐに売れるのが面白くて、一気にハマった。
夫からお小遣いはもらっていなかったし、生活費の中から自分の欲しいものや高くておしゃれな子供服を購入することに罪悪感があったので、自分で自由に使っていいお金が手に入ったのも嬉しかった要因だった。
私は何を思ったかリサイクルショップに足繁く通い、値段の付け方おかしい、いわゆる「掘り出し物」を見つけてはメルカリで高値をつけて売りはじめた。
メルカリで売れるものと言えば、絶対信頼のブランドものや、流行りのもの。
でも私はそのどちらでもないものを売っていた。
のに売れていた。
え…なぜ?
それは、写真、文章を駆使して、どこが魅力でどう売ったらいいのかをめちゃくちゃ考えていたから。
それがとても楽しかった。
無名なものでも、私が光の当て方を考えて魅力的に紹介すると、どんなものでもよく売れた。
そんなことをしていたら、3年で500万円。
評価は全て良い。めちゃくちゃ楽しかった。
無名のものに価値を見出して売るのが得意と気づいた。
でもしばらくすると飽きてすっぱりやめた😂
あまりにハマりすぎて、子供を寝かしつけた後、夜な夜な梱包作業をしていると夫から怪訝な顔をされたり、子供を連れてリサイクルショップに行くことに対して反対されたりしたが、夫がいない隙にこっそりとメルカリを続けていた。
メルカリをやりながらも家事はしっかりこなしていた。
それなのに、好きなことをすることに顔色を伺いながらしなければならないことに、いつもストレスを抱えていた。
さて、メルカリに飽きた私が次に何にハマったかというと、Instagram である。
家をフルリノベーションした時に、記録に残したいと思って、インスタを始めた。
当時日本中で大流行していたClubhouseのインスタ部屋でアルゴリズムというものがあるのを知った。
ハマりまくって1日20時間くらいClubhouseに生息し、ひたすらインスタを学んだ。
そして、学んだ知識を活かして投稿してみると数投稿ですぐに数百フォロワーになった。
でもそこは何をしても続かないのがコンプレックスの私。
一瞬でリノベインスタの更新も飽きてやめた😂
次にClubhouseで出会った「こんまり」こと近藤 麻理恵さんの夫であり、プロデューサーの川原 卓巳さんのコミュニティ、「SENSE 自分らしさ探究室」に入った。
まったく向いていない専業主婦で鬱状態になっていた私は、夫と役割を交代するか家事代行を雇えるくらい稼げるようになるしかないと起業を決意し、自分にできることを探していたからだった。
コミュニティの中にはSNSでビジネスを加速させたい人たちがたくさんいた。
こういうSNSでビジネスをしてる人たちに出会うのはこの時が初めてだった。
この時インスタにハマりまくってたおかげでめちゃくちゃ詳しかったので、川原 卓巳さんがインスタ部を立ち上げる際に、立ち上げメンバーに抜擢してもらうことができた。
そこから無料でセミナーをしたり、インスタ部員のみんなに無料でアドバイスしているうちに女性起業家のコミュニティの主催者さんからセミナー依頼が来たり、募集もしていないのに仕事が舞い込んできたり、川原 卓巳さんのインスタ運用を任されるようにまでなった。
よく「自分がやりたいことが分からない」とか「何でビジネスを始めたらいいか分からない」と言う人がいるけれど、やりたいことやビジネスのタネを見つけるにはまずとことん何かにハマること。
思いついたもの、とにかく何でも盲目的にハマってみたらいい。
でもここで出てくるのが
「こんなことして何になるのかな・・・」って思考。
特にお金にならなかったり、むしろお金をたくさん使わないとできないものだったりすると
「1円にもならないしな…」
「こんな無駄なことしてないで何か有意義なことした方がいいよな…」
とか思うのが1番ダメ。
そこでハマりのエネルギーをセーブしてしまうのが1番もったいない。
最初は無駄に思えるかもしれないけれど、絶対に後で点と点がつながって線になる時が来る。
やっていたこと何ひとつ無駄にならない。
むしろこの「ハマり」からしか本当にやりたいことなんて見えてこない。
だからまずは稼げるかどうかは一旦置いておいて、少しでも気になったらとことんハマってみること。
それがやりたいことの見つけ方の第一歩である。
ただ、ここまでだと、私は何かにハマって結果が出ては飽き、また別のものにハマって結果が出ては飽き、の繰り返しである。
これもこれで良いのだが、「好き」の「軸」を見つけておくと、これからの人生何をやってもその軸に沿うことで自分の好き、強み、才能を発揮して楽しく圧倒的な成果を出せるようになる。
次回はインスタにハマったあと、また私は飽きてしまったのか?
「好き」の軸がようやく見つかった時の話と、どうやって見つけたかの話をしようと思う。
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