4年ぶりの海外ひとり旅 in モンゴル🇲🇳 ①
「海外ひとり旅に行こう」
そう思ったのは旅の2週間前だった。
彼女が実家に帰省する、7月から仕事が忙しくなる、なぜか気持ちがモヤモヤする、このタイミングしかないと直感で判断した。
自分は2020年の大学4年生の最後の春休みに、海外ひとり旅にどっぷりハマった。
すべてが自分の思いのまま自由に行動できる幸せ、現地の人・色々な国の旅人との交流、冒険してる感覚、ひとり旅にしかない魅力がある。
それでも、2020年3月にコロナ拡大で強制帰国を余儀なくされた東欧旅を最後に、4年間一度も海外に行ってなかった。
「海外ひとり旅をしたい」漠然と思っていたけど、コロナと労働に屈してしまった。
航空券を取って海外ひとり旅が決まると、楽しみな気持ちの反面、
「エネルギーが有り余っていた大学生の時と違って楽しめなかったらどうしよう?」
「ひとり旅から帰ってきた後に溜まった仕事やるのしんどいだろうな…」
こんな不安な気持ちも大きかった。
結果として、社会人でも海外ひとり旅は何にも代え難い最高の経験だった。
4年ぶりの海外ひとり旅の舞台に選ばれたのはモンゴル。
4日間なので東南アジアが有力候補だったけど、タイとかベトナムは行ったことあるし、気候も雨季でイマイチ。
そこで5時間の直行便があって、日本にない大自然、遊牧民文化を経験できるモンゴルを選んだ。
モンゴルに入国するにはパスポートの残存期間が6ヶ月以上必要と気がついて、出発の2日前に更新が完了するというドキドキはあったものの、無事当日を迎えられた。
4年ぶりの成田空港国際ターミナルはなぜか感慨深くなった。
そして心の底からワクワクした。
機内食は相変わらず機内食って感じの味。
自分は美味しいと思う、好き。
5時間のフライトの末、ついにチンギスハン国際空港に到着!
空港内の現地通信会社が20時まで営業とHPにあったので、到着してからSIMカードを買おうとしたら、19時半で閉まっていた。
通信環境なしで旅スタート。ハードモード。
海外旅っぽいじゃん?って思ったけど、eSIMの事前手配がベストだった。(知らなかった)
4年間でテクノロジーも進化する。
この日のモンゴルは6月にしては季節外れの大雪で0℃。とにかく寒かった。
あと、20:00なのに明るくてものすごい違和感。日が落ちるのは21時半くらいだった。
ぼったくり個人タクシーを追い払いつつ、空港の公式タクシーでウランバートル市内に向けて出発。
「ウランバートルは渋滞がやばい」と聞いてはいたものの、想像以上だった。
2時間以上かかってようやくゲストハウスに到着。
タクシーの運ちゃんに降ろしてもらったはいいけど、泊まる予定のゲストハウスは明かりが着いていない。
Wi-Fiもないからマップも見れず、まさか違う場所に降ろされたのでは??と普通に泣きそうになった。
夜に全く知らない海外で1人はさすがに焦る。
ウロウロしていると、通りすがりのモンゴル人の女性が「今日は雪で停電しちゃったの!あなたが泊まるゲストハウスはここで合ってるよ!」と英語で教えてくれた。
モンゴル人の温かさ、優しさを感じて、泣きかけた。
おそるおそる入ると、ゲストハウスの人がAre you〇〇(私の名前)?と聞いてきたので、安心してふかーーーいため息がでた。
SIMがないのでまずはWi-Fiに繋がねば!と思って設定を開くものの、ゲストハウスのWi-Fiが見当たらない。
気がついた。
停電してたらWi-Fiも使えないじゃん。
人生で初めて電気も電波もない夜を経験することになった。
いつの時代だよ。
初っ端からトラブルが立て続けに発生したけど、無事旅の初日を終えることができた。
2日目は朝から1泊2日のツアーに出発する。
起きたら電気が復活してることを祈り、一瞬で眠りに落ちた。
PS
ちなみに、深夜に電気が復活して、部屋の明かりに起こされた。
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