2023/4月に観た新作映画3選
4月雑感
こんにちは。
4月のベスト映画を振り返ります。
住まいや仕事環境が変わることはなく、
ヌルっと新年度がスタート。
大きなトピックはないけれど、
私は元気です。
あんまりにも大きなトピックがないもんで、
日記的なものを書き始めました。
まがりなりにも言葉を生業にしている人間なので、
文章をもって脳内を整理するのも、まぁ大事かなと。
↓ ↓ ↓
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では、4月に観た新作映画9本中、
私の心に刻まれた3作品を紹介していきます。
いえーい。
※直接的にストーリーの本筋には触れないつもりですが、
事前情報を入れたくない人はご注意を…。
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1.ガール・ピクチャー
あらすじ、概要はこんな感じ。
↓
「フィンランドの映画って見たことあったっけ??」
脳内のマイ・フィルム・ライブラリーをひっくり返してみたけれど、
思いつかない。
(スウェーデンとかデンマークの映画はすぐ出てくるけど、、)
なんとなく寒そうってのと、
サウナの聖地的な知識しかなかったフィンランド。
この映画でもやっぱり寒そう、めちゃくちゃ寒そう。
(サウナは出てこなっかった)
ただ、キャラクター達はアツい!
めちゃくちゃアツい!
アンタら貞操観念どないなっとんねん!
とツッコミたくなるほど、性に奔放な女の子たち。
日本とのあまりの感覚の違いに先制パンチを食らってしまい、
「この映画、ちょい苦手かも」なんて、序盤は思っていましたが、
徐々に彼女達の真っ直ぐさや、等身大の悩みに感情移入してしまって、
気づけばオジさん、ホロリと涙、、。
ミンミとフィギアスケーター、
エマとの恋愛描写がむちゃくちゃよくてですね、、。
「私はあなたのことがこんなに好きなのに!」という感情が、
甘酸っぱい火花を散らし合う様にキュンです。
そして何より音楽の使われ方がグッドで。
「青春の側には必ず音楽がある」という点を
きっちり描いてくれてたので、それもポイント高いっす。
日本の青春映画だけだよ、、音楽を蔑ろにしているのは、、。
「ブック・スマート」や「スーパーバッド」がお好きな方に、
オシャレでユーモラスな映画と出会いたい方に、
私からの、オススメです。
あ、思い出した!
フィンランドってカリウスマキやん!
【総合点数】
→90点
【このシーンが最高】
→エマとミンミがホテルではっちゃけまくった後、
現実を見つめるところですね。
【この選曲がツボ!】
→ブック・スマートに続き採用。
20年代、新たな青春アンセムに名乗りをあげるか。
2.AIR エア
あらすじ、概要はこんな感じ。
↓
エアマックス、ゴテゴテしててあんまり好きじゃない。
アイテムとしてストリートな印象が強すぎて
いわゆるシュプリームとか、エイプとか、ニューエラとか
そういう服をサラッと着こなす人じゃないと、
なんか変な感じになっちゃう気がする。
だから足元は基本コンバース、
そんなローテク超保守的人間な私でも、
「いや、エアマックス欲しなってもたわ!!」
そう高らかに叫びたくなる、そんな映画(どんな映画?)。
この手の実話ベースの企業系映画って、
顛末はわかってるし、想像を裏切ることはないんやけれど、
それでもしっかり面白い。
だからスゴいよ、ベン・アフレックっつー話。
いかにもアメリカ的なサクセスストーリーで、
ハリウッドの、ハリウッドによる、
ハリウッド好きのための映画ってカタルシスが心地いい。
監督が俳優も兼ねてる映画って、
自分のことをカッコよく撮りがちやから、
「けっ!」ってなることが多い。
この映画もベンが美味しすぎるのだけれど、
思えば「アルゴ」なんてその極みみたいな映画やったし、
おもしろかったからよし。
ただ、当時のヒット曲を遮二無二詰め込んだだけの演出は、
一辺倒やな〜と思ってしまった。
【総合点数】
→85点
【このシーンが最高】
→ジェイソン・ベイトマンが出てるシーンはずっとよかった。
【この選曲がツボ!】
→久しぶりに聴いたけど、時代感内包しすぎっしょこの曲。
3.午前4時にパリの夜は明ける
あらすじ、概要はこんな感じ。
↓
会う人、会う人に、
「ミカエル・アースはええど、ミカエル・アースはええど」
と吹聴していたら、気づけば誰からも誘われなくなったほど、
私の“推し監督”(ダサい言葉笑)
ミカエル・アース様の最新作。
しかも主演がシャルロット・ゲンズブールで、
題材が“深夜ラジオ”だと??
私の“好き”が胃もたれするほど詰め込まれた、
罪な一本なのですが、感想!
「ハードル上げすぎちった!
でも普通にバイアス抜きにしたら、いい映画じゃね?」
って感じ。
メッセージ的には、
“恩は恩で返しましょ”ってなところか。
悲哀にくれるシャルロットが美しく立ち直っていく様と、
その息子によるジュブナイル的な要素が絡み合う。
深夜ラジオである必要はあったのか?
ということと、
セックス描写がしつこいな、、
てのはありましたが、概ね楽しめました。
傷ついた人に優しく寄り添うミカエルの視点はさすがでしたが、
スケールが大きくなりすぎっちゃったかな、、という印象も。
ただ美しいロケーションや、
洒脱な演出は十分楽しめますぞ。
【総合点数】
→85点
【このシーンが最高】
→ジャケット羽織って、
タバコ吸いながらココアをかき混ぜるシャルロットがエロすぎた。
【この選曲がツボ!】
→やっぱカッケェよなぁ。
おわりに
4月もめちゃアベレージが高くて、
確かな満足感。思わず笑顔。
あはは、あはは。
ちなみに紹介した映画以外に見た新作はこんな感じ。
(オススメ順)
↓ ↓ ↓
☆レッド・ロケット
☆ノック 終末の訪問者
☆ザ・ホエール
☆Single8
☆ちひろさん(Netflix)
☆トリとロキタ
期待の監督作が多かったね。
ショーン・ベイカーはこれからずっと、
レッド・ロケットみたいな映画を撮り続けて欲しいなと思った。
5月に劇場鑑賞予定(もう見たやつもありますが)の新作リストはこちら。
↓ ↓ ↓
☆ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3
☆それでも私は生きていく
☆ジュリア(s)
☆TAR ター
☆アルマゲドン・タイム ある日々の肖像
☆ワイルド・スピード ファイヤーブースト
☆ソフト/クワイエット
☆aftersun アフターサン
GotGは、まごうことなき大傑作でした。
人生の10傑に入るレベルで。
既に3回見てやりました。
ああ、見てやりましたとも。
あはは、あはは。
それでは、また。