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AS SOON AS –10/4〜10/10–


4日

 有給を貰って、Billboardにニック・ロウを見てきた。今年で74歳になった御大のアコースティックステージは溌剌そのもので、最高だった。ニックの歌声は瑞々しさを通過した年相応の“渋み”みたいなのを含んでいた。歳を重ねることでしか装備できない武器もあるのだと、とても勇気が出た。Billboard童貞を彼に捧げてよかった。


5日

 一気に秋めいてきた。もっとなだらかに季節が移ろいゆくグラデを楽しみたいのに。恐らく大昔の偉大なる詩人や歌人なんかも、そこに趣を感じ、愛でてきたと思うのだけれど、こんな一気に「はい、今日から秋でーす」みたいなアティテュードを取られてしまうと、なんだかなぁとなる。


6日

 来世ではダウ90000の蓮見みたいになりたいなぁ〜と思っているけれど、その割には今世でクリエイティブな徳を積んでいないので、たぶん無理なんだろうなぁ〜。とか、そんなことをずっと考えているうちに1日が終わる。


7日

 映画「アンダーカレント」を見て、俺は友人や、家族や、同僚のことをちゃんと理解してるのだろうか、「この人はこんな人だから」とか勝手に想像して、勝手にバイアスをかけて、アレコレとジャッジしているのではないだろうか。とかそんなことを考えていた。難しいぜ、リレーションシップ。晩は友人と中華を食べた。ドラゴン焼きそばなる、中学生が考えたような名前の一品を食べた。辛かった。


8日

 天皇杯準決勝、川崎が福岡に勝つ。プレミアリーグでアーセナルが宿敵マンチェスター・シティに勝つ。これ以上なにを望もう。最高の1日だった。古着屋でアーセナルのトラックジャケットを買った。サカぐらいヘビロテしてやる。


9日

 映画「シアターキャンプ」と「イコライザー3」を見てきた。前者はバカなのか真面目なのかよくわからんなと思ってたら、クレジットにウィル・フェレルの名があって妙にしっくりきた。後者は相変わらず最高だったのだけど、悪人に対するイライラと、マッコールの粛清による気持ちよさを天秤にかけると、ややイライラの方が上回る内容ではあった。



10日

 待ちに待った「トークサバイバー」の新シーズンの配信がスタート。今回はドラマパートのストーリーが重厚に、演出が派手になっているのはもちろん、トークだけでなく大喜利的なお題も追加され、よりサバイバル感が出ているのがいいなと思った。余り皮というパワーワード、はからずも脳内の手前の方の引き出しに格納されてしまった。

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