【校閲ダヨリ】 vol.57 カタツムリは考えるのです —蝸牛考—(国語学基礎概説4)
みなさまおつかれさまです。
あじさいが綺麗な季節になりました。
葉っぱの上にはカタツムリ。なんとも風流です。
さて、今回はそんなカタツムリにまつわる国語学のお話です。
タイトルに「蝸牛考」と載せましたが、この学問をかじったことのある人はもれなく知っているといっても過言ではない、有名な学説ですので、基礎概説のくくりとして取り上げたいと思います。
(民俗学の分野でも、もしかすると講義のテーマになっているかもしれません)
主人公は「柳田国男」です。
1875年、兵庫県に生まれ