【校閲ダヨリ】 vol. 45 なんでもかんでも「禍」にすればよいという話ではないと私は思うのです
みなさまおつかれさまです。
今回は、ようやく訪れた束の間の空き時間を使って、せわしなく動いていた時期に思いを巡らせた由無し事を書き連ねていこうと思います。
テーマは「コロナ禍」という言葉です。
昨年までは存在すらしていなかった言葉であろうかと思いますが、現在、ほとんどと言ってよい人々が、一度は見たり聞いたりしたことがある言葉になっているのではないでしょうか。
ひとつの言葉が新たに誕生して、「老若男女ほとんど」と言ってよい人々の間に認知されるためには想像以上に時間がかか