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気絶遍歴(仮)

一枚の大きな紙を用意して、思いついたことをどんどんそこに書き込んでいく。テーマやルールはとくにもうけない。ただ、広い意味での創作活動に無関係な私事などはたぶん書かない。書き込み間のつながりもないが、連想の痕跡は残るかもしれない。歌人、怪談作家、小説家、川柳作家としての自分の思考の圏内で、ただしあまりジャンル意識を持たずに脳から垂れ流すように書きつける。

余白がなくなったら終了。次の紙に移る。

みたいなことをここでやりたいのだけど、noteは記事あたりの字数制限がないらしいので、仮にこのページを「80000字(原稿用紙で200枚)まで書き込める大きさの紙」だと設定して、書き込みが80000字くらいになったらいったん手放そうかと思う。仮にひとつのテキストが平均800字だとしたら全部で100篇、140字だとしたら571篇くらいのテキストをここで書くことになるわけである。

完成したエンターテインメントが読みたい人にはお勧めしない。我妻の頭の中の〈途中経過〉を観察または監視したい人向けだと思う。予想としては日記や創作や批評の破片みたいなもの、短歌とか怪談についての雑多な所感、そういうものは含まれるんじゃないかと思う。

「余白が埋まる」のが何か月後(何年後?)かまるでわからないが、垂れ流される脳が文字のように染みをつくるさまをリアルタイムで覗きつづける権利を1300円で買い取ってみませんか? というこれはお誘いである。

時々ページを開いてみて、何か増えてないかなと探すくらいの使い方をお勧めしたい。読むときの便宜をかんがえて、最新の書き込みはつねにいちばん上に足していくことにする。古い書き込みにあとから加筆したりもするだろうから、たまにいちばん下までスクロールしてみてもいいかと思う。

2024.9.12 我妻俊樹

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