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FLASHY BLOOD
入院している
しかも予期せぬ緊急入院だ
朝、職場でメイクしようとしたら白目が黄色がかっていたので、ふと気が向いて、昼休みに向いの内科へ行った
一通り調べてから先生が
「ここでは診れないから、もっと大きい病院に行って診てもらってください」
と言った時点で16:00近い
今夜これからも、明日明後日の週末も、早朝から夜まで仕事は予約でびっしりである
それでは、3日後が次の休みだから、自宅近くの病院へ…などと思案を巡らせていると、重ねて医師は
「紹介状書きますから、今すぐタクシーで救急扱いで行ってください!」
と結構な剣幕だった
やれやれ
そして今に至る
入院生活37日目
昨日初めてまあまあ仲良くなるのに骨が折れそうなキャラの人物が入院してきたので、これを機に記録でも付けようと思う
ダークサイドに落ちた大黒天みたいないでたちの、極めて機嫌の悪そうな女性である
もしもプロレスラーデビューにあたってリングネームが必要で、命名権がアタシにあったら
“ 呪 詛 ”
にする
呪詛選手の入場である
因みに、結果として違う診断がくだるわけだが、当初“胆管炎”“胆石”が疑われてもいたので、そちらの専門の医師が最初に診た
何でも血液検査の結果に
『 正 常 値 の 1 , 8 5 0 倍 』
に跳ね上がったジャンルがあったそうで、後の主治医も
「なかなか見ない数値」
「集中治療室レベルの数値」
と、充分な武器と装備で、私の外出許可要請を軽く一蹴した
最初の医師はこんな言葉を使った
「いやぁ〜血液検査の結果が 結 構 派 手 だったんでね」
なんて素敵なんでしょう
入院一日目、オラは洒落た言い回しを手に入れた
「いやぁ〜先週なさった自主トレメニューが結構派手だったみたいで」(自己流でオーバーワークして筋挫傷しとるやないか!の意)
「購買行動が派手なのが玉にキズです」(金の計算ができないハイブラ馬鹿で、今月のカード引き落とし厳しいっての意)
ピンチはチャンス
何かを失うタイミングでは何かを得ていけば良い
ひとまず洒落た言い回しを手に入れた