本好きの子にしたい?!って
お母様たちと話していると、本好きな子になってほしいというお話をよく聞きます。
そういう私も、実は子供には本を読む子に育って欲しいと願って育てていたひとり。
1人目の時には、寝る時に主人と毎日のように交代で読み聞かせをしていたほど。
でも残念なことに、上の子は本好きな子には育ちませんでした(泣)
これほどがんばって読み聞かせしたのに、なぜ?と思いましたが、下の子を育ててその理由が分かりました。それは親から与えられたものだったから。
上の子に0歳からたっぷり英才教育を施した私は
9年ぶりの子育ては、もういいや!と最初から半分投げやりな感じでした。上の子でもう子育ても1回やり切った感があったからです。
下の子はいい意味で、最初から放任でした(笑)
そして、この育児を上手くサボった効果が本が好きになった原因です(笑)
なぜ?と思われると思いますが、下の子にはこちらから本を与えることを一切していませんでした。たた、私がリトミック(仕事)で使っていた絵本が、毎月2冊づつ家にに届くたびに、楽しみに開けるのは自然と下の子の役割になっていました。
ピンポーンとチャイムが鳴ると、「絵本きた?」といつの間にか絵本を楽しみにしている様子。
そして極め付けは、絵本を読んであげないこと。
意地悪とかじゃなくて、私はほとんど絵本を読んではあげませんでした。ただ、絵本をオトマノペ風に音に乗せて、ページをペラペラめくって、仕事の準備をしていただけ。
その様子をひたすら見つめるだけの下の子。
たったそれだけだったのですが、絵本にすごく興味を持ち、書いてあるストーリーに興味を持ち始めたのです。
読んで欲しい時は、自分で「読んで!」とせがむようになり、少しまた私も催促されて読んであげるようになりました。でも言われないとこちらからは特に読みません。
それを繰り返すうちに、文字を少しづつ覚え、書くようになり。下の子は、今はすっかり読書家になりました。言われなくても、見ていなくても、自ら好んで色々なジャンルを読んでいるようです。私も全て把握もしていません。沢山の本を好きに読んでいる様子です。
たまにはホラーチックな本や、グロテスクな本も読んでいるみたいですが、こちらからこれはだめよ!と言ったらはい、多分そこで終わり。
女の子だからダメとか男の子だからダメとか。
難しいから読めないとか。この本はやめておきなさいとか。きっと親が決めてしまったら、子供は窮屈で仕方ありません。
親からダメと言われたものは読むのを諦めてしまいます。親の言葉は神より尊いのです…(笑)
っていうのは半分冗談ですが、親に禁止をされると、自然と読まなくなりますね。
私は歴史や科学などにあまり興味はないのですが、下の子から色々こんな事が書いてある、こういう人なのだと最近は反対に教えてもらっています。歴史や科学の本を読んでいるのすら知りませんでした(笑)
ただの放任育児は放置育児と変わらないと思いますが、見守る育児は、子を育てるのだと思います。過剰に手をかけすぎないのも、子供がすくすく育つ秘訣かなと思います。
え?本が好きな子に、何故ならなくちゃいけない?本なんて読まなくて良くない?
それは、現代のどの教科も、全てが日本語が分かっている前提で作られているからです。
どの教科も応用問題って、あれはっきり言って日本語力の問題ですよね?(笑)
今日も1日、お疲れさま。