神原元弁護士の幼稚な正義感
神原元弁護士が「正義は勝つ」ツイートをリツイート
神原元弁護士が自身の「正義は勝つ」と述べたツイートをリツイートしていました。時系列に沿って後→前の順にツイートを引用します。
弁護士、検察官、裁判官という法曹の方をイメージする時に真っ先に思い出すのは、漫画「家栽の人」の若い女性裁判官のエピソードです。その女性裁判官は、離婚調停の場で当事者の夫から「こんなに若い女性に夫婦のことなどわかるのか」、「あなた結婚しています?」などというセリフを浴びせられて悩んでいました。そして、その女性裁判官はそのようなセリフに対する「回答」を準備しました。「若い女性の裁判官で心配かと思います。ところで、あなたは離婚されるのは初めてですね。私は多くの離婚調停に携わっています。お任せいただけますね。」というようなものでした。
このエピソードを成長しようと努力する若い裁判官の物語と感じる方もいらっしゃると思いますが、私は別の見方をしました。裁判官は一般人とは比較して想像もできないほどに人間の業と接しているのであるという見方です。その中には自身の感情で「この人物を救いたい」と思いながら、法律や判例の積み重ねの中でどうしようもない事件もあったはずです。そして、このエピソードは裁判官のものですが、弁護士や検察官であっても生の人間の業に接していることから同じような事例を経験しているはずです。神原元弁護士も、勝たせないと思っていた依頼者が論理の組み立てや裁判官との相性などから敗訴してしまった事例を経験してきているのではないでしょうか。そのような事例を経験しているはずの神原元弁護士が「正義は勝つ」などと幼稚な論理を開陳なさるのはどうかと思います。「正義は勝つ」という論理を反対解釈すれば、「負けた者は正義ではない」と解釈することも可能となり、神原元弁護士が受任したいわゆる「従軍慰安婦」報道「捏造」裁判で敗訴した植村崇株式会社金曜日代表取締役、茅ヶ崎市民文化会館暴行事件で有罪判決が確定した北嶋直樹さんと伊藤大介元株式会社ハウスポート代表取締役、ツイートが名誉毀損であるとして株式会社鹿砦社から民事訴訟を提起されて敗訴した李信恵さん、ツイートが名誉毀損であるとして山口敬之元TBSワシントン支局長から民事訴訟を提起されて敗訴した有田芳生元参議院議員は、神原元弁護士の論理に従えば、「正義ではない」と解釈する余地があることになってしまいます。このような幼稚な論理を振りかざす神原元弁護士には依頼者や依頼者であった者を守ろうとする意識はあるのでしょうか。
さらに幼稚なリツイートを繰り返す神原元弁護士
更に神原元弁護士が著しく配慮に欠けていると私が感じる点は、これらのリツイート直前になされたリツイートが次のツイートであることです。
神原元弁護士は、朝鮮学校の無償化に賛成の立場で朝鮮学校をイデオロギー的に支援する立ち位置にいると思いますが、朝鮮学校アカウントのリツイートから一つのリツイートを挟んで「正義は勝つ」という幼稚なリツイートをなさっています。朝鮮学校といえば、無償化等の国や地方公共団体の処分に対し、卒業生が国や地方公共団体を被告とした行政裁判を提起して、確定したすべての裁判に敗訴していますが、神原元弁護士は「朝鮮学校は正義ではない」と考える者が生まれるような軽率なリツイートをなさっているという自覚はおありなのでしょうか。神原元弁護士の幼稚なツイートやそのツイートのリツイートは、神原元弁護士が守りたいと思っている人々を貶めるものになっているかもしれないのです。