伊藤大介被告人が横浜地方裁判所の被告人質問で具体的に触れなかった荒巻靖彦証人による殺人未遂
大前提として大阪市北区堂山町傷害被疑事件の横浜地方裁判所での公判における被告人質問において、伊藤大介被告人は荒巻靖彦証人にどのように刺されたとは述べていないことを認識しておく必要があります。
横浜地方裁判所において伊藤大介被告人がなした被告人質問への回答は、どのように刺されたかなどという具体的な回答がないばかりでなく、いつ刺されたかすらわからないというものでした。この程度のことで荒巻靖彦証人に刺されたと述べ、さらに荒巻靖彦証人には殺意があった(殺人未遂罪の構成要件)とすら述べる伊藤大介被告人は、自らが代表取締役を務める株式会社ハウスポートと株式会社eーハウスの宅地建物取引業の免許が欠格事由に該当する自らの罪の減免が見込まれるほどの重要な事実について、具体的な回答をなしていないのです。
そして、伊藤大介被告人の回答に沿うように横浜地方裁判所で宣告された判決では付け加えるようにこう触れています。
この判決では、「誰が」伊藤大介被告人の腹部の刺創をなしたかについても「いつ」伊藤大介被告人の腹部刺創がなされたかについても触れていません。事件の現場のそばには防犯カメラが数多く設置されており、そうであるからこそ事件の時系列が細かく分単位で判決文で触れられているわけです。警察又は検察による事情聴取において、伊藤大介被告人がこの防犯カメラの画像を見せられたものと推察しますが、この防犯カメラには一体何が映っていたのでしょうか。