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「デザイナーとして働く」を密着型インターンシップで体感しよう
こんにちは、KOELのUXデザイナーの阿部です。KOELでは新卒採用の一環として、学生向けに2weekインターンシップを毎年開催しています。
昨年同様、今年(2022年)もオンライン形式で2/14〜2/25に開催しました。
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この記事では、学生が「デザイナーとして働く」を体験する中で気づいた「仕事現場でのデザインの楽しさ」や「大学で学ぶデザインとの違い」を紹介します。また、インターンで学生が実際に取り組んだ内容やKOELデザイナーとの関わり(上記写真はインターン最終日にKOELメンバー皆が揃ってインターン実習生と送別ランチ会をした模様)も紹介することで、KOELで働くイメージも併せてお伝えできればと思います。
インターンを通じ学生の皆さんに得てほしいこと
今年のインターンプログラムのテーマは、密着です。
学生があるお題に対して2週間かけて取り組みアウトプットをまとめ講評を受けるというプログラムではなく、複数のプロジェクトを通じてKOELデザイナーに密着し、自ら考え一緒に手を動かす中で「仕事現場でのデザイン」を体感できるプログラムを設計しました。KOELでは「チームでモノづくり」を大切にしており、その働き方も体感してもらおうと考えました。
「社会人と一緒にデザインに取り組む機会がほとんどない…」
「大学で学んだことが働く現場で活かせるのだろうか…」
このような学生の声を受け、実際にデザイナーが働く現場に密着する中で、大学で学ぶデザインと仕事で取り組むデザインの「違い」を発見し、プロのデザイナーとして必要なことに気づいてもらおうというのが狙いです。
プロジェクトを横断し体験するデザインプロセス
KOELでは、30名ほどのデザイナーやリサーチャーが在籍し、常に数十のプロジェクトに取り組んでいます。今回はプロジェクトの中から3つをピックアップし、各プロジェクトを跨ぎながら「リサーチ〜体験設計〜プロトタイプ作成〜検証」のデザインプロセスを体験してもらいました。
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デザイナーに密着しながらデザインの実践
「リサーチ」
新サービスの価値発見・検証を行っているプロジェクトにJOIN。経験豊富なデザインリサーチャーと一緒に複数回のユーザーインタビューに参加し、その後、インサイト抽出しながらペルソナやユーザーストーリーの作成にも取り組みました。
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「体験設計~プロトタイプ作成」
既にリリースしているサービスのモバイル検討を行うプロジェクトにJOIN。ひとつのユーザーストーリーに対して、競合調査から画面遷移を手書きでスケッチし、ワイヤーフレームに落とし込んでいくところまで、UXデザイナーに相談しながら進めていきました。最終的にKOEL内レビューを受け、より高い品質へのアップデートを行いました。
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「検証」
既存サイトに対してデザイナーとして専門家評価をし改善を行うプロジェクトにJOIN。ユーザビリティの原則を踏まえ、実際にサイトを操作しながら改善点を洗い出していきました。その後、他のUIデザイナーの評価結果と見比べをしながら、事業部に改善提案できる内容にまとめ上げていきました。
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プロジェクト外でもKOELを知る
KOELでは、KOELゼミという取り組みが毎週行われており、参加した研修や読んだ書籍の気づきや、完遂したプロジェクトの学びを共有する機会があります。インターン最終日に実習生に今回のインターンで得た学びをKOELメンバーに共有してもらいました。
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また、リモートワークになってからKOELでは、朝の会、帰りの会が毎日設定されており、KOELがデザイン支援する『NeWork(仮想的なスペースを活用したビデオコミュニケーションツール)』にメンバーが任意で集まり、会話する機会があります。インターン実習生も参加しその日に取り組む内容や学んだことをシェアしたり、プロジェクトで関わりのないメンバーとも業務だけでなくプライベートな話をしながら、KOELメンバーそれぞれの興味や日頃どんな雑談をしているのかといった雰囲気も味わってもらいました。
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今回のインターンはオンライン形式のため、実際のオフィスで働くことは叶いませんでしたが、2022年2月に開設された「OPEN HUB Park(新たなビジネス創出の場、最先端技術を備えたワークプレイス)」を遠隔操作ロボット越しに見学し、リアルオフィスで働くイメージを掴んでもらいました。
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インターンを通じ学生が得られた気づき
実際にインターンシップに参加してくださった学生(若杉さん)の実際の声を紹介します。
「同じ目線で仕事ができることで、デザイナーとして働く感覚が得られた」
インターンに参加する以前は、戦略や体験設計などの抽象からビジュアライズなどの具象まで幅広いデザイン領域の中で自分が何をしたいのか決め切れていない状態でした。KOELのインターンでは、領域を跨いで複数のプロジェクトに参加し、デザイナーの方々と同じ目線で一緒に仕事をさせてもらう中で、インタビューやその分析などの抽象度の高い業務に楽しさを感じている自分に気がつくことができました。また、良い意見であればしっかりとプロジェクトに取り入れてくださり、的を外している場合も丁寧にフィードバックを頂けて、本当にデザイナーの方々と一緒に働いている感覚も得ることができました。
KOELでは、年齢が近い方や離れた方関係なく質問しやすく、チーム全体で質問や意見を出しやすい環境が作られていたことに驚きました。
「自分の一つのアクションが、サービスに繋がっていく」
インターンで実習する中で大学と違うなと感じた点は、熱意や愛をもって作ったサービスが実際にユーザーの手に渡り、それがビジネスになっていくということでした。大学ではコンセプトの面白さなどに目が行ってしまいますが、仕事ではユーザーのことを丁寧に理解し、作り込んでいくことが大切なんだなと感じることができました。
また、ユーザーインタビューで自分が考え出した質問がインサイトに繋がっていく機会もあり、自分の思ったことをしっかりと質問していくことで、実際のサービスに繋がっていく・形になっていくという体験がとても印象的でした。
「KOELデザイナーとの密なコミュニケーション」
インターン実習生数名に対して社員の方が1名で担当してくださる他のインターンプログラムが多い中、KOELでは、3つのプロジェクトに参加しそれぞれのプロジェクトで複数人の方と一緒に仕事ができたり、朝の会などで活躍するデザイナーの方々とお話できる機会がとても多かったです。今後の参加を検討している方々に対して一番のおすすめポイントだと思います。
新卒採用エントリーが始まっています
NTTコミュニケーションズでは3/1より2023年新卒採用エントリーが始まっています。今回のインターン紹介記事を目にしてKOELに興味を持ってくださった方は、採用エントリーを心よりお待ちしております!また、今回のようなインターンは毎年行っているので、来年以降の就職を考えている学生の方々も次回のインターンへのエントリーをお待ちしております!
【新卒採用エントリー期間】
第一期:2022年3月21日(月)23:59まで
※エントリーシートの提出締切などは別途設けているため、詳細はマイページをご確認ください。
【募集対象】
2023年3月までに大学・大学院・専門・高専・短大を卒業(修了)見込み、もしくは卒業(修了)済みの方
【エントリー方法】
※採用コースをご確認の上、マイページからエントリーしてください。