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【後編】考えてみよう。「叱らない子育て」の意味

この記事は1,463文字あります。個人差はありますが、2分〜3分でお読みいただけます。

このnoteはVoicy(音声配信)で配信した内容のテキスト版(要約版)です。詳しくはVoicyで聴いて頂ければと思います。

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概要

昨日は「叱らない子育て」ってなんなのか、そんなお話をしました。今日の放送では、昨日の放送では触れていない点について放送したいと思います。


前編の振り返り

昨日の放送では「叱らない子育ての意味」をテーマにお話しました。叱らない子育てとは、子どもに何も言わないことや、すべてを許容することではありません。

必要なことは子どもに伝えつつ、脅しを使わずに、子どもに伝わりやすい方法を工夫することが重要です。叱ることで一時的に行動を変えることはできますが、力で従わせる方法は、子ども自身に「力で押し通すこと」を教える可能性もあるのでは?というお話をさせていただきました。

大人に余裕があるか

一方、「叱らない子育て」において大人に余裕があるかどうかが極めて大切です。

どんなに子どものことを大切に思っていても、大人に余裕がないと、つい感情的になってしまうことだってあります。それは大人自身も望んでいないことですが、忙しさや疲れ、ストレスが積み重なると避けられない場面もあります。


現実的な子育ての難しさ

子育て中に、叱りたくて叱っている人はおられないようにも思います。子どもを叱らないよう心がけていても、現実にはさまざまな難しさがあります。
たとえば、

  • 「なぜご飯を食べてくれないのか」

  • 「早くお風呂に入ってほしい」

  • 「なぜ寝てくれないのか」

こうした思いが重なると、つい感情的になってしまうことがあります。特に大人が忙しい時や、子どもが体調を崩している時には、さらに余裕がなくなることも。

僕も、グループホームで働いていた頃は、連泊などで十分な睡眠を取れない日々が続くと、利用者の方に感情をぶつけることはなくても、余裕がなくなることもしばしばでした。


叱らないことではなく、「常に」叱ることが問題かも

叱らない子育てとは、恒常的に叱ることをしない意識を持つことです。

一度叱ってしまったとしても、それを日常的に繰り返さないようにすることが大事ではないでしょうか。ですから、叱ることが問題なのではなく、それが「いつも」になってしまわないようにすることが大切ということです。


まとめ

2回に分けて「叱らない子育て」について考えてみました。
いかがだったでしょうか?

これが正解というわけではなく、「こんな考え方もあるんだな」と受け取っていただけると幸いです。

音声ではもう少し詳しく解説していますので、お聴きいただけと嬉しいです!

佐々木康栄

災害時に役立つさまざまな情報

これまでnoteにまとめていましたが、TEACCHプログラム研究会東北支部のホームページに集約しました。宜しければご活用ください。

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