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雪国での仕事

 今日からまた現場の施工管理が始まった。木曜日までの工程で本日は初日、ボリューム的には1番内容が多い日だったのだが、何とか完了することができた。
 しかし、朝の段階で雪は止んでいたものの連日の降雪で道路が凍っており、当初その解凍作業に時間を取られてしまったのである。

 僕は元々関東の人間なので、雪が降ったときの対処法にはまだまだ勉強すべきことがある。今日に関しても当初はスコップで雪掻きすれば問題ないと思っていた。しかし、現地の人達からするときちんと氷を解凍しておかないと作業車がハマってしまい出られなくなることがあると指摘されてしまった。その結果まずは雪の除去作業を行うこととなったので、作業開始時間が遅れてしまったのである。

 東北の人達からすると、降雪があったときには融雪剤を使用して雪を溶かすのが最も効率が良いことは常識のようだ。水は0度になると凍ってしまうのだが、そこに不純物が混入すると凍結する温度が低くなる。融雪剤には塩化ナトリウムが含まれており、凍結する温度はマイナス20度ぐらいなので道路に撒いておけば氷を溶かす効果があるのだ。
 今日の作業でも融雪剤を撒いたことでかなり雪の解凍のスピードが早くなり作業もスムーズになった。

 東北に住んでもうすぐ10年になるが、まだまだ学ぶことや現地に住んでみないと分からないことが沢山あると感じた1日であった。

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