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あるとき薔薇の香りが救ってくれた
はじめまして。鳥取県米子市でお花とブロカントをテーマにしたアトリエをはじめた小枝野葉子(コエダノ ハコ)といいます。
少し自己紹介をすると、1980年10月25日生まれ
O型
趣味→ガーデニング、リース作り、写真、音楽鑑賞
好き→ターシャ・テューダー、梨木香歩さんの本、ねこ、松江散策
おんがく→手嶌葵、プリシラ・アーン(思い出のマーニーの)、シェリル・クロウ、シャーデー・アデュ、グレゴリオ聖歌
その他→筋痛性脳脊髄炎患者です
その他についてお話しさせてください。
わたしは20代初めに筋痛性脳脊髄炎という病気が重症化し、一時は呼吸やお箸を持つのにも重い疲労を感じるまでになりました。
当時は今のように脳の炎症が関係するという段階まで病気が解明されておらず、世間の注目もなくお医者さまからも誤解され、これといった治療法もありませんでした。(対処療法しかないのは今現在も変わりません)
症状は長期に及ぶため、大きな夢から今まで当たり前に出来ていたことまで色々なことを捨て諦めざるおえませんでした。
この病気は気持ちがなぜか低下しないので、体が軽くなれば今すぐあれをしたい、目標を持てば持つほどに辛くなります。
一つひとつ、失っていくことへの恐怖感。長いトンネルの中にいるような日々が辛かったです。
あるとき愛犬との散歩の道すがら古い廃アパートを蔦うピンクのつる薔薇があまりにきれいだったので近付いて、深く香りを吸ってみたら、その日目眩と微熱でフラフラと出掛けた体がみるみると熱が引き、鉛のように重たい疲労感の鎧が軽くなりました。この強烈な驚きを感じた出来事からお花や香りの薬効に興味をもち、とくにダマスクローズの効能、抗炎症作用に特化して書籍研鑽を重ねてきました。
7年前ガーデニングをはじめてからは自分でハーブを育てながら薬効、中世ヨーロッパの修道院でのメディカルハーブの知識を増やしてきました。
ガーデニングと並行してフラワーアレンジメントのレッスンに通いはじめ、元より好きだったアンティーク雑貨と花のある暮らしの写真を撮ることにも熱中。
お花を取り入れた体調コントロール法を見つけてから体力の戻りが速くなり、現在所属しているフラワーエデュケーションジャパンで講師資格を取得、現在はお花のお仕事をしています。
この病気は完治するものではなく、まだまだ困難なこともありますが以前の私からしたら今は夢のようです。
未来が見えなかったわたしに光を与えてくれた花。今度は私が花を通して微力ながら誰かの力になる番なのかもしれません。
コロナ禍のなか、お花は人のこころを癒やすだけでなく体を治癒する力を持ち合わせていることを自分の経験から信じてやみません。
こちらでは、主にゆるい事しか綴りませんが、今までは積極的には言わないでいた筋痛性脳脊髄炎の日々のことも綴ってみたいと思います。
もし同じようなご経験をされたりお花が好きな方、そうでなくても、どうぞなかよくしてくださいね。
それでは☆