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いやそもそもMAミキサーってなんやねんって話

ナレーター、MAミキサーの小枝シンヤです。

さて、今回は私がやっている「MA」という仕事について改めて解説します。

とはいえ、映像業界の人以外にはあまりピンとこない仕事ですね、、涙

簡単にいうと、テレビ番組や映像の音声編集の仕事です。そもそも、そんな仕事があることさえ知らない人がほとんどかも知れません。

MAってのはMulti Audio (マルチオーディオ)の略なのですが、これは和製英語のため海外だと通じないんだよ〜とは帰国子女(坊主頭)の師匠の話。

テレビ番組のエンドロールを見てみるとわかるのですが、<MA>や<MIX>という表記が多いかと思います。

よく<音声>と間違われるのですが、これはスタジオやロケなどの現場で収録する人のことを指します。

<選曲><音効>はその番組のテーマ曲を始め、テロップなどにSEをつけたりします。

この辺りの表記はあまり統一されておらず、局や番組によって変わったりするので、ガラパゴス化されていますね。統一して欲しいなと思う今日このごろ・・・。

制作会社が作成した映像作品のいわゆる"音の仕上げ工程"をします。

テレビ番組を見ると、テロップにどーん!とかSEがついていますが、映像編集の段階ではまだついていません。もちろんNAもついていません。

音声にしても、ほぼとりっぱなしの未調整(EQ、コンプなどの未処理)です。なのでこれらを聞こえやすく調整していきます。

そういった複数の音声データを一つのMIX(ステレオ音源)にするのが、TVのMAミキサーの仕事なんです。

ワイ「こういう仕事してんねん、どう?わかってくれた?」

オカン「うーん、、、わかった!大変な仕事やねんな?」

ワイ「いや、絶対つたわってへんやん!」

こういった具合に、あまり理解されない悲しい側面もあった仕事です(泣)

しかし、近年YouTubeなどの影響で、映像編集や宅録ナレーターといった仕事にフォーカスが当たることで、裏方の仕事のひとつとして認知されてきたように思います。

「音声編集ってそんな大変なの?」って質問がありそうなので、どれくらい時間がかかるかというと、5分のVTRでも音編集だけで1時間位は見積もります。(もちろん内容によります)

ちなみに、自分が担当している朝の生放送では、毎朝、大体10分前後の尺のVTRをMIXしますが、2〜3時間位で仕上げます。声替えなどの処理が複雑なケースはスピードを求められますね。

ということは、30分や1時間の尺となると、半日や1日がかりでMIXをすることになります。どうでしょう?意外と時間がかかる仕事というのがお分かり頂けたでしょうか。(もちろん編集の方はその何倍もかかります)

テレビ番組や映像作品の音声って意外と手間がかかっているんです。

そんなにクオリティが変わるものなのか疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、一度自分で動画を作ってみると分かりやすいです。

こういう処理してるんだよ!っていう詳しい内容は、別の記事を参考にしてくださると嬉しいです!他にも色々更新していきたいと思います。

それではまた。小枝シンヤでした。

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