【2015→2019】服飾系学生の後ろ姿
2015:「人の目気にならないのかな」
2019 :「かっけえ」
大学のそばに服飾系の専門学校がある。
派手で、ちょっと色が濃いめの服を着て、独特の雰囲気を醸し出す彼女たちが、私はちょっと怖かった。
怖かったと同時に、「あんな服を着て、親は何も言わないのかな〜、自分の子供があんな服着て外歩いてたら、周りの人になんて言われるだろう…。私とは住む世界が違うなぁ。」と思ってた。
大学1年の時、私のファッションに関する目標は「ダサいともオシャレとも言われない70点」だった。
私は田舎出身だし高校時代はほとんど私服とパジャマしか着ない生活を送っていたのでとにかくセンスがなかった。オシャレになるのは無理。そもそも私がオシャレだと思うものは、ダセえ〜〜〜〜〜と言われてしまうかもしれない。そんなん傷つくやんけ!
それなら無難な服をきて、無難なメイクをして、ファッションのことは話題にならないほど社会に溶け込む平均マンになればいいじゃないか、と思った次第。
あとは、みんなと同じ、みんなが良いっていうものが良くて、みんなに良いって言われる人になることが良いこと、だと信じ切ってたから。人より目立つ服装をすることの意義が、当時の私には見出せず。
でも今、2019年になって。久々に彼らの姿を見たとき
ふと、「かっこいいなぁ」と思ってしまった。
もちろん私は大学5年目で、向こうは専門学生。おそらく私より結構年下。でも、かっこいいんですよ。
彼らは絶対に、万人ウケ、私の言葉で言うと70点なんて目指してないんですね。
「そもそもその点数って誰が決めてんの?」
「私が、私の意思で、私の着たい服着て生きてんだわ!!!」
ってことじゃないですか?たぶん
服に限らず、自分の判断軸、根拠を「自分」にできる人に、私は憧れています。少しずつ変わってきたとは思うけど、やっぱり私はまだまだ他人からの評価が気になってしまう。
その正反対を、外見で示してる人たちの一部には、彼ら服飾学生みたいな人がいるんじゃないかな。私もそんな心持ちで、何事も「自分」の意思で選び取っていける人になりたいな、と改めて思いました。