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インサイド・ヘッド2を見て、私のHeadquarter(司令部)を考えてみた
昨日はインサイド・ヘッド2をみた。
感情それぞれを表したキャラクターたちが、主人公の頭の中のHeadquarter(司令部)で奮闘する物語
元々知ってたけど、特に映画好きでもないので見る機会もなく…。
ただ、TikTokで、精神科医が解説する動画を見て、翌日には見に行ってしまった。
@jenni_phrases 精神科視点からみたインサイド・ヘッドがスゴすぎた #インサイドヘッド #感想 #insideout #ディズニー #disney #movie #映画
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ここ10年の私のこと
大人になるにつれて、毎日ある程度幸せなはずなのに、不満、不安、不信感、妬み、恨みのネガティブな気持ちの方に意識が向くことが増えてしまった。
子供の頃からいつも最悪のケースを想定して「それよりはマシか…」と思わないとなんだかやってられないタイプではあったのだけど、大人になって、その傾向が加速しているような気がする。
18の時より20、20の時より22、22の時より24の方がさらにネガティブ (24をピークにちょっと落ち着いてきたかなぁ)
Instagramで友人の楽しそうな時間や昇進の報告に「いいね!」を押せる日もあれば、漠然とした羨ましい気持ちが、劣等感に変化して、悲しみに変わることもある。
とにかく、自分にある程度自信も誇りもあるはずなのに、漠然とずっと不安。
心の中がバタバタしていて、自分の持っているポジティブな気持ちを忘れてしまう。
そんな自分を悲しく、寂しく思う日が多い今日この頃です。
インサイド・ヘッド2
とにかくめちゃくちゃ面白かった。
主人公のライリーは13歳、思春期を迎えて、司令部も上手く機能しなくなったり、「本当の自分」と思っていた自分とは異なる言動をしたり、自分自身が変化していったりする。
前作まではヨロコビ・カナシミ・イカリ・ムカムカ・ビビリの単純な5つの感情で支配されていた司令部には、シンパイ・ハズカシ・イイナァ・ダリィの新しい感情たちが新入りとしてやってきてドタバタ…といったお話。
自分の身にも覚えがあるような出来事に対して、思春期の些細な心の動きを表現してくれる映画に、自分の司令部にも思いを馳せながら見入ってしまった。
自分のHeadquarter(司令部)を考える
当然私はもう思春期ではないけど、ホルモンに支配されやすい成人女性なので、自分の司令部が自分でコントロールできなくなる様子に、最近の自分のことを思う時間が多かった。
きっと私の司令部では、「シンパイ」が大暴れして、「ヨロコビ」は司令部のボタンを押す機会を見計らっているのかもしれない。
私の中にある大切な思い出も、きっとどこかに保管されているし、
しぬほど消し去りたいような思い出も、今の私自身の根っこの養分くらいにはなってるのかもしれない。
文字に起こすと月並みだけど、映画で人間の司令部を具体的に除いたことによって、これからは少しだけ、自分の感情を客観的に捉えやすくなった気がする。
明らかに悲しいことがあったわけでもないのに、なんだか心がぐちゃぐちゃして、しんどくなる日には多いけど、そんな時こそ自分のInside Headに思いを馳せて、感情たちをギュッとできるような主でありたいね。