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8月から至善館という大学院へ通います。

僕が至善館を知ったのはちょうど大学院が設立された頃の2017年〜2018年くらいだったと思う。国際交流で繋がった大先輩が教鞭を取られるとの発信をSNSで見て興味を持った。当時は社会人に成り立てで関西に住んでいたはず。何かの拍子に東京までオープンキャンパスにも行って、なんとなくの雰囲気を掴んだけれど正直ピンと来なかった。

あれから社会人経験も積んで、20代を駆け抜けていくうちに、なんとなく自分の中で太めの筋を通したいと思うようになった。海外駐在の夢を掴み、米国ボストンで海外駐在をし、海外で事業立ち上げがしたいと思って米国シカゴとベトナムで事業立ち上げをしたけれど、ただひたすら走って駆け抜けただけで、自分の中に引き出しとして体系化されていない感覚を覚えた。それで学部時代から興味のあった大学院という選択肢を検討することにした。

そもそも何を学びたいのか?

自分に一本太い串を刺したいとは言いつつ、何を学びたいのかはしばらくはっきりしなかった。心理学、脳科学、スポーツ、教育などに興味があった。大きめの決断をするときは結構網羅的に見る傾向があるみたい。仕事でシカゴに長期滞在をしている時に、Chicago BoothのMBAの体験授業に参加させてもらう機会があった。そこでアメリカ国内のみならず、世界各国から集まった学生が、任天堂とKONAMIにまつわるビジネスケーススタディについて議論をしていた。そこで僕は純粋にビジネス戦略に関して考えるのが好きだと感じた。「やっぱMBAありかも。」と思うようになった。

至善館がいい

20代前半の頃は、海外で生活することも「やりたいことリスト」に入っていたので海外の大学院という選択肢が色濃かったが、海外駐在を経て、日本で生活しながら学ぶという道を探索し始めた。ただし、英語で学びたかった。日本で英語のMBAといえば、一橋、グロービスなどと著名な学びの舎はいくつかある。(それでも世界ランクにおいてはかなり下位なのだけれど。)それぞれの学校のホームページを見て、体験授業を受けたり、一定触れてみた。ピンと来なかった。どこかこうあくまで大企業で活躍して成り上がっていくための通過点という雰囲気がした。コンサルとかいわゆるホワイトカラーのレール上でどう上手く生きるか、みたいな臭いがした。卒業後の進路先は、大手コンサル、外資金融…どぞどぞ、僕はそっちじゃないかな、という感じ。

MBAのことを調べている時に、至善館のことを思い出した。6−7年前の記憶を遡り、変換しづらい「シゼンカン」を「イタる、ヨい、ヤカタ」とタイプして、ホームページを見に行った。正直ホームページはかっこいいけど分かりづらい。ともすれば怪しい。冒頭に書いた、大先輩が教鞭を取っていなかったら深く調べようとしなかったかもしれない。それでも目に入ってくるキーワードがあった。「西洋思想、資本主義へのアンチテーゼ」「リーダーシップ」「アジアから世界へ」。どこか他のMBA大学院とは違う雰囲気があった。明らかにレールが敷かれているような雰囲気はなかった。「ここかもしれない」と確信に近い何かが湧いてきた。第三次締め切りの応募はまだ空いていた。居ても立ってもいられなくなって、至善館へTELし訪問アポを取り付けた。(こう言う時の初動の早さはピカイチだ。笑)

その時、面談相手をしてくださった方が、僕がなぜ至善館に興味を持っているかについて聞いてくださった。僕は取り留めもないふわっとした物言いで、だけど本音で話をした。「合っていると思います。まさにそういう考え方の人に来てほしい。」と言っていただけた。それからシラバスを読んだり、受験準備をしていく中で、行きたい気持ちを最高潮に高めて試験を受けた。無事に合格を掴み8月後半から通うことになった。至善館に出会って、実に6年越しに入学をすることになった。入学式が楽しみだ。








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