「休息の地」 - 初心に戻って曲を作る
ようやくReaperに慣れてきたので、深夜の2時間DTMに参加。
今回のお題は「のどかな田舎の風景をイメージした曲」。
穏やかーな曲にしよう。
曲想作り
曲のイメージを作るときに良い方法を思い出した。
ゆったりした場所に座って、指揮者のように手を振ってリズムを作る。
エアー指揮をしていると、なんとなく曲の雰囲気が出てくる。
そういえば昔はじめて2時間DTMに参加したころには、よく指揮者のふりをしながら曲を作っていた。いつのまにか忘れてしまったルーティーン。
最近はキーボードを弾きながらなんとなく曲を作ることが多かった。
疲れていたのだろうけど、「曲を作る」という姿勢というよりは即興演奏の寄せ集めという感じだった。
今回は初心に戻って、意思を持って「曲」をつくろう。
DAWを替えた効果
DAWをLogicからReaperに替えることで、あたらしい自由度が生まれた。
音源も見直すことができた。
なにより新鮮な気持ちになった。
愛用のHALion Symphonic Orchestra (HSO)という音源を選ぶ。
いちばん初めに買ったオーケストラ音源だけど、音が好きでいまだに使っている。
Reaperはマルチ音源の扱いが楽なので、今回はリヴァーブも含めてHSOをそのまま使ってみよう。
下の方にHSOが出力するオーディオ・トラックを並べて、音作りをする。(コンプとかリヴァーブとか)
上の方にMIDIトラックを作って、HSOをコントロールする。(メロディとかコードとか)
Reaperは、このように音符と音色を分けることで、曲作りの自由度が飛躍的に広がる。
メロディを紡ぎ出す
クラリネットで、最初のメロディを作る。
2+6+4 の変拍子風味になった。12拍3小節でひとまとまり。
この3小節を4回繰り返して、起承転結の流れを作っていく。
同じメロディを少しだけ変えて、今度はバイオリンに奏でてもらう。
自分で作っておいてナンだけど、転調が多いのでコード難しいなあ。
例によって感覚でコードをつけて、ストリングスで伴奏する。
2巡目にはピチカートでベースをつけてみた。
そうしたら間違ったコードが浮き彫りになってきた。w
間奏部から再現部へ
メロディの起承転結の流れが、クラリネット→バイオリンと進んだ後に、テンポを変えて木管楽器+ホルンで間奏のようなものを作る。
こんなインターバルっぽい流れが好き。
そして最初のメロディを、調を変えてもう一度。
ちょっと懐かしい。
最初のメロディで間奏部をサンドイッチするのが好き。
Ozoneでミックス&マスタリング。
あまり味わいが変わるのは好きじゃないので、プリセットを選んでマキシマイザーで音圧だけ調整する。
動画作り
これまではiPhoneで動画を作っていたけど、Reaperは単体で動画が作れる。これは嬉しい。
調子に乗っていろいろと字幕をつける。
歌物なら歌詞を載せるのが簡単そうだ。ありがたい。
こうして出来上がった曲がこちら。
初心に戻って作った優しいオケ曲。
反省点
4時間かかってしまった。うむむ。
まだまだ初心に戻れていない。小技に走りすぎで聴きづらいところがある。
コード怪しい。
まだまだ自由にできていないなあ。Reaperをもっと呼吸をするように使える様になったら、もっと自由に作っていけるかも。がんばろー!
お読みいただき、どうもありがとうございました。