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【Team KEYTONE Angels】ノーコードツールハッカソンin伊豆でつくったもの

さて、優勝に向けてプレゼンも全力でいきます!
発表の資料作成がてら、どのようなシステムを作成したのか公開します。


システム設計その前に

業務を調べる

私たちのテーマは子育て応援!
子育てサービスの中のひとつ、子どもを預かるしくみに着目しました。
課題は伊豆市ファミリーサポートセンターのしくみをシステム化することです。
えりかさんが他の市で利用中なので、実際どんなことをするのか聞きました。また、伊豆市のホームページで色々と調べました。

分解してみる

実際の業務を分解してみました。
業務のフロー、どういうタイミングで誰が動くのか、どういう手続きが必要なのかを見えない部分も想像をしながら補い、可視化しました。
これでだいぶ理解が深まりました。
システム設計が見えてきた!

依頼者(ママ)会員(おばあちゃん)になってるのは、私たちがわかりやすいように仮称で呼んでたため

また、伊豆市にお願いをして、実際に使用している書類のフォーマットを入手しました。メールで問い合わせたところ、すぐに送ってくださいました。
(その後「応援しております」とメッセージもいただきました。伊豆市子育て支援課のご担当者様、ありがとうございます!)
また元自治体職員の同僚に聞いたら、自治体の”様式第○号”という書類は保管が必須だということもわかりました。中嶋さん、勉強になりました。

システムを作るぞ

アプリの構成

時間がないので大まかなアプリの構成を話し合い、あとは分担して作成することにしました。

Cacooでアプリ構成図
個々のアプリの機能

使ったもの

ノーコードハッカソンらしく、様々なクラウドサービスを使用しました。
kintoneはプラグインの使用もOKだったので、拡張機能も積極的にいれてリッチに(今回、予算は考えなくていいので!)

・運営とのやり取りはSlack
・資料の共有などはGoogle Sheets
・私たちが打ち合わせで使ったのはLINE WORKSCacoo
・発表資料はCanva
という具合です。

システム作成のために使用したものはこちら。

kintone
とkintoneの拡張機能、プラグインです。
・PrintCreator・FormBridge・kViewer・KOYOMI・Joboco・タブ表示プラグイン・PDFプレビュープラグイン
それから ・LINEWORKS

PDFプレビュープラグインは無償ですから皆さんも使ってくださいネ!

では発表です

発表資料のなかから、システム説明の部分を掲載します。

私たちはkintoneを使うことで
●より便利に
●もっと活用しやすく
●もっとコミュニケーションがとれる 仕組みを実現しました。

ファミリーサポートセンターの業務を分解して
●申込み
●予約
●報告
の3つのステップを作りました。

Step1

入会申込書は紙で提出しています。
結構大変です。
これをシステムに置き換えるといろいろ便利になります

kintoneに慣れてない人はアプリに入力するのに戸惑います。
そこで、専用のフォームを用意して入会申し込みをしてもらうことにしました。
どこに何を入力すればいいかわかりやすくなります。
フォームは市役所で指定した項目をすべて用意しています。
🐟拡張機能のフォームブリッジを使用

子ども情報もアプリに登録します。

フォームブリッジの機能で自動採番を行い、登録時に会員番号を発行し、登録完了メールを送信します。

kintoneのアプリはすっきりと見やすい画面にしました。
🐟タブ表示プラグインを使用

また、会員番号で紐づけをして、ユーザーの関連情報をkintoneのレコード一覧で表示することができます。

市役所で使用する入会申込書もボタンを押すだけで作成できます。
🐟プリントクリエイターを使用

PDFはダウンロードしなくてもすぐに閲覧できます。
🐟PDFプレビュープラグインを使用

Step2

次に予約システムです。今回の目玉と言ってもいいでしょう!

子どもを預かる会員に予定を登録してもらいます。
予定はいつでもモバイルから登録できるようにしました。
Botの質問に答えていけばいいのでわかりやすいです。
🐟LINE WORKSとkintoneの連携
🐟Jobocoを使用

おねがいする会員も同じ仕組みで
いつでもモバイルから予約できるようにしました。

予約が入ると通知されます。

予約状況はkintoneのアプリからいつでも確認できます。
こうして全員が活動状況を共有できます。
🐟KOYOMIを使用

このアプリでは、kintoneのコメントを使って、
会員同士のコミュニケーションがとれます。
コミュニケーション機能はkintoneの大きな特徴です。

Step3

サポートが終わったら、清算をして報告書の提出をしなければなりません。
忙しくて子どもを預けているのに負担になってしまいます。
ここでもkintoneの出番です。

サポート活動後に、おねがい会員はボタン一つでレコードを作成できます。
(kintoneのアプリアクション)

最低限のところだけ入力したら、計算も自動です。
(kintoneの自動計算)

登録が終わったら関係者へ確認依頼をします。
まかせて会員、伊豆市がプロセスを回して確認をします。
履歴も残せます。
(kintoneのプロセス管理)

伊豆市はボタン一つで活動報告書のPDFを作成できます。
🐟プリントクリエイターを使用

PDFはダウンロードしなくてもすぐに閲覧できます。
🐟PDFプレビュープラグインを使用

活動記録には、
どのような時間帯に多いか
ニーズは足りているか
サポートサービスの利用率
など今後の施策をつくるうえで様々なデータがあります。

データの活用で、さらに子育て世帯が助かるサービスができることを期待します。

ほかにもkintoneを使って保育園マスタを作成しました。

拡張機能でkintoneユーザー外部の人も閲覧できます。
🐟kViewerを使用

今回私たちはファミリーサポートセンターのシステムを作成しました。
このシステムは、データの入力~予約、活動のストックなど、様々な分野で使っていただけます。

私たちは最初にいくつか課題をだしていました。
空き家バンク、農業サポート、シルバー人材、
それから幼稚園などの情報、イベント情報の共有など。

子育て世帯や伊豆市に暮らす人たちが豊かな暮らしを実現できる助けになるのが同じく子育てをしている私たちの願いです。

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