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《ゲームで遊ぶ》大人も子どもも関係なし!ドイツゲームで楽しもう!

今回のテーマは『ドイツゲーム』!
やったことありますか?
ゲームって経験や戦略が大事なものが多いですが、
今回はご紹介するゲームは
「直感」や「運」が結果を左右するので、
大人も子どももおんなじ目線で勝負ができます!
プレゼンしてくださるのは
DGFC(ドイツゲームファンクラブ)の主催で、
イラストレーターの遠山敦さん。
簡単な解説と、ゲームの面白ポイントを
イラストでご紹介していきます!

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ドイツゲームって?

ドイツゲームはその名の通りドイツで作られた、
カードゲーム、ダイスゲーム、
立体ゲームといったアナログゲーム。
その特徴は、
将棋やオセロのように上級者、
初心者の差が出やすいものではなく、
運の要素が強く誰でも勝てるチャンスがあること。
ルールは簡単なんだけど、奥が深い。
そんな魅力を持ったゲームが
沢山あるのがドイツゲームです。
(実力主義のゲームが好きな人には不向き!)

今回は10~30分程で出来るゲームを中心にご紹介!
ここではルールの説明は省いて、
ゲーム楽しさ、面白さをお伝えします!
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❶動体視力と反射神経!
「おばけキャッチ」

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ゲームデザイナー:Geisters Blitz 、Zoch、Jaques Zeimet
ルール難易度:★☆☆☆☆
プレイ人数:2人以上〜
プレイ時間:5〜10分
対象年齢:8歳〜
発売日:2010年

動体視力、反射神経が必要な、
子どもから大人まで楽しめるパーティーゲームです。
5つのコマが置かれ、切られたカードにある対応するコマを取ります。
最終的にカードを多く取った人が勝ちです。
ただ、中にはカードに描かれていないものがあります。
(その場合は描かれていないコマを取ります、、、)
急がず、よく見て!!でも相手より早く!!
アイスブレイクとしても最高のゲームだと思います。
(重要)ゲームの前には爪を切ってね!

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❷見つかりそうで見つからない!
同じ絵探しゲーム「DOBBLE(ドブル)」

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ゲームデザイナー:Denis Blanchot Guillaume Gille-Naves Igor Polouchine
ルール難易度:★☆☆☆☆
プレイ人数:2〜8人
プレイ時間:10〜15分
対象年齢:6歳〜
発売日:2009年

一枚のカードの中に8つの絵柄が、2枚並べると合わせて絵柄が16こ、
いやいやよく見て、1枚だけ同じ絵柄があるんです!!
不思議だけど必ず1つあるんです!!
それを利用した遊び方が5パターン。
どれも面白いけど個人的には「あつあつポテト」という遊び方が好きです。
なんといってもネーミングがいいですね。
はじめ座って初めても最後は中腰になってカードの押し付け合いに!!
「Spot it!」(アメリカ版)と内容は同じです。

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❸オバケと鬼ごっこするゲーム
「ヒューゴ」

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ゲームデザイナー:ヴォルフガング・クラマー
ルール難易度:★☆☆☆☆
プレイ人数:2〜8人
プレイ時間:20〜30分
対象年齢:5歳〜
発売日:1989年

大御所ゲームデザイナー、ヴォルフガング・クラマーさんの作品。
「オバケと鬼ごっこ」邦題のつけ方が秀逸です。
サイコロを振るだけの単純なゲームですが、
はじめのコマの置き方、部屋への逃げ込み方、
少しですが戦略的なところもあります。
サイコロを振っておばけが出たら
可愛い顔したオバケが笑顔で刻々と迫ってきます。
キャーーー、逃げろ!! 逃げるんだ!!
運の悪い人は自分のコマは動かないままに、
オバケを動かしてオバケに食われることに!!
自作自演、、、過去にそんな人を見たことがあります。
とてもシュールな光景でした、、、ワイワイ楽しみましょう!!
「ミッドナイトパーティー」は廃盤で、今は「ヒューゴ」という名前で出ています。

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❹数字じゃんけん「ハゲタカの餌食」

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ゲームデザイナー:アレックス・ランドルフ
ルール難易度:★★☆☆☆
プレイ人数:2〜6人
プレイ時間:10〜15分
対象年齢:8歳〜
発売日:1988年
1988年、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネート

この手のゲームにハマるキッカケになったのがこのゲームです。
みんな大好きTBSラジオの今はなき「ストリーム」で紹介されたのが
この「ハゲタカの餌食」でした。
簡単に言うと数字じゃんけん。
大きい数字を出した勝ちなんですが同じ数字だと相殺されて、
次に大きな数字を出した人に、、、。
あとマイナスポイントカードもあって、、、
(こちらは小さい数字を出した人はもらわなければいけない、、、)
なんで切るカードに悩みます、、、
ポイントは人が出したカードを覚えておくことかな
(なかなかそんな余裕ありませんが)。

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❺推理と駆け引きの数字当てゲーム
「ドメモ」

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ゲームデザイナー:アレックス・ランドルフ
ルール難易度:★★☆☆☆
プレイ人数:2〜5人
プレイ時間:10〜15分
年齢:小学生〜
発売日:1975年

こちらも「ハゲタカの餌食」と同じアレックス・ランドルフさん。
発売日が1975年だから、もう半世紀近く前にできたゲームです。
ランドルフさんはアメリカの数学者(1922年– 2004年)、
ゲームデザイナーになる前は軍の秘密諜報員として第二次世界大戦中、
暗号解読をしていたそう。
その後日本に住んでいた時期(1961-68年)もあり、
将棋の有段者にもなっています。
やひふみんこと加藤一二三九段とも親交があったそう、、、
なんだか親近感が湧いてきます。
名作「バイソン将棋」(1975年)「ガイスター」(1982年)なんかも
将棋からヒントを得てるかもしれません。(絶対に得てる!!)

ゲーム内容は、推理と駆け引きの数字当てゲームです。
2人からできますが、面白いのは3人以上から。
確率、心理戦の要素を含む戦略性のあるゲームです。
一回のミスが大きいのでプレイ中は凄く神経研ぎ澄まされます。
でも賭けに出るしかない場面も出てきます。
そこはなんとももどかしい!!
余裕があれば相手をミスリードさせるなんてことも。
単縦なゲーム構成、ルールなのにこんな面白いゲームができてしまうんだ!!と感心します。
ポイントは自分の言った数字を覚えておくこと。(間違った時、意外と忘れる、、、)
人の言った数字がヒントになる、です。

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さっそくやってみよう!

いかがでしたか?興味出てきました!?
紹介したゲームは通販サイト等で買えます。
(輸入盤、日本版、復刻版などデザインが違うことがありますが、内容は変わりません)

ルールは解説書を読むよりも、動画サイトなので紹介されていたりするのでその方がわかりやすいかもなので、YouTubeのリンクを貼っときました。

ゲームタイトルの前にゲームデザイナーの名前が書いてあります。
お気に入りのゲームがあれば、そのゲームデザイナーが
他に作ったゲームをやってみるのもいいかも!!

まだまだ紹介したいゲームが沢山あるので、
ご要望あればコメントください!

遠山敦(イラストレーター)
鳥をモチーフとした絵を多く描き作品集「Birdbook」「ColoredBirdbook」他、書籍、ポスター、CDジャケット、テキスタイルデザイン等の仕事を手掛ける。カード、ボードゲームが好きが高じて一時期ゲーム会を隔週で開催していた(今は不定期開催)。神戸市垂水区で絵画教室「りんごアートクラブ」をオープン予定。
https://atsushi-toyama.tumblr.com/
https://www.instagram.com/ringoartclub/

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