トップアイドルのライブを見た。
この記事は基本的にライブレポにするつもりだ。乃木坂46「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」day1の現地に行くことができた。
アイドルのライブに現地参戦するのは二回目になる。
同じような感じで友人に誘われて行くことになった。
10周年というメモリアルライブに現地に行けたことはとても幸運なのだろう。外れたらしい熱狂的なファンのツイートを見て、少しだけ申し訳なさを感じた。
それでも、本当に行ってよかったと思った。アイドルの中でも今日本のポップカルチャー先頭をひた走るトップアイドルだ、流石に面白かった。
しかも日産スタジアムは小さい頃に、横浜FMの試合を見た以来だったかもしれない。アイドルのライブで行くことになるとは思わなかった。
章分けは以下の通りにする。
当日の純粋なライブレポのみなら、ライブ前、ライブ本編のみ読んでいただければ問題はない。
乃木坂46のオールナイトニッポン
ちょうどこんな記事を書こうと思ったのは、ライブが近かったこともあるのかもしれない。
少しだけこの記事でも触れているけれど、アイドルへの熱量は相変わらず、おすすめに出てきたYouTubeをたまに見るような感じだ。
ラジオに関しては久保ちゃんが担当している乃木坂46のオールナイトニッポンだけは、流し聞きやタイムフリーのときもあるけれど毎週聞いている。
元々リアクションは気ままに送っていて、久保ちゃんになってからはネタメールもちょくちょく送るようになった。
しかしながら、相変わらず芸人と女性のアイドルでは力加減が違うのか難しく、採用はされたことがない。
鷲尾ちゃん(久保)という架空の鷲ファン大学生少女の設定を考えるコーナーがある。
採用されていた中に、「鷲尾ちゃんが働いているスポーツバーでは満席だと『すみません、今フルベースで』と言われる」みたいなメールがあった。
スポーツバーに入ろうとしたら「すみません、今フルベースで」とか言われる想像したらめちゃくちゃやかましくて面白かった。スポーツバーというキャラ設定の乗っかったチョイス、下品さもなく面白い。そりゃ採用されんとは思う。
引き続き、思いついたら送ろうと思っている。
上記note記事で触れているけれど、久保ちゃんが担当し始めたオールナイトニッポンは本当に上手く引き継いだと思うし、単純にトークが上手いから面白い。リスナーにズボラなパーソナル部分を見せながら距離を縮め、夜に寄り添った放送をしてくれている。
ただ、元々乃木坂46が好きだった人からは批判的な声もあるようで、どうもその野球の話が多すぎるというのが気に入らないらしいのだ。
まだ20歳の女の子に、一人でオールナイトニッポンという大看板を背負っている女の子に。なんでそんなことを平然と言えるのだろうとは思いつつ、これが「久保史織里」のオールナイトニッポンではなく、「乃木坂46」のオールナイトニッポンとしてパーソナリティを引き継いだ難しさなのか、とも思った。
乃木坂46のオールナイトニッポンが始まった当初は、「乃木坂46新内眞衣」のオールナイトニッポン0だったと思う。これは同じようで、大きく違う。
まず、ラジオはパーソナリティがいて番組が成立する。集団よりは個人の力で放送をする側面があると思う。だからトークもパーソナリティが好きなこと、興味を持ったこと、価値観を語るのがスタンダード。
その語り口調、価値観、好きなこと、もの、声。それに興味を持ったり、好意を持ったりして、そのラジオもパーソナリティも好きになる。
そのトークにする好きなものが、彼女の場合は野球だった。トークから派生し、野球に関するコーナーも出来上がった。
野球を全く知らない人はたしかについていけないけれど、本当にちょっとだけルールと用語を知ってるくらいでも充分面白く聞ける。
僕は一時期、アライバ時代の強かった中日のファンだったことがあり、それなりに毎日試合を見ていた。
だから野球自体は好きと言われれば好きだと思うのだが、じゃあ今はと言われるとまったくと言っていいほど試合は見ていない。
それくらいの知識でも、楽天の選手を知らなくても、その試合内容や順位を語る一喜一憂振りは十分面白いと思う。クソ長い鷲尾ジングル、再開しないのかな。
それに、パーソナリティが好きならば、きっと野球について知らなくても楽しく聞けると思うのだ。
好きな人が、好きなもの、ことを教えてくれて、語ってくれるのは嬉しいと思う。
もちろん、知っていれば倍楽しいとは思う。個人的に霜降りのラジオは同世代なので、こういう共感できる楽しさは突き抜けている。
話を戻す。それこそアイドルだったら、「○○はわからないけど、スキなものを語って楽しそうな姿を見られて嬉しい」という手のコメントはめちゃくちゃ見る。
ところが、乃木坂は大きくなっていた。アイドルを知らない僕でも知っている名前が何人もいるトップアイドルグループになった。だから乃木坂46のオールナイトニッポンという、グループの冠を持ったラジオが誕生することになった。
パーソナリティの久保ちゃんではなく、乃木坂46のラジオ。すると、久保ちゃんを好きで聞くのではなく、乃木坂46が好きで聞いている人も現れる。
そして、アイドルにほとんど関係ない、知らない話を聞くことになる、「なんでアイドルのラジオなのにアイドルの話をしないんだ!」「野球の話が長い!」というのが批判する人の主張みたいだ。
これを解決するのは簡単で、そっとラジオの電源を落とすだけだ。一時期の岡村さんバリの「聞きたくなきゃ聞かなきゃいい」である。
いや、流石に久保ちゃんが好きなのに「野球の話ばっかやめろ、アイドルの話をしろ」という批判は生まれないと思う。
「もっと野球以外の話も聞きたい」という要望はあって然るべきだけど、それを公共の場で激しく責める批判や批評は、誹謗中傷の方に近い。愛は支配や理想の押し付けではない。
それでもそういう投稿が生まれるのは乃木坂46がトップアイドルグループになった証拠なのだろう。久保史織里というパーソナリティが特別好きじゃなくても聞く人が存在するラジオになっているのだと思う。
この記事でも少しだけ触れる予定だが、アイドルはある程度理想や、そうあって欲しいと願う人格を売るのだなと思った出来事がライブ中に起きた。
だからこそ、乃木坂46のオールナイトニッポンとしてラジオを続けるのは、アイドルやそのグループ像に理想を見るファンにとっては難しいのかもしれない。
いっそのこと「乃木坂46久保史織里のオールナイトニッポン」にしてしまえばいいのに、と思う。新内さんがアイドルファン以外にも広く愛されたように、乃木坂46というグループではなく、久保史織里というパーソナリティが放送するのだから。
長々とラジオの話をしたが、とりあえず僕は久保さんを応援することにした。ラジオも面白かったのが一つ、もう一つは他に推しが見つからなかったことにある。
そんなわけで2022/05/14、僕は日産スタジアムに向かう。
ライブ前
なにしろ金曜日は霜降り明星のオールナイトニッポンをリアタイしている。
友人は朝から物販に並ぼうとかそんなことを言っていたけれど結局やめて、集合は現地に15時ということになった。買いたくなったら当日判断で早く行こうか、というくらいだった。
僕自身、最悪物販は買えなくてもいいやと思っていたから、最後まで霜降り明星のオールナイトニッポンを聞き終えた。EDの「セ・ラ・ヴィ」が流れて、午前3時の時報が聞こえ、相田の声が聞こえたところでラジオの電源を切って眠る準備をした。雨が相変わらず大変らしい。
眠る前、#霜降り明星ANNで適当に検索していると、久保ちゃんをアイコンにしているアカウントが呟いていたので、なんとなく開いてみる。その人のツイートを適当に眺めていると、画像が流れてきた。
暗闇の中、蛇腹のようにうねる列。人だ、人が並んでいる。よく見ると、傘のようなものも見えた。
あー、これはやってる。やってるぞう。
開場が14:30なのに、今は3:00。いやー。流石にこれに混ざる気にはなれない。
そんなわけで友人に向けて物販は朝から行かんと無理だよとエアリプを飛ばしておいた。そこまで重要な連絡でもないと思ったので、深夜だったからラインは憚られた。
起床したらラインが動いていて、別の乃木坂好きの友人がリサーチした結果、5期生のタオルはもうほぼ完売していたようだった。まだ余裕で午前中だ。
日産スタジアムまでの道中は三四郎のオールナイトニッポン0のタイムフリー、5期生が直前にYouTubeで生配信をやっていた。
迷ったけれど三四郎だった。よく考えたらこれは流石に5期生の動画見とけよと思う。自分のキショイところが出ている。
15時を10分ほど過ぎて新横浜に到着。友人は先に来ていた。腹が少し緩かったのでトイレに行く旨を伝え、済ませてから友人と合流。会場へ向かう。
何人入るのかなあ、というどうでもいい話をした。自分がピンと来なさ過ぎて、まあ2万人くらいだろうと言ったら「それはない」と言われる。
なんでこんな適当な数字を言ったのだろうと後で考えてみたら、サッカースタジアムで観客数とかいうっつー悲しい直感だった。
結局2日で14万人集めたそうだから、その日でも7万人くらいは入ったということだろう。スタジアムに近付くにつれ凄い人の量になっていた。宮城の比じゃない。
日産スタジアムで音楽ライブを見たことがないから、この規模は初めてだった。本当にすごい人の量だった。会場に着いて階段を上り、夥しい人を見下ろしてラピュタのムスカの気持ちになる、ちょっと痛い。
道中でのぼりが並んでいた。これは宮城のときにやったので覚えている、タオルを掲げてのぼりと写真を撮るのだ。
物販にはまだ辿りついてもおらず、行くかどうかも迷っていたので、残念ながらタオルを掲げることはできなかったが、久保ちゃんののぼりで写真を撮っておいた。頑張れニッポン放送。
友人は前回購入した筒井あやめタオルを開いて、筒井さんののぼりで一枚。
そして、5期生の井上和とタオルなしで一枚。
宮城のときから浮気者なのは知っていたので、もうこれには慣れっこだった。
ただ、共感できるというか、悲しい事実もある。
本人曰く、推しがどんどん卒業しており、本格的に推す人がいないらしいのだ。それでも乃木坂46のライブに足を運びたいと思わせるのだから、卒業システムってのはえげつないなあ、という話もした。
ウィーン少年合唱団みたいなもんか、若いうちの選ばれた人にしかなれなくて、でもグループはずっと続くみたいな。中身も変わって、ファンも変わっていくという。実際、自分も発足10年後にできた新規ファンなわけだ。すごいビジネスだと思う。
友人はネット通販である程度グッズを買ったようで、今回はなんならいらないかな、みたいなことを言っていた。けれど「どうせやることもないしいいよ」と、彼は一緒に物販に並んでくれることになった。16時ちょっと前くらいだったと思う。
それなりに並んでいたから買えるかどうかは微妙、最後尾の看板を持ったスタッフも「間に合うか怪しい」みたいなことを言っていた。
開演は17時だったので、僕たちは16時半くらいに物販を諦めるかどうかを決めることにした。
よく会うグループの中の一人。毎月のように会う友人だ。プライベートな話はそこそこに、今回はほとんどアイドルの話をしていたと思う。
日向坂46松田好花のラジオのことや、5期生とか、上記の卒業システムのこととか。適当に話していたら意外と列が進んでくれたので、購入を決意。16時半過ぎだったのでかなりシビアになりそうだった。
ショップに到着。宮城同様にあのビニールシートが相変わらず邪魔だ。
声が聞こえづらいから、結局下の隙間から顔を出す人もいるわで大変そうだった、赤い顔の女性スタッフが、身体をぐったりさせながら動き回っていた。
ビニルに喋るところだけ小さい穴たくさん開けてみるとかできないのだろうか、あのままじゃあ本当に意味がなさそうだ。
友人は迷った末に齋藤飛鳥のマフラータオル、僕は久保史織里マフラータオルと売り切れてなかった白Tシャツを購入。
予報が雨だったから厚手のシャツを着てしまって結構汗をかいていたから、半袖に着替えられたのは助かった。
タオルとTシャツで5000円以上した。まあライブのグッズならこんなものだろうと思う。5000円以上でくじびきが一つ引けるらしく、僕は与田ちゃんのくじを引いた。友人に渡して剥がしてもらい、僕はTシャツに着替えていた。
当たってもうた。
現在16時50分。ポストカードをもらう。
阪口珠美さんのポストカードだった。「四期生か」と聞いたら「三期生」と言う答えが返ってきた。すみません。
友人にあげると言ったら与田ちゃんのくじの方が欲しいとのことだったので、与田ちゃんは友人に渡し、僕は坂口さんのポストカードをもらった。
グッズ売り場から入場口が逆側だったので走って入場ゲートへ向かう。17時には間に合わず、少し過ぎてようやく入場した。スポーツドリンクが欲しかったので購入。300円、しかもキリンスポーツラバー、……足元見すぎだなあ。
お手洗いを済ませ、席に着く。お手洗いの途中で影ナレが入ったのは聞こえたが、誰が何を言っているのかは聞こえなかった。
位置はステージの反対側、サッカースタジアムで言えばゴール裏だ。
ステージ上は流石に豆粒を見ることになるが、その代わりサブステージは比較的近かったと言えるだろう。とはいえ中央から少し離れているので顔を繊細に認識できるレベルではなかった。
目の前にはランウェイがあるが少し遠いので、ファンサを求めても厳しかったと思う。
久保ちゃんらしき人にタオルを掲げた。もしかしたら手を振ってくれたかもしれない。とライブ後の所感はそんなところになる。
そしてスクリーンは大分見やすかった。総合的には悪くない席だったとは思う。
ライブTシャツには着替えた。タオルも開封して準備万端。
なお、ペンライトは持っていなかった。
ライブ本編
セトリを見ながら書いていこうと思ったのだけど、曲一つ一つにエピソードがある程覚えてもいない上、知らない曲も多かったので、時系列はちょっと適当に、ライブ中にあったことを書いていこうと思う。
最初は挨拶から始まった。1期生、2期生、3期生、4期生、5期生の順番に登場。今までの歴史を振り返るという感じで、初期の頃の曲が多かったみたいだ。
最初はぐるぐるカーテン。デビュー曲だ。
最初の仙台ライブの頃よりだいぶ曲を知っているせいか、普通に楽しい。曲名と曲が一致しないことはあるけれど、結構わかる。直前にオールナイトニッポンで予習をさせてくれていたからかもしれない。
そのまま、過去を振り返っていくという感じで、昔の映像を流して、ライブ、流して、ライブ。みたいな構成だった。初期から応援していた人にとってはきっと感慨深いのだろう。僕は「あ、これがデビューなんだ」とか「この頃はこの人もいたのか」という楽しみ方ができた。
そして最初のMCが入ったらしいがほぼ記憶がない。最初の挨拶だから盛り上がっていきましょう、くらいだったかもしれない。
ここからメンバーの手書き文字がスクリーンに写し出され、声優の佐倉綾音のナレーションによって読まれる。という流れが入っていく、最後に書いた人の名前が表示されるという感じだ。
最初は梅澤さん、始めた曲は「せっかちなかたつむり」だった。
ここで、一人ずつ歌唱メンバーがステージ上に現れるのだが、一人ずつ自分の名前を文字って「○○つむりー」みたいな自己紹介をしていた。
その中で、遠藤さくらさんがちょっと恥ずかしそうに「さくつむりー」みたいなことを言い出して、それを見ていた後ろの人が「頑張ってる……」と声を漏らしていた。
あー、そういう楽しみ方をするのか。と思った。アイドルは人格そのものを、理想への期待を売っているようだった。
上記にリンクを貼った嘉喜さんの記事で触れたけれど、僕が感じていた違和感は、昨今のアイドルという商売においてスタンダードのようだった。
曲中に友人に聞くと、オリジナルメンバーはいないらしい。中身が変わっても曲はそのまま残る、と。わかりやすい文化の継承と言えるかもしれない。
次は「狼に口笛を」という曲らしい。同じように手書き文字がスクリーンに写される。佐藤楓という文字が出てきた瞬間に「でんちゃんだ」という納得したような声がどこからか漏れていた。
さて、問題は次だ。
多分ファンは少しざわついていた。次は誰だろうと予想させるわけだ。手書き文字が表示され読まれていく。ところが、なんだかよくわからないことを言う。
「センター? ということは現役?」
そして、佐倉綾音の声が二重に聞こえてくる。周囲がざわつく、似た声だけど、どこか違う。最後の方になって、声が一つになる。
「もうやらないと思ってたけど」と最後にそう言って、画面に表示される「生駒里奈」の文字。
声を自粛しているはずの会場から驚きと悲鳴のような声が聞こえる。流石に僕も知っている名前だったので、「どういうこと?」と声が漏れた。
何か壮大なオープニング曲が流れ出していた記憶がある。幕が開き、そこから徐々に姿が見える。紛れもない生駒里奈だった。
もう観客は興奮を抑えられなかった。歓喜の悲鳴が漏れ出して、ペンライトはごうごうと燃えていた。
曲は制服のマネキン。
盛り上がる曲だ。観客は叫ぶというほどではないけれど、なんならほとんど普通に声を出していた。
ここで僕と友人も戸惑いながらも少し声を出してしまったと思う。「もしかしていいの?」という感覚を覚えた。
言い訳にはなるのだけれど、影ナレを聞いていなかったため、もしかしたら声に関して多少は許容するアナウンスがあったのかもしれない。と、そのくらいに思わせる声量だった。
後々触れるが、結局声は出してはいけなかった、当然だと思う。
曲が終わってすぐに生駒さんは袖へ下がっていく。コメントして欲しかったと友人はこぼしていた。
さて、とんでもないライブになってしまった。
観客の意識と喉はほとんど緩んでいたと思う。ここから先、しばらく制服のマネキン以前より大きな声が響いていた。
ここからは大した記憶がなく、普通にライブを楽しんでいたと思う。印象に残ったのはロマンティックイカ焼き。歌詞ヤバい、ビール一杯やりながら歌詞書いてんか、どんな曲やねん。
セトリを見ていると、嘉喜センターの曲と久保センターの曲が続いていたらしい。久保ちゃんはセンター張るくらい、めちゃくちゃ人気なんだなあ、と思った。
後々触れようと思っているのだけれど、嘉喜さんに関してはここからもうカカっていた気がする。なんかテンション高かった。
嘉喜センターの曲だったか、たしか両側のスタンド席みたいなところまで登ってパフォーマンスする時間があった。多分あの席が一番近くでアイドルを見られそうだね、と友人と話していた。
最後に生駒さんも触れていたけれど、このスタジアムは広すぎる。これをステージからサブステージまでアイドルが駆け上がる演出は何度もあった。
サッカーで言うならば、サイドバックが相手陣地の深くまで入ってクロスを上げるスプリントを何度もやっている感じだ。めっちゃキツイ。
疲れていたのか、どの曲は忘れたけど、目の前で清宮さんがコケてた。水を噴き上げさせる演出が入っていて、ランウェイ上が水びたしになっていたからだとも思う。心配にはなったけど、すぐ起き上がって踊っていた。
「ここにいる理由」という曲で、どういう登場の仕方だったか、卒業生の伊藤万理華さんが登場、生駒さんのときよりはぬるっとしていた気がする。
イントロが期待感を持たせる感じだったから、姿が見えた瞬間の盛り上がりはやっぱりすごかったような。
僕は名前を聞いたことあるようなという印象くらいでこの方は知らなかった。友人の最初の推しだったそうだ。
登場の際、そりゃそうかと思ったけれど、やっぱり声は上がっていた。そしてその後の掛け声もしっかり入っていたように思う。
やっぱり大してコメントせずに伊藤さんはハケていく。友人は不満そうだったけれど、要はこれはアンコールの前振りだった。
さて、この次の曲が「命は美しい」だったそうだ。遠藤センター曲。
多分、ここだった気がするんだけど、この光と身体を使った演出がめちゃくちゃサカナクションだった。
彼女がステージ上を走ると、その光が切り裂いていくようなエフェクトがステージ上に現れる。ステージ中央で足を踏んづけると、光が広がっていく。
他のメンバーがステージ上に立つと、その踏みしめた光が遠藤からメンバーに移っていく。それで曲が始まる直前に緑のレーザービーム。めちゃくちゃサカナクションじゃん。
友人は「よくある演出だろ」と言っていたし、その通りだと思う。
でもなんか上手く説明できないんだけど、めちゃくちゃサカナクション。あのパフォーマンス中の音楽とか「流線」そっくり。
その後数曲やってMCが入ったらしい、記憶が曖昧過ぎる。結構立ちっぱなしで聞くのも疲れるから、アイドルはもっとキツイだろう。結果的に4時間弱やるのだから凄い体力勝負だ。
そんなわけで、MC中は申し訳ないけど、あんまり聞いていなかった。ここまで2015か2016までの曲。みたいな話をしていたと思う。
さてどの曲だったか、ペンライトが緑になってアリーナ席が芝生のようになっているのを見た。卒業生のカラーだとか。もうサッカースタジアムだった。
日が傾いてきて、ペンライトの光も映える。流石に綺麗だった。こうなってくるとタオルを掲げても、この席では文字を確認することは難しいだろうと思った。
と、思ったらまさかの齋藤飛鳥初センター曲(?)の裸足のsummerであのタオルを掲げる曲が始まった。前振りでの一人コントは結構面白かった、笑いも漏れていたと思う。思わず「R-1出たいのかな」というめちゃくちゃおもんない呟きが自分から漏れた。
結局ここでも声は普通に出していた人が多かったと思う。
それでも、客側がイントロを聞いて「声出していい曲です」と勝手に言い出すのは如何なものだろう、と僅かな不快感をにじませつつも、影ナレは聞いていないから、あ、ある程度自制しながらならいいのか? という感覚だった。こういうとき、都合の良いように解釈するのは人間の性か、本当によろしくない。
僕は声出した方が得だよなあコレ……、と思いながら聞いていた記憶がある。声は出さないでひたすらタオル掲げてたけど、ちょっとくらいいいかと控えめに出していたかもしれない。これは自衛ではなく、本当に記憶が曖昧だ。
五期生の曲に移った。僕は五期生のいざこざについては大して興味もなく、詳しく知らない。だからアルノさんセンターでのActuallyは普通に聞いてみたかったから、絶望の5秒前は、そっちか。という感じだった。
Actuallyは2日目にやったらしい。聞けなかったのは残念だ。日常も聞きたかったけど、二日目だったらしい。しかも久保ちゃんのセンターだったそうだ。残念。
五期生の登場前に一人一人の姿がスクリーンに写され、その度に拍手が生まれた。友人はアルノさんか岡本さんか忘れたけど、拍手したがっていなかったが、結局していた記憶がある。
思わず「したれや!」と言ってしまった僕。最後の方で書こうと思っているが、ずっと応援してきた人からすると、やっぱり複雑な胸中がうかがえた。色々思うところはあるみたいだった。
ちなみに、曲は一部perfumeみたいだなと思った。友人は井上和をべた褒めしてた。「齋藤飛鳥に似てない?」と言うと「似てないよ」と言われた。僕の感性狂ってんのかな。
こっからガラリと雰囲気を変え、ごめんねfingers crossed、インフルエンサー。特にインフルエンサーは宮城で見られなかった分嬉しかった。「やったー!」と思わず言ってしまった記憶がある。
そして落ち着いたところでMC。何の話をしていたかは忘れてしまったが、特筆すべきは最後の樋口さんの注意だ。やっぱり声は出してはいけなかった。
ここの注意はめちゃくちゃ上手かったと思う、駄目なことは伝えつつも、「愛は届いてます」みたいな旨は伝え、不快にさせずに拍手でまとめる感じだった。「うわ、アイドル~」と思った。
そんなわけでMC明けの曲はしっかり我慢して、みんな声は出さなかったと思う。拍手で応えていた。
ところが、問題は今日絶好調、カカりまくりの嘉喜遥香さんである。
まず、嘉喜さんセンターのI see…は超人気曲で、盛り上がる曲だ。自身も好きな曲だから、イントロが流れた瞬間にテンションも上がった。「やったー!」と言ったと思う。語彙力なさすぎるだろ。
さて、この曲はサビ部分で一緒に歌える部分がある。そこの部分は我慢できた。周りはどうだったかは記憶にないけど、歌ってた人もいたような気がする。
サビ終わりの間奏部分、「ヘイ、ヘイ、ヘイ、フッフー!」みたいな掛け声が入るところで、嘉喜さんは煽り始めた。
これはいつもライブでやっているらしいし、僕が行った仙台のライブでもやっていたと思うのだけれど、カカった嘉喜さんの煽りはもう一段階上だったように感じる。
正確ではないが、以下のような感じ。
「盛り上がっていこ―!」
みたいな最初の煽りは、拍手というか腕を上げて応えた。
「まだまだいけるだろー!」
どうすりゃいいのかな、ジャンプとか? 拍手というか腕を上げて応えた。
「もっと盛り上がっていけるだろー!!!」
いや、もうそれは声でしか無理では?
「ヘイ、ヘイ、ヘイ、フッフー(小声)」
「まだまだいけるだろおおおおおおおおおお!!!!!」
「煽るなよもおおおおおおおおお!」と声が出る。
「ヘイ、ヘイ、ヘイ、フッフー!」
最後は大声ではないけど普通に声を出してしまいました。一時の興奮に身を任せてしまい、本当にすみませんでした。
会場全体も直前の樋口さんのアナウンスがあった直後にこの煽りをされてしまい、可笑しくなってしまったのだろう。
笑い声も同時に漏れていた記憶がある。嘉喜さんのテンションはいつも以上に高かったのだと思う。
その後のもう一曲、嘉喜センターの曲でもテンション高かった気がするが、ここは曖昧で覚えていない。
齋藤さんはここで上手く煽っていた気がする。「声じゃなくてもいけるだろー」みたいな感じで盛り上げていた。実際に声じゃなく手拍子かペンライトだったような、すばらしい。
いつも以上にカカっている嘉喜さんは、MC中に泣き始めた。
こんなお客さんの前で、こんなステージで、みたいな感動をひとしきり涙ながらに伝えた後。「なんて人生だ!」とセ・ラ・ヴィみたいなことを言い出していたので、本当に舞い上がって興奮していたのだと思う。
そりゃあこんだけの客とペンライト前にして、自分センターの曲歌ってたらドーパミンドパドパだし、「なんて人生だ!」と叫びたくなる気持ちも想像はできる。
二日目の嘉喜さんは煽りもなく大人しかったらしい。
友人は怒られたのかもな、と予想を立てていた。本当だとしたら当然だとも思うが、可哀想でもある。
アンコール前最後のMCが入る。たしかここで会場全体の記念撮影をしたと思う。僕はペンライトを持っていなかったけれど、友人は普通に貸してくれた。
まあ、基本装備みたいなものなのだろう、実際持ってない人なんて、見まわしてもいなかったように思う。
別に持って行かなくても楽しめるので、ペンライトをほぼ必須アイテムにするのは、逆にターゲット層を狭めている気がしなくもない。せっかくトップアイドルとして、アイドル好きじゃなくても行けるライブにできるのだから。
でも、あのペンライトで彩られた客席は、アイドルのライブでしか見られない景色ではあるのか。難しいところだ。
MC中は少し友人と雑談が主だった。話題が繊細なものなので省略する。
記念撮影はやたら段取りがめちゃくちゃになって、ドローンでの撮影はライトを消したり付けたり、今度はモニュメントも入れて撮影したり、梅澤さんが自分たちのメッセージなのに間違えたりと、グダグダだった。
でも、会場からあまりのぐだりっぷりに笑いは漏れていたので、こういう愛嬌を楽しむものなのだと思う。実際面白かった。
撮った写真は流石に壮観だった。
そしてここからのオーケストラゾーンは凄かった。生音なんてどうせ録音流されてもわからない雑魚耳の僕なのに、どうしてあんなにも胸打つのだろう。
もうここから僕は声を出さなかったと思う。とにかく、乃木坂の曲を、パフォーマンスを観ていた。
3曲を終え終了。アンコールは流石に手拍子。
アンコールから卒業生二人も参加、かなり盛り上がっていたし、また全員で会場を一周。生駒さんは衣装が違ったので見つけやすく、結構近くで見られたのは嬉しかった。
卒業生二人は最後の「乃木坂の詩」前に降板。この前に軽くMCが入り、卒業生二人がそれぞれコメントしていた。生駒さんはステージに出る前から不安があったが歓声が上がって嬉しかったという旨をコメントしていた。「秘密にしておきましょう」と添えていたのはとても良かったと思う。
未だ猛威を振るっているとはいえ、ライブ時は緊急事態宣言も、蔓延防止も敷かれていなかった。そろそろ折衷案や妥協、中和を探るときになっているのかもしれない。
最後の曲は皆ペンライトで踊っていた。綺麗だった。
言い忘れていたが、ペンライトによって音の速度が可視化できるのはなかなか面白かった。
ステージから一番遠くにいる僕から見るとリズムに合わせて、アリーナ席のペンライトの光がうねるのである。理科教育の教材にちょうどいいと思った。
これは気のせいかもしれないけれど、スクリーンの映像もその音の遅れを計算して映していたかもしれない。間違いないのは完全に同じタイミングでステージ上のアイドルと映像が動いていないということだ。でもここまで大きいハコならそういうことも考えるよな、とも思う。
友人が、最後の挨拶が始まったところで「出ようか?」と提案。たしかに人はエグいので同意を伝え、途中で出ていくことにした。
結果的に最後までアイドルの姿を目に焼き付けることはできなかったけど、充分に満足した。
あとはその後の話になるが、友人はまさかの物販に向かいたいと言い出した。次の節はそこから書いていこうと思う。
ライブ後
あのカカってた嘉喜さんはたしかに可愛かった。可愛かったので、友人はタオルを買うというのだ。思い出してほしいのだが、彼は既に齋藤飛鳥のタオルを買っている。
「これから俺は嘉喜ちゃんにするんだ!」とのことだけど、宮城のときは「あやめちゃん推しになります」の彼である。もうどうでもええわ。
この後、友人は無事タオルを購入し帰宅ルートへ入る。早めに出たのが功を奏したのか、帰りに見た物販に並ぶ人は凄まじかった。
新横浜からの方が帰宅は早いのだが、物販に寄ったことで、小机から帰ることになった。臨時列車だったので、車内アナウンスも「ライブお疲れさまでした」という感じだったらしい。友人はちゃんと聞いていたみたいだけれど、僕は聞けなかった、思ったより疲労していたのだと思う。
ちなみに新横浜駅に着いた途端、電車は満員になった。快適さを取るなら小机から帰るのがよいのかもしれない。
その後は友人と適当な居酒屋に入り、解散。
充実した週末の一日だった。
飲みながら友人の話を聞いていると、乃木坂5期生に関しては複雑な想いがあるらしかった。
話題が5期生の曲に移ったときだった。「どうして岡本とアルノは叩かれているの?」「過去は不問なのは普通じゃない?」みたいな疑問を投げかけたのだと思う。
彼曰く、アルノはまだいいけど、岡本はまだ受け入れられない。といった感じだった。
真偽のほどはわからないけれど、簡単に言えばアルノさんは被写体モデルとしてお金をもらっていたことがあること、そしてパパ活疑惑があったこと。
岡本さんについては乃木坂メンバーとして発表前に自らのSNSにメンバーが写った写真を投稿し、規約違反ということだった。
同様にSNS投稿で、とある乃木坂の先輩を攻撃した疑惑、そしてそれとは別に、学校でのイジメの加害者疑惑が持ち上がっているらしい。
過去は不問だからアルノはまだいいけど、5期生として加入できただけで今まで先輩が積み上げてきたものを馬鹿にした、そんな人がグループにいることに嫌悪感を覚えるらしいのだ。
なるほどなあ、という感じで聞いていた。5期生が出てきたとき「拍手したれや」と僕が言ってしまったのは彼の気持ちに寄り添えてはいなかったかもしれない。
今回のライブはそんな先輩の偉大さを5期生に見せつけるライブになっていたと思う、と彼はそんなことを言っていた、ネットで言葉を拾ってきただけかもしれないけれど。
別に僕はいがみ合うようなグループは見たくない、仲は良くて越したことはないと思うし、アイドルならなおさらだと思う。
実際はもしかしたら対抗心と言う名の憎悪は発生しているかもしれない。
それでも、ファンには綺麗なものを見せてくれるのがアイドルなのか、と思いつつある。ライブ中の遠藤さんのキャラクターへ期待するファンを見て思ったことだ。
だから、5期生も上手く馴染めればそれでいいと僕は思っている。もし先輩へ攻撃したことが本当だったら、それを改めるくらいの時間は残されているのだろうと思う。
公式発表されている限りでは犯罪したわけでもないのだから、せっかくグループが好きなら、嫌いになるのは惜しい気はする。
と、理屈を述べても、生まれるものが感情かもしれない。
あとは雑談だった。
このサプライズを1日目にだけする意味はないから、2日目にも卒業生は来ると考えて、僕でも知っている西野七瀬、白石麻衣の二人だろうと僕は予想した。乃木坂が好きな程、この二人は来ないという予想だったらしいけれど、結局二人とも来た。
大穴でもう芸能界を引退しているらしい橋本奈々未と言っておいたが、流石にこれはなかった。
最近卒業した人たちは話題に少しあがった程度で、来ないだろう、という認識だったが、それは大きく外れた。
結果として2日目は卒業生5名が来るお祭り騒ぎ。白石麻衣が最後に煽って、もう歯止めが効かなくなった会場にはコールまで起こったらしい。
コロナに関しての意識については以下の記事を去年の10月頃に投稿した。
例えば、今回声を出したせいでクラスターが起きて、コロナに罹患した人がいて、そして人に回り回り……。風が吹けば桶屋が儲かる並みに、最悪のケースを想定すればキリがない。だから、ルールは守るに越したことはない。
未だ猛威を振るい続けているけれど、緊急事態宣言も、蔓延防止も敷かれていない地域の会場だ。もうそろそろ折衷案や対立意見の中和を図るタイミングなのかもしれない。
ツイッターの投稿なので真偽のほどは定かでないけれど、二日目の会場で
『ずっと「声を出すな、ルールを守れよ」と文句を呟いていた会場の人がいたが、白石麻衣の煽りで理性が切れてしまい、大声でコールをし始めた』
という旨の投稿があった。
実際、そんなことも起こりそうだよな。というのが一日目の会場にいた感想だ。
声出しの問題はサッカー観戦でも起こっている。
この間、代表のチャントを歌い出して批判が起こったのは記憶に新しく、実際どこのサッカーチームの応援でも声出しについては議論があがっているようだし、SNS上ではいっつも喧嘩をしている印象がある。
あちこちから出る声を聴いているときから批判は来るだろうなと思っていた。当然のように、コールについてはネット上で「これだからオタクは」という投稿は多く見られた。
とりあえず、ルールを守れなかった、僕を含めた観客が悪い。
そして会場の中にはきっと声を我慢していた人も大勢いることだろう、その人からしたら腹立つ話だろう。自分は我慢したのに、ひとくくりにされるなんて。
僕も叫ばないにしろ、多少なり声を出してしまった。ルールを守っていない。
ただ、それなりに我慢はした方だから、「ルールなのに声出していてずるい」という小学生のような気持ちになる瞬間があったのは本当だ。
理性で押さえられない瞬間というのは、ライブにはつきものだろう、ロックミュージシャンがサイコーなライブをして、会場が揺れる、興奮のるつぼ。もう脊髄反射で叫んでいる。
「イエーーーーーーー!!!!」
終了間際、贔屓のサッカーチームが点を決めて逆転。
「イエーーーーーーーーーーーーース!!!」
コールが生まれたのも、そういう類のものかもしれない。身体中の血に流れる本能みたいなものが、煽りによって目覚めてしまった。理性で押さえつけられない興奮だ。
この記事を書いている間に、Jリーグが声出し応援を検討し始めた。
一部声出し応援エリアを作るといったもので、いかにも約束を破る人が出てきそうな検討だけれど、こうして少しずつ中和させるほか道はないように思う。
僕にとっての乃木坂46
僕は乃木坂46が好きだし、今回のライブもとてもいいライブだったと思っている。
ところが、アイドル個人を応援して、追いかけるという意味ではできなかったかもしれない。久保ちゃんを探して追いかけようという気は、途中から失せてしまった。
もちろん、直接会って話せたら嬉しいけれど、お金を払ってまで会いたいとは思わない。メールも有料のサービスを取らないといけないらしい、ブログも動画も、話題になったら見る程度だ。
そして今回のライブも、僕はやっぱり曲を聴いていたように思う。
ステージ上でのパフォーマンスを観ていた。個人個人の愛嬌よりは、全体の作品として見ていた傾向にある。盛り上がるところは盛り上がって手を振って、声を少しだけ出して。
多分、アイドルを好きになるには、僕は偏屈すぎるのかもしれない。素直に好き、可愛い、ダンスを見たい、彼女を知りたい。と思えれば気が付いたら推しているのだろう。
グループ全体の事情や伝統も全部ひっくるめて知って、愛して、応援できるのだろう。
思えば僕は好きなバンドは数あれど、バンドの歴史には、そこまで大きく興味が持てない人だった。
多分、曲ですべてを伝えて欲しいタイプなのだと思う。その曲を作るに至る背景とか聞くと納得こそすれど、曲だけで伝えて欲しかったと冷めるのかもしれない。
アイドルに関しては、もしかしたらある日突然、恋に落ちるように、誰かにときめくかもしれない。
「これが推しか」という感覚は未だ持ったことがないので、それはそれで楽しみだ。とある友人はアイドルではないのだが、始めて推しを持ったとき、かなり自分の感覚に驚いていた様子だったから。
どうせオールナイトニッポンは聞くのだし、僕は僕なりに、久保ちゃんのラジオを聞くかたちで乃木坂46を応援していこうと思う。
トップアイドルのライブを僕は見た。
日本のポップカルチャー最前線のライブは、最高に面白かった。
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