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子連れ美術館の2019年を振り返る 【豊田市民芸館】

スキ&フォローいただいたみなさまありがとうございます。引き続き、今年の子連れ美術館を振り返ります。

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みっつめは、豊田市の郊外にひっそりとある【豊田市民芸館】この時は、柚木沙弥郎さんの染色の展示をやってました。展示室内は撮影禁止だったので写真ありませんが、入った瞬間にわぁ!と声が出てしまうくらい、楽しい色とかたちが乱舞する空間でした。

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豊田市民芸館は、いくつかの建物が点在する園内を巡るかたちなので、お散歩しながら展示を楽しめます。園内には広い芝生もあり、土日は館内で折り紙を教えてくれる、子ども大好きなおじいちゃまがいたりします。

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土日は「勘桜亭」というお茶室で、お抹茶とお菓子が350円という嬉しいお値段でいただけます。立礼式なので、子連れでも気軽に楽しめますよ。

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この日のお軸は熊谷守一さんの「木守」でした。

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豊田市民芸館では、展示のほかにも陶芸や手織り、染色などの体験講座も行なっています。通常の陶芸教室だと、ろくろだけとか絵付けだけとか部分的な体験が多いのですが、ここは作陶から窯詰め、焼成、窯出しまで一貫して行うことが出来ます。園内に猿投古窯を復元してあり、それを使うことが出来るのも貴重な経験になりそうですよね。

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豊田市民芸館の近くにある「豊田市 民芸の森」は、民芸館の設立にも寄与した本多静雄氏の邸宅跡に作られた施設。竹林や資料館などがあり、人はほとんどいません。

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この日は「とよたアートデイズ」というイベントの一会場として、少しだけ作品が展示してありました。でもどちらかというと娘は、園内に山ほど落ちてたドングリに夢中でした…まぁそりゃそうだよね。

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猿投窯の発見者としても知られる本多さん、ご存命中はこのお庭の狂言舞台に人を招いて「陶器と桜を観る会」を開いていたとか。オリジナルの狂言を執筆するなど、とても教養豊かな趣味人だったようです。なんと理想的な生活…。

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民芸の森にある、江戸時代中期の建物を移築した「青隹居」。カラフルなふすまや屏風の可愛らしさ! 民芸というと地味なイメージかもしれませんが、この感覚は完全に現代にも通用するものだなぁと感心します。娘も、「かわいいねー」とお気に入り。たたみに転がって、すっかりくつろぎモードでした。(手に持ってるのは、民芸館でおじいちゃまにもらった折り紙の傘。)

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こんなモダンなふすま、あるんだなぁ。松本市の染色家、三代澤本寿さんという方の作品だそうです。

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ちなみに隣には、こんなケーキ屋さんもあります。「ケーキハウスアンジュ」というお店。外に小さなテーブルと椅子があるので、買ってその場で食べることも出来ます。飲み物の自販機もあります。バイクに乗った男性二人組も来たりして、結構賑わってました。

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豊田市民芸館と、豊田市民芸の森。先日紹介した豊田市美術館とセットでも行ける距離なので、新旧の建築をぐるっと巡るのもおすすめです。

さてさて、2019年もあと数時間で終わり。2020年も楽しいアート巡り情報を発信していきたいと思います! 皆さま良いお年をお迎えください。

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