ウイルスに対抗していくための3つのアロマ
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今日はウイルスに対抗していくアロマについてお伝えしていきますね!
ウイルスというものは自分自身では増えていくことができません。
増えていくために私たちの細胞の中に入り込み遺伝子のコピーをして、それをもとにウイルスのたんぱく質まで作り、新たなウイルスが出上がると細胞の外へでていきます。
1つの細胞からできるウイルスの数は100~1,000個。これを短時間の間に繰り返し、あっと言う間に体内で増殖していきます。
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アロマを使ったウイルス対策では、「抗ウイルス作用」つまりウイルスを抑制するという働きをもつ精油を選んでいきます。
インフルエンザもコロナウイルスもエンベロープという膜をもったタイプのウイルスで精油にとってはどちらかというと戦いやすい相手です。
さらに、抗ウイルス作用のある精油はじつは山ほどあります。
その中で、お子さんでも使えて、抗ウイルス作用が特に優秀なものとなると
・ラヴィンツァラ(またはユーカリラディアタ)
・ティートリー
・ローズウッド
この3本を持っていると安心だと思います。
それでね、一言で「抗ウイルス作用」といっても、じつは細かくみていくと
ウイルスの膜の機能を阻害したり、細胞内でコピーをする仕事を邪魔したりと、精油が作用するポイントが違っていたりします。
結果的にウイルスの活性を弱めることになるものはすべて「抗ウイルス作用をもつ精油」と一括りになるのだけど、どこから攻めるかの違いがあるのですね。
ちょっとした風邪であれば、ラヴィンツァラだけ、ティートリーだけでも十分かもしれませんが、いまはインフルエンザが大流行中。
風邪、コロナもいろいろと流行っているので、いろんな方法で多角的に攻めていったほうがいいでしょう。
ということで、使うときの組み合わせは成分構成ができるだけ異なるもの同士がよいと思われます。
風邪やインフルエンザのときにいちばん活躍するエース級の精油は「ラヴィンツァラ」(またはユーカリラディアタ)
・ウイルスに対抗する働き
・免疫力をサポートする働き
・たまった粘液の排出を促す働き
に関してとても優秀です。
かっこ書きで(またはユーカリラディアタ)としたのは、ラヴィンツァラとユーカリラディアタのメインの成分は「1,8-シネオール」で成分構成が似ているためです。
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次の「ティートリー」ではカギとなる成分はテルピネン-4-オール。
ティートリーは、ウイルスだけでなく細菌や真菌(カビ)にも強くさまざまな微生物に対抗できるという強みを持っています。
免疫サポート力もかなり高く、いきすぎた免疫の働きは抑え、足りない場合は刺激するといった「調整」をしてくれるので、感染症対策でもアレルギー対策でも活用できるという特徴があります。
ラヴィンツァラとティートリー、この2本はマストだと思います。
そして、最後のローズウッド。
リナロールという成分がほとんどを占めていて、穏やかでありながら
抗ウイルス作用や免疫刺激作用もとても優秀なのでこどもの感染症対策にはおすすめです。
香りもやさしいフローラル系です。
この3種類の精油、すべて抗ウイルス作用がありますが、武器となる芳香成分の構成が違うので、組み合わせて使っていけば、もし戦う相手がこの武器には耐性があるという場合でも、ほかの武器で対抗していくことができる。
そんなイメージで使っていくことができます。
ちなみ、ここで紹介した精油はお子さんでも使えるものを選んでいます。
大人の人ならもう少し強い働きの精油も使えますが、そのぶん皮膚刺激があったり注意が必要となるので、まずはここで紹介した精油から揃えてもらうのがよいでしょう。
そしていちばん大事なのは、どんなアロマを使うかよりも体の状態を整えておくこと。
当たり前のことだけど、睡眠不足だったり、疲れていてストレスがたまっていたり冷えた体だったら、どんな病原体に対しても感染のリスクは高まります。
マスクもいいけど鼻呼吸もとっても大事です。こういうときこそ当たり前のことを淡々とやっていきましょう。
あとは不安に飲み込まれないこと。
感染症に関しては、注意喚起という名目で不安を煽るような報道が多くなりがちです。
いま流行っているウイルスは何か特別に注意が必要、といったニュースが流れてきたとしても、実際にウイルス感染したときに体の中で起こることは大きくは変わりません。
不安になることで免疫をおとしますから、必要な情報はおさえつつも
必要以上に情報に振り回されないようにしていきたいですね。
精油は、ディフューザーで使ったり、植物油に希釈してリンパ節や背中、お子さんなら足裏に塗ったりアロマバスでもいいでしょう。
アロマのことばかり書いちゃったけれど、クレイバスや足湯、グリーンイライトのうがいもオススメですよ!
こちらの動画でアロマ・クレイの使い方を解説しています。
よかったら参考にしてくださいね。