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子どもの時間は子どもだけのもの

コドモタイムの事業のはなし

去年は今までの当たり前がそうでなくなる年だった。今年も、その動きは続くだろうし、でも、自分で決めた「起業する、事業を軌道にのせる」、という目標は、絶対に達成する。

新年、そんな決意を込めて、今日は、コドモタイムの事業について話したい。


今年の春に立ち上げ予定の株式会社コドモタイム。その事業は以下のようなものを考えている。

今までなかった’記者’として社会体験をしながら学ぶ表現の世界」をテーマに、多様な大人の仕事や活動の現場へ子どもたちが出向き、仕事を見学・体験すること、大人達をインタビュー取材する、という社会体験型の学び場を今年の春から始める。

子どもたちは、webメディアサイトの記者という肩書きを持ちつつ、記者workとして大人をインタビュー取材し、写真撮影する。子どもたちが撮影した写真や職業体験の様子は、webメディアで発信していく。記者workには、記事書き・写真撮影・デザイン・webコーディングなど様々な役割があるが、まずは写真を学ぶコースから開講し、実際のインタビュー記事や子ども達の体験の様子は大人のwriterが記事にする。


なぜ記者なのか

単なる職業体験ではなく、何故子どもたちが、「記者」という役割で社会体験をするのかということにはいくつか理由がある。

★広く社会へ情報を知らせることは、課題に対し、様々な立場にいる人を結びつけたり、情報を必要としている人に届けることで、課題を克服するための「気づき」を与えることが出来る。

★記者は当事者ではなく第三者。当事者に見えていないこと、気づいていないことを取り出し、私情を挟まず情報を俯瞰的に見て、情報発信をする仕事。

★現代は、皆が簡単に主義・主張を発信出来る手軽さを手にしている時代だが、故意・過失関係無く他者を傷つけず、リーガルマインドを持った情報発信が出来る情報リテラシーの力を身につけられる。

★とにかく、いろんな経験や技術、思い、考えを持つ大人と出会える刺激的な仕事。

私自身、前職は公的法人の職員をしており、その大半広報の仕事をしていた。全国の裁判所がある所在地すべてに事務所があり、その地に配属された職員の活動を取材し法人の広報媒体で情報発信するために、全国を飛び回っていた。国の機関であったため、企業のように莫大な広報費を掛けられず、しかしながら、国民の法人に対する認知度は上げなければいけない至上命題がある中、広報職員が法人内外の人と関係を作り、ネタがあれば取材し、インタビュー・写真撮影・記事書きまで全て行っていた。人員も限られ、膨大な仕事量だったが、今思えばかけがえのない経験をさせてもらったと思う。上記★で記した全ては、自分の原体験から導き出したものだ。

当時20代後半の私でさえ、広報担当として動き回った3年という限られた時間で、生きていく上で本当に大切な経験をたくさんした。様々なバックグラウンドがあり、大きな夢を持ち、強い意志を持つ大人との対話の中で、自分自身の生き方や価値観を揺さぶられ、心が震える経験を何度もした。

都内にはない、ゆっくりとした時間が流れ、澄み切った空気、広い空が広がる美しい地域に行けたことも宝物のような思い出だ。デスクに座っているだけでは決して味わえなかった思いや、出来なかった経験をして、毎日のように、自分がこれからどんな風に生きていきたいのか考えていた。若い私に刺激を与えてくれる大人にたくさん出会い、それを文章で表現し、表現した文章を読んでくれた誰かに「あれ読んだよ」「いい記事だった」「あの記事、○○への資料になるよ。助かった」と声をかけてもらう度、嬉しくてたまらなかった。

子どもたちに早い段階で、記者の仕事を経験することで、広い世界に触れて欲しい。いろんな生き方している大人がいるんだぞ、と知ってもらいたい。大人と接点を持ったとき、感じたことを、文章や写真、イラスト、動画、声、なんでもいいから自己表現して欲しい。そうして、自分の心の動きを外へどんどんアウトプットして欲しい。それらを、受容し、不足があっても可能性として手渡す環境を大人が作り、様々な世代の人たちに子どもたちが自己表現したものを見てもらう機会をコドモタイムで作りたいと考えている。自己表現する過程で、子どもたち自身に自分の個性に気づき、それを受容してくれる世界や大人がいることを知ってもらいたい。そうして子どもたちの自己肯定感を育てていきたい。


コドモタイムのmission・value・vision

まとめると、こんな感じになる(この内容は、もっともっと言葉を研いでいく必要があるし、表現は変わる可能性はあるが、軸は変わらない)。

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今日の起業ものがたりはここまで。

つづく。




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