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連載Vol.15 「気まぐれ八百屋だんだんこども食堂」

皆さん、こんにちは。松永毅です。
こどもしょくどう広め隊長として活動をはじめて15回目の連載記事となります。

今回は、東京都大田区の東急池上線 蓮沼駅から徒歩5分の所にある
気まぐれ八百屋だんだんこども食堂」さんに行ってきました。

気まぐれ八百屋だんだんこども食堂の近藤博子さんのことを
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

だんだんの近藤さんとは――――――
こども食堂の【元祖】です!
2012年の夏に開催した食堂で、日本で初めて【こども食堂】という名称を使いました。その名付け親が近藤博子さんです。

今回、お店に着くのが予定時間より遅くなってしまい、到着した時間が一番忙しい時間帯だったようで、次から次へと子ども達が集まってきます。

慌ただしそうだったので、近藤さんに挨拶だけして日を改めようと思ったのですが、
近藤さんが「忙しい時を見てほしいから」って言って、
中に招き入れてくれました。

中に入ると、高校生かな?ボランティアとして働いてる学生さんが数人と、スタッフの方が5〜6人ぐらい準備をしていました。
そして食事をしにきた家族連れや小学生がちらほら。
近藤さんが僕を中に招き入れてくれた時は、テーブルがもういっぱいで座って食事が出来ない状態でしたが、それでも席を用意して食事まで出してくれました。

その時の献立がこちらです。

○味つけ豚のブロッコリー添え
○野菜のクリーム煮
○ハチミツ梅
○ダイコンのおみそ汁

ご飯を食べている最中、近藤さんが「こどもしょくどう」のチラシをみんなに配ってくれて、
「今回、この映画の宣伝でここにも来てくれたんだよ」
「だんだんの名前も映画の最後に流れるんだよ」って映画を宣伝してくれます。僕より広め隊長だ!!

そうしたら、左隣にいた2組のご家族の方々が「映画絶対に観に行きますね!」と声をかけてくれました。
右隣にいたこども達は、
「え!だんだんの映画なの?」「え、違うの?チェッ…」って(笑)

みんな本当に楽しそうだったなぁ。

みんなで楽しく食事して、お喋りして、「またね」って笑顔で家路に帰っていく。僕がウン十年前の子どもの頃にみた風景が、今の東京にまだ残っていました。

前に少し記事に書いたのですが、この楽しげでにぎやかでアットホームな雰囲気って、毎回来てる子ども達にはすごく居心地が良い場所かもしれないけど、初めて来た家族や子どもはどんな心境なんだろう?って感じていたモヤッと感が、今回、ご飯を食べた後に小さい子を連れたお母さんとお話している近藤さんの姿をみた時、自分の思い過ごしだったことに気づきました。

近藤さんは、ちゃんと自分の目が届く範囲で活動されていて、近藤さんが積極的に食事に来た人たちに声を掛ける姿に、近藤さんの優しさを感じました。近藤さんの優しさがあるからこそ、だんだんは楽しい賑やかな雰囲気があるんだなと思いました。
そして、同じように他の子ども食堂のスタッフの皆さんも目を配って、工夫をして運営しているんだなと。

あーーー、僕はまだまだです(笑)

大きな声で
「気をつけて帰るんだよ!!」
と子どもたちに声をかける近藤さんの姿が、今でも脳裏に焼き付いています。

さて、今回はこれまでと少し違った観点でレポートしていきましたが、
どうでしたか? 
そんな近藤博子さんの
気まぐれ八百屋 だんだん 子ども食堂

【次回予告】
今回は墨田区にあります「ことといこども食堂」さんの
様子をレポートしていきます!
墨田区の子ども食堂さんを取り上げるのは
初めてでどんな場所でどんな風にこども食堂を
開催しているのか今から楽しみです!
次回も是非よろしくお願い致します。

松永毅

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