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マティス展(東京都美術館)

概要

『マティス展 Henri Matisse: The Path to Color』
東京都美術館
2023年4月27日(木)~8月20日(日)※月曜日、7月18日(火)休館
※ただし、5月1日(月)、 7月17日(月・祝)、 8月14日(月)は開室
9:30~17:30※金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)


これから行かれるための楽しみのために、あえて写真は載せていません


訪問時間

  • 木曜日(開催初日)

  • 晴れ

  • 10:00~11:00の回を予約購入済

  • 当日券は並ばず購入可能な状況

  • コインロッカーは奥の方が余裕あり(100円リターン式)

  • ベビーカー貸出・授乳室・ミルク用のお湯のサービスあり

会場の様子

  • 時間枠のスタート前に列を作らされるが、急いで並ぶ必要はないのではないだろうか…

  • 3ヵ月前のエゴン・シーレ展よりは混んでいると感じたが、キャプションで長く説明しているものが少ないので、人が溜まって見難いことはほとんどなかった。

  • 一部写真撮影OK。(それでも、かなり多め)

  • 子連れはいなかった。

感想

約20年ぶりの大規模な回顧展とのこと。
初期の頃の作品で日本初公開の《豪奢、静寂、逸楽》は珍しい点描作品で、彼の作風の変化が晩年まで観れる貴重な展覧会だった。

彼がよく用いたモチーフ「窓」が使われている作品も多く、比較しながらの鑑賞も面白い。
でも、線ではなく色でも感覚や感情を表現するというマティスらしく、色遣いは一貫して印象的で、「色彩の魔術師」と言われただけあるなと感じた。

彼が病気で体力が衰えたことがきっかけで始めた切り絵。
その代表的作品である「JAZZ」という作品集の部屋は、黒い壁にリズミカル作品が配されていていつまででも眺めていられそうだった。

そして最晩年の集大成ともいえるヴァンスの「ロザリオ礼拝堂」での仕事の数々。
ステンドグラスや、上祭服、告解室の扉など、彼が手掛けたものの解説を観た後に、4Kの特別映像を巨大スクリーンで観ることができる。
これは今回の展覧会のために撮影されたもので、ステンドグラスから入る光の移ろいをその場にいるかのように体験できるので、時間を惜しまずに観ることを勧める。

物販については、企画も質も良く散財必須。
例えばポストカード。
カード自体の値段は普通だけど、48種それぞれに合わせたフレームが別途売られていて、飾りたい人にはかなり魅力的かと。
その他にも、彼の作品と日本各地のレモンケーキをセットにしたものや、大小テイストも様々なトートバッグもあり、選ぶのにかなり悩んでしまう。
レジの台数も多くほぼ並ばずに購入することができるのも、嬉しいポイントだった。