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「竹中大工道具館」に行ってみた!

概要

竹中大工道具館
最寄駅:山陽新幹線「新神戸駅」中央改札口より徒歩約3分、神戸市営地下鉄「新神戸駅」北出口1または北出口2より徒歩約3分
開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

子連れ対応

  • 授乳スペース・おむつ替え台あり

  • 無料ロッカーあり

どんなところ?

日本で唯一の大工道具を展示している博物館。
日本古来からの優れた大工道具が3万点以上も収集・保存されていて、それらを使う人の「技」「知恵」、さらには出来上がる「建築」にまつわる文化について知ることができる。

子ども向けにも、大人向けにもワークショップが開催されていて、大工さんの技、木工の技術、道具の扱いなどを学ぶこともできる。⇒ イベントスケジュール

美しく手入れの行き届いたアプローチや門構え

元々あった樹木の伐採を最低限にとどめたという環境の中にあるこの建物は、地上1階、地下2階と3層。
いたる所に職人技がちりばめられた建物になっていて、それを見つけるだけでも感動するので、展示以外の空間もゆっくり観て回りたい。

1階ロビーは天然の無垢材を使った伝統の舟底天井
段板は一枚板をくり抜いてつくられているので木目が美しい

エレベーターももちろんあるが、吹き抜けに面したこの階段は珍しく、なかなか見れるものではないのでぜひ階段で展示階へ向かってみてほしい。

地下1階と地下2階をつなぐ吹き抜けには原寸大の唐招提寺金堂の柱と組物が

展示階へ降りると、「歴史の旅へ」「道具と手仕事」「世界を巡る」「名工の輝き」「和の伝統美」「棟梁に学ぶ」「木を生かす」の7つのコーナーが展開されている。
木の香りがして、木造の良さを体感できる空間になっていた。

墨壺など大工道具を実際に使って体験することができる
沢山の種類の木の断面とそれぞれ香りが違う鉋屑

大工道具の歴史や種類、仕組みを触って・見て学んだあとは、それを活かした職人の手仕事の美しさを堪能。
そして、その技を活かすためになくてはならない木について知れる材のコーナーも、普段なかなか見られない形で展示されているので勉強になった。

本格的な木工室ではワークショップが開催されている

じっくり丁寧に観るなら2時間は欲しいところ。
休憩スペースも広く庭を眺めながら休むことができるので、家族で来ても、ワークショップまでに時間があっても待ち時間に困ることはなさそう。

大き目の荷物が入るロッカーも完備しているので、新神戸駅を利用の際は立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。