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ヘザウィック・スタジオ展(東京シティビュー)
概要
『へザウィック・スタジオ展:共感する建築』
東京シティビュー
2023年3月17日(金)~6月4日(月)※会期中無休
10:00~22:00(最終入館 21:00)
これから行かれるための楽しみのために、あえて写真は載せていません
訪問時間
水曜日(開催27日目)
晴れ
10:00~11:00の回を予約購入済
当日の朝でもオンラインチケットは購入可能、当日券も販売していた
コインロッカーは美術展への動線から離れたところにあるので、流れから離れる必要あり(100円リターン式)
六本木ヒルズ内でベビーカーの貸し出しあり・授乳室はないが対応可
会場の様子
全く並ばずにエレベーターに乗れた。
森美術館、森アーツセンターギャラリー共に何もやっていない時期だったので、空いていたと思われる。
4/19以降は、一律+500円の追加料金にて森美術館「ワールド・クラスルーム」展へ入館できる(その逆も可)。
写真撮影OK。
Spun(スパン:トーマス・ヘザウィックがデザインした椅子)を体験できるコーナーは、子どもがいない時間の方が大人は楽しめるかも。
感想
世界的に注目されているデザイン集団のひとつ。
今秋完成予定の、麻布台ヒルズの低層部のデザインも担当。
ちょうど3年前に開催予定だったのがコロナで延期されていたもので、ずっと楽しみにしていたものの1つ。
会場デザインも彼らが担当したということで、空間全体で作品を感じられる内容の濃い建築展だった。
会場内は模型が沢山。
集合体により空間を作りだすのがコンセプトの「ひとつになる」のゾーンでは、全体像だけでなく、単体のデザインも一つの作品として展示されていたのが面白かった。
特に、2010年の上海万博でパビリオン・デザイン部門の金賞を受賞した、『上海万博英国館』は、アクリルの細い棒の先に6万種の野生植物の種が埋められていたそうで、それは一部を見るだけでもとてもワクワクするものだった。
他の建築模型についても、実際に建築され、その空間で人が過ごしている写真と共に展示されているので、そこに立った時を想像しやすく全作品を訪問してみたい気分になった。
最後にへザウィックがデザインした『スパン(Spun)』という椅子が体験できるコーナー。
人が座るとゆっくり回転するのだけど、体を椅子に委ねないとうまく回らないので、座る人の心の柔軟性が試されている気がした。
図録は販売されておらず、新建築社のa+u(2023年3月号)のヘザウィック・スタジオ特集が沢山販売されていた。
他は、作品のポストカードがあったのみ。